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2008/11/22

TOPSHOP、iPhone(ソフトバンク)など。書店流通を活用したプロモーション施策(雑誌編)

マーケティングの4Pのうち、流通Placeのお話です。


書店がつぶれていくという話がよく語られていますが、流通チャネルということを考えればまだまだ力を持っています。ちなみに、ちょっと調べてみたら2001年時点で、2.1万店舗から2008年時点で1.5万店舗に減少しているようです。でも、これだけの流通網で商品が店頭に置かれる仕組みを作っているところは他にコンビニかキオスクぐらいしかないでしょう。


さて、その書店を企業の告知スペースとして、雑誌や書籍を流通することに活用する事例が増えてきています。もともと、雑誌というメディア自体が、広告を掲載したり、新製品の情報を取り上げてもらったりということに企業は活用してきていたわけですが、どんどん直接的に、PRするための雑誌を作り始めました。もちろん、雑誌を流通させるためには雑誌コードが必要なため参入障壁が高いのですが、もともと雑誌コードをもっている出版社にお願いして「別冊」などの枠組みを使って出している例が多いようです。

・TOP SHOP

・iPhone(ソフトバンク×切り口がハニカムを活用してクリエーターに向けてます)


・楽天お取り寄せブック(blogでも紹介しました )



自社でこのようなPRメディアを出すメリットは、流通だけではありません。メディアで取り上げられていると、読者は「正しい情報」のように感じてしまいます。自社のPRであるため記事として書いてあっても、有利な切り口で紹介できます。また、副次的ですが書店以外の場所、たとえば店頭などでPRとして活用したり、過去に自社製品を購入してくれた優良顧客に送付することで、再度の購入・リピートを促すということもできます。資料請求として、無料で雑誌をプレゼントという方法をとって、見込み客を集めるということもできます。


企業の宣伝方法も、CMなどのマス向けから徐々に費用対効果を求めて変わってきています。だからこそ、このようなメディアでの広告手法に注目が集まるのです。マーケッターがカスタマー定義をちゃんとやって、「効く」プロモーション施策やコミュニケーション戦略を立てることが求められています。

そんな時代だから、株式会社空気読みの、現場をちゃんと知ってカスタマーを語れる「カスタマー原理主義」×「メディア特性の経験」が受け入れられているんだろうなぁ。ありがたいことです。

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