この本に刺激されて、このエントリーを書いています。
12世紀ルネサンスは、本当に知的刺激が得られる素晴らしい本でした。
一言で言えば、「異文化がぶつかるときに、新しいものが生まれる」ということを歴史的に実証している本と言えると思います。
西欧社会から失われていた古代ギリシャの文明や科学を、アラビア世界経由で再発見した時代。宗教的な違いや言語の違いなどを超えて、アラビアに学んだ人々の功績。そして、イベリア半島などの文化がぶつかる地点の重要さなど、今にも通じることがたくさんあります。
個人的に言っても、海外に行ったときに行き詰まっていたアイデアがスパークすることや、他文化の視点から日本を見て気が付くことが多々あります。そして、今取り組んでいる書籍もNYと日本というやりとりで作っているので、異文化がぶつかることで浮き彫りになる事実があって興味深いです。
そう考えると、ソーシャルメディアを使って異文化がぶつかったり、議論できたりするチャンスは、人類にとって第三のルネサンス期になるかもしれないですね。
民族運動や、民主化運動のツールとしてのソーシャルメディアという側面に今は注目がいっていますが、次は異文化の衝突から新しいものが生まれるムーブメントが来るでしょうね。そう考えると、ソーシャルメディアを使って異文化がぶつかったり、議論できたりするチャンスは、人類にとって第三のルネサンス期になるかもしれないですね。
個人的にも、もっともっと異文化衝突する機会を増やしていかないと。
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