「それじゃあ、ユーザーが集まらないし、受け入れられないのでこうしたほうがいいですよ」ということを伝えるために、いろいろな切り口から話したり、成功・失敗パターンの事例を紹介したり…ダメだしだけじゃなく、僕なりの建設的な解決策や提案も話していたら、こんなに時間がかかってしまいました。
伝えることの難しさと、自分の説明力の乏しさと、とはいえ相談されているからには、ちゃんと理解してもらって活かしてもらわないと何の貢献にもならないという責任感で誠心誠意対応したつもりです。さらに、今回ご相談いただいた案件は、借り入れも起こして最初から資金投入してやる案件だったので、慎重にならざるをえませんでした。難しいなぁ。
昨日議論して、感じたことを以下5つに箇条書きしてみました。
自分がサービスや事業の立ち上げをやった経験と、相談されるときによくあるパターンなので、参考になれば…。
自分がサービスや事業の立ち上げをやった経験と、相談されるときによくあるパターンなので、参考になれば…。
1:プランニングで全方位から考える。その上で、さっさとプロトタイプを作って実験する
いつまでも検討ばかりしていてもしょうがないけど、事前に何も考えないのもよくない。とはいえ、大きな投資を必要としないスタートアップは、さっさとプロトタイプ作って、ユーザーの反応を得てしまったほうがいいと思います。間違いなく! 結果的にスピードが上がり、資金繰りも楽になります。
2:目的と手段を逆にしない
自分が設定した手段に捉われて、もともとの起業動機とずれちゃいけない。スタートアップのときには特に、なぜ起業しようと思ったのかという想いを優先したほうがいいと思います。いつのまにか、その想いを実現するための手段として選んだサービスだったのに、練っている間にマネタイズのことを意識しすぎて、当初の目的からはかけ離れたものになっていることがあります。これは要注意です。
3:ユーザーのニーズを無視すると、誰も使わないものに陥る
昨夜の場合は、これでした。。。もともとクライアント対応が得意な方だったので、どうしても顕在化しているクライアント側のニーズだけを聴いてサービスを設計していたようです。むしろ、ユーザー側のことを散々考えてリリースして、その後にマネタイズの方法とか考えたほうがいいですね。
初期投資を覚悟していたからこそ、クライアント側のニーズを重視してしまう気持ちはわかるのですが。。。
「ユーザーが困っていること=集客コストが安くできる」ということを忘れずに!
4:人材のアサインやチームビルディングはできるだけ早い時期に!
スタートアップでうまくいくためには、臨機応変に自分で考えて動ける人材が必要になります。だからこそ、プランニングのタイミングからチームができていたほうがいいです。だって、一緒に考えて作ったプランだからこそ、自分で判断だってできるし、なによりスタートアップに参加する人間だったら自分が考えたプランじゃなくちゃやる気が起こらないぐらいがちょうど良かったりします。
5:「やりたい」「やりたくない」の違和感を口にするのは大事
想いがあって起業しているからこそ、「そっちが儲かるのはわかってるけれどやりたくない」という感情には素直になったほうがいいと思います。昨日のMTGですごくいいなぁと思ったのは、ちゃんとその方がこの感覚を口にしてくれました。結局、サービス開始したら続けていくことになるし、磨いていくことになるので、だからこそこういう「やりたい」「やりたくない」の感覚をちゃんと大事にしたほうがいいと思います。
僕に相談が来るサービスなので、BtoCサービス立ち上げの5つの注意と、考えてください。
こうやって書き出してみると、自分でもいかにユーザーのことを重視しているかを再認識できました。
こうやって書き出してみると、自分でもいかにユーザーのことを重視しているかを再認識できました。
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