「何が問題なのかが問題」
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僕らが日々仕事で直面しているのは、課題を解決するための方法を考えて、実行に移し、うまくいくように運営することです。
しかし、最初の「課題設定」で間違ってしまったら・・・。間違った課題設定を唸りながら解き、総出で苦労しながら実行に移すものの…「あれ? 当初の課題は解決できたけど、それで何がしたかったのだろう?」という悲しい結末になりがちです。
そして、苦労して実現したことは組織として正当化する力が働いてしまいます。
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クリエイティブさとは、この何が課題かを見極める力です。多くの組織が間違った課題を設定する間違い、苦労する方法を選び頑張ったと賞賛する文化を壊すことです。
良いデザイン=問題解決ができること、と言われてきましたが、今はさらに良いデザインを引き出すための課題設定能力が必要とされているのだと思います。
課題設定が得意な職業としてのコンセプターや、編集者あたりが活躍できる範囲はまだまだあると思うんだけどなぁ。
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