最近、ソーシャルメディアマーケティングの書籍を執筆している中で、いくつかの企業に取材させていただいているのですが、成功している企業の担当者はある意味「会社」という枠で収まらない人です。
企業の中の担当者として仕事をしながら、横のつながり、他社の人間の価値観、ファンの価値観と常に接している。時として批判的な意見も入ってくる。これって、会社に属しながらすでに半分「外の環境」に常にさらされているわけです。
そのため、企業内で起こっていることも、非常に客観的に見ていますし、自分が当事者として何ができるかを非常に意識しています。会社に依存しているわけではなく、「ここで何ができるのか? その選択肢が他よりも魅力的だから。自分がやるべきことがあるから、ここにいる」という感じです。
もしかしたら、企業がソーシャルメディアをマーケティングに活用することで、一番変わることは、自社中心主義の視点から解放されることかもしれません。お金を出せば、いい出広場所が買えるということから、外の視点から見てどう自社のことを伝えればいいのかをバランス持って考える視点です。
今日伺った中にも、
「ソーシャルメディアはユーザーの交流の場であって、そこに企業が出て行くのは、そもそも邪魔な存在。だからこそ、面白いヤツとかお前なら混ぜてやってもいいよと思ってもらわなくちゃいけない」というバランス感覚のある視点が聞けました。
今、政治家がまったく空気が読めない人たち代表になっていますが、社会のことも自分の会社のことも客観的にちゃんと空気が読めている人に会うと、まだまだ世の中良くなっていく兆しが見えて、うれしくなります。
にほんブログ村
0 件のコメント:
コメントを投稿