グローバル サイトタグ(gtag.js)

2011/04/30

「空気を読む」。その上でどうするかなんだよね。

GWに突入しましたが、まだ仕事と格闘しています。もうちょっと頑張ったら、震災ムードを忘れるために現実逃避します。

「戦略PR 空気をつくる。世論で売る。」の本田さんが、「震災後に見るソーシャルメディアと戦略PRの重要性」という記事を書いています。その中の一部を引用します。


さらに、未曾有の大震災は、一夜にして消費者の価値観をも変えてしまった。民間調査会社のシタシオンジャパンの調査によると、「消費行動を通じて社会に貢献したい」という回答は震災前後で約40%から70%近くにまで跳ね上がった。
 多くの企業にとって、「今後のマーケティングにどう取り組むか」は悩ましい課題といえるだろう。いったい、企業は今後どのようなコミュニケーションを行っていくべきなのか。
 ここで私が思うのは、これまで以上に世の中の「空気」と向き合うことが、企業にとって重要になるということだ。ここでいう「空気」とは、社会的な世論でもあり、消費者やマスコミの関心だともいえる。
 この「空気」をつくるのが、戦略PRという手法だ。しかしこれからは、「空気をつくる」という発想に加えて、これまで以上に「空気を読む」というスタンスが重要になるはずだ。
 この観点においても、ソーシャルメディアは企業のコミュニケーションにおいて切っても切り離せない存在となる。


僕の思っていることを代弁してもらったようで、とてもうれしい気持ちになりました。起業した時に、会社名に「株式会社空気読み」と名付けたら、周囲の人から「最も迎合しない人」がなんでこんな名前付けたの?と不思議がられました。

いやいや、そうじゃなくて、「空気を読んで、あえて空気を読まない発言するのも僕の役割です」とよく答えていました。周囲の状況や、時代環境、生活者が本当にどう感じているのかを把握した上で、何を提案するのか?それが僕の役割だと感じたからです。

ときには、順張りで提案するときもあれば、「あえて」と逆張りを提案するときもあります。そして、この「空気を読む」のに最適なツールがソーシャルメディアだと思っています。

以前、本にも書きましたが、僕にとっての「空気を読む」の原点は「人」です。雑誌の読者やサイトの利用者に会いに行く。家を訪れると多くのことがわかる。顔が見える個人の感想が聴けることで、何を欲ししているのか?どんな文脈でその発言なのかがわかります。

それが、ある程度置き換えられるようになったのが、ソーシャルメディアです。その人の発言の文脈や背景、そして「顔」が見えるからです。もちろん、家に行ったり実際に会うことまでの濃い情報量には追いついていません。しかし、逆に従来潜在的で表に見えてこないことまで、ソーシャルメディア上では本人も知らず知らずのうちにつぶやいてることがあります。それが見えることが、面白く仕方がないのです。

僕の趣味はだから「空気読み」です。そして、「空気を読んだ」上で、どう行動するのか?何を変えていくのか?を提案することです。ということで、本田さんの素晴らしい記事に触発されてしまいました。





にほんブログ村 経営ブログ 広告・マーケティングへ
にほんブログ村

2011/04/27

ソーシャルメディア時代に、必要な要素は「愛嬌」かもしれない

至極当たり前のことで、わざわざBlogに書くことがどうか迷ったのですが…。

周りを見ていても、人生を楽しんでているのは、顔を上げて他人とコミュニケーションを取っていく人だなぁ、と。
下を向いていて目をあわさないようにしている人ではなく、常に顔を伏せずに、話しかけられやすいような表情をしている人たちです。

ソーシャルメディアで興味関心が同じ人だったり、会ってみたいと思う人って、必ずこの「顔を上げた」コミュニケーションができて「愛嬌」がある人たちなんですよね。

「愛嬌」ってすごく定義しづらいのですが、人を寄せ付けない雰囲気はまったくなく、どこか突っ込みやすいところがある人です。だから、つい、話しかけたくなります。完璧じゃない人。もしくは隙のある人とも言えるかもしれません。


そして、「愛嬌」があるから、飲み会の場や集会に、ついつい呼ばれる。そこで「顔を上げていて」オープンで話しかけやすいから、新しい知り合いができやすい。そして、また次の集会があったときに呼ばれる。

だって「愛嬌」がある人って、いないところでも話題にのぼることが多いですよね。

この繰り返しでいつのまにか、みんなのハブになり、いつの日か気がついたら、一角の人物になっているのです。

ソーシャルメディア活用法って、技術的なtipsやセルフブランディング的な話よりも、人としてのコミュニケーションスタンスを教えてもらったほうが近道だと思います。

ぶっちゃけて言ってしまえば、ソーシャルメディアをうまく使えている人って、ソーシャルメディアがなかったとしても、友達や知り合いと楽しくコミュニケーションができていた人たちです。

さらに、企業ブランドでも、ソーシャルメディア上で多くのファンと盛り上がっているのは、ソーシャルメディアがなくても、ファンから愛されている愛嬌のある企業ブランドなんですよね。


にほんブログ村 経営ブログ 広告・マーケティングへ
にほんブログ村

2011/04/25

「可能性追求病」かもしれない?

新しいことにチャレンジしたり、新しい使える知識を得て、できることが増えるときの喜びって、なんて呼んだらいいのだろう?

自分の中では定期的に、この新しい技術というか知識を手に入れたい欲求が高まってきます。

6月発行に向けて動いているダグラス・パーヴァイアンスさんの書籍にも、「コンフォートゾーンから一歩踏み出す」ということが一つのキーとして出てきます。

「最初はどきどき・ふらふらしながら始めるのに、いつの間にか自分の得意分野になり、楽にできるようになっていく。そうしたら、その場所に居続けるのではなく、新しいことにチャレンジしていくんだよ」という意味で語ってくれています。


僕の場合は、コンフォートゾーンに居続けようという気持ちよりも、未知の新しい技術や知識を手に入れたいという欲求が働くようです。新しい知識や新しい技術を身につけると目に見えるものが変わったり、今までは会えなかったような人とコミュニケーションできる機会が手に入ります。

たぶん、今までもこうやって新しい機会を得てきたから、脳が学習していて新しいことを学んでみたり、チャレンジしてみたいと感じるのだと思います。「可能性追求病」という一種の病かもしれません。

一人株式会社で、フリーエージェントで生きて、本を出すということにも挑戦してきたので、次の新しいチャレンジを少しづつ準備していこうと思っています。まだ自分でもよくわからないのですが、とりあえずいろいろ動いて、人と会って、学ぶことから始めていきます


にほんブログ村 経営ブログ 広告・マーケティングへ
にほんブログ村

2011/04/22

本当にこんなに必要ですか?


世田谷区議選の候補者ポスターです。立候補者82人。つい「受かれば4年安泰の商売だからなぁ・・・」と思って調べてみてら、定員50人。。。ということは、倍率1.64倍。結構な当選確率!

そして投票ルールは、ここから1名選ぶ。82人の中から1人選んで投票するって、もうすでに考えることを放棄する人増えるでしょ。。。

節電生活の東京を経験すると、電気と同じで気が付かなかったけど、本当に必要な物なんだろうか? エネルギーを無駄に消費してないかを気にするようになりました。

この選挙活動も、人数もエネルギーが無駄に感じてしょうがない。本当に50人で議論できるの?少人数で小回りよく運営したほうがいいんじゃないの?

いまどき、編集されてなくて、何のタグ付けもされてない情報を見て、イライラしました。本当に選挙行かなくちゃダメ? 棄権者1万票あたり1人定員枠減らしますとか、ルール加えませんか?

にほんブログ村 経営ブログ 広告・マーケティングへ
にほんブログ村

2011/04/20

正直は最大の戦略。駆け引きするより、人を信頼したほうが結果正しい。

「正直は最大の戦略である。」社会学者の山岸俊男さんの言葉です。
なにより、実験に基づいて出てきている言葉だから力強い。

実験によって、お互いが正直に振舞うことが、もっとも利益を得る戦略だったという結果を指して言った言葉です。

逆に「人は利己的な存在だけど、しかし人々がみな、自分だけの利益だけを考えて行動をすると、社会的に望ましくない状態になる」。これを社会的ジレンマと言うようです。


一時期、書店に並ぶ本も「交渉術」だったり、いかに人に出し抜かれないか? 自分が損をせずに、自分の要望やメリットを通すかに力点が置かれていました。

なんだか、お互いが出し抜かれないように、そのために努力することに違和感がありました。不信感のインフレ?みたいな感じです。

しかし、今まったく逆のトレンドになっていると感じます。
そのもっとも象徴的な例が「日本」でしょう。

外交上の駆け引きや、自分の意見を通すことがうまくできない日本。リーダーシップがはっきできずに、いつもODAとか他国の援助ばっかりして。日本は世界中で舐められている…。といったことが言われていたように思います。

先日の震災でよくわかったことは、そんな不器用で愚直で、駆け引きが苦手な日本が、世界中の人たちから愛されていたんだなぁということ。

世界中から義援金が集まり、「あのときに支援してもらったら…」と感謝され、本当に心配されていることを目にして、ああ、やはり「正直は最大の戦略」ってホントだなぁと改めて感じました。

これって、ソーシャルメディアがプラットフォームになり
可視化される時代の生き方にも当てはまると思います。

基本的には、相手はいい人だと思ってオープンに付き合ってみる。
知り合いの知り合いだったら、その人を信じてオープンに付き合ってみる。
もし、悪い人だったら結果人がその人の周りから離れていくから淘汰されるはず。

逆に、自分も正直にオープンに生きることが求められます。
まあでも、日本の例にもあったように、完璧な人であろうとするよりも、ちょっとぐらい弱くて不器用なところがあったほうがオープンで自分を偽らずいいですよね
そういう意味では、いい時代じゃないですか!

「正直は最大の戦略である」
大好きな言葉です。



関連リンク
ほぼ日刊イトイ新聞 信頼の時代を語る 山岸俊男さんの研究を学ぼう。
ほぼ日刊イトイ新聞 やっぱり正直者で行こう!

にほんブログ村 経営ブログ 広告・マーケティングへ
にほんブログ村

2011/04/18

一歩踏み出すときには、リスクヘッジも忘れずに。


次の生き方へ向けて、一歩を踏み出している人と出会うことの多い震災後の春です。僕は、その人が決断しチャレンジするのを応援する側にいつでもいたいと考えている立場です。

先日飲み会で、とある人が「みんなフリーエージェントになって大丈夫かな?」という会話がありました。

それを聞いて、ちょっと責任を感じていました。確かに僕らの世代(30代後半)を見て、下の世代(20代)が行動を起こしている事実があるからです。本気でフリーエージェントになったほうが力を発揮できる優秀な人をたくさん見てきてもいます。

しかし、安定した生活を捨てて、やりたいことを始める人の後押しすることはできるものの、自分がその人の生活を守ってあげられるわけではありません。無邪気に背中を押してばかりいるのも良くないと思って、その後いろいろと考えていました。

ゆるくやっているように見えて、我々世代はビジネス経験をそれなりに積んでいるので、結構戦略的だし打算的に安全策も準備してあります。この辺のリスクマネジメント慣れしているのが団塊ジュニア世代の特徴かもしれませんw

若い世代が、勢いで挑戦することは応援したいし、「今なら取り返しがつくだろうから、ガンガンやったほうがいいよ」と言ってあげられます。それは、彼らには「食えなくなったら、また今から会社に入って働けばいい」という選択肢があるからです。この選択肢があるからという覚悟で飛び込むのであれば、問題ないと思っています。

一方、僕らの世代は安全策として、いままで築いてきた有形資産や本業以外の事業をうまく組み合わせることだったり、出会ってきた人脈などがあるはずです。自分なりにこういった有形無形の資産を組み合わせて、リスクが取れる状態をそれなりに作って始めている人が多いと思います。

つまり、若い世代は「若い」ということが大きなリスクヘッジになり、僕らの世代は「安全策」を構築しておくことが、リスクヘッジとなります。


自分にとってのコンティンジェンシープラン(危機管理計画)があれば、リスクを取って大胆に挑戦することができます。結局、自分の頭で考えて、自分の責任でサバイバルしていかなければならない時代です。逆にいままでの場所にいるほうが、リスクが高まるという人だっているでしょうから。


だからといって、完璧なリスクヘッジ策なんて、いつまで経ってもできません。ある程度のところと、踏ん切りを付けて前に進まなくちゃいけません。

今回の震災によって、ある人は「生きているうちに挑戦しよう」と感じただろうし、ある人は「コンティンジェンシープランを準備しておかなくちゃ」と二種類に別れたように思います。しかし、現実には両方うまく組み合わせて、それなりのところで決断して前に進むしかないのです。

といろいろ考えていましたが、やはり今の日本では「その他」である自分で仕事を創って生きる生産者の人たちを引き続き応援しますし、僕もそのロールモデルになれるようにがんばります。







にほんブログ村 経営ブログ 広告・マーケティングへ
にほんブログ村

2011/04/15

当たり前から目を覚ますことから、行動が始まる。



今週、この記事をベトナムのフエで働く川村さんのblogで紹介していただきました。「人生をリストラする」という記事です。とてもいいエントリーなので、読んでみてください。

若い世代が、今の恵まれている日本の環境に不安感や危機感をいだいて、自分なりのやり方で「自分なりのライフスタイル」を取り戻そうとしているように感じます。誰かが決めたライフスタイルからの脱却です

そのためには、勇気もいるし、周りから変な人扱いされることもあるでしょう。でも、ソーシャルメディアによって、同じような挑戦をしている人同士が刺激し合うことができる時代です。

もう恵まれた環境にあぐらをかいていればいい時代は終わりました。頭に汗かいて、どうやって生きていくのが自分にとっての幸せかを考えましょう。

僕も当たり前のことから目を覚まして、自分の頭で考えて行動しようと心がけています。きっと、数年後あのとき、目を覚まして行動して良かったと思えるときが来ると思ってます。


にほんブログ村 経営ブログ 広告・マーケティングへ
にほんブログ村

2011/04/13

TechWave塾に参加して感じた塾という場の4つのメリット


湯川鶴章さんのやっているTechWave塾第四期に参加してきました。

実は、ちょうど昨年の今頃やっていた第一期にいろいろと縁があって飲み会に参加していました。
そのおかげで、第二期の卒業飲み会や忘年会、1周年記念パーティなど、飲み会になると声をかけていただいて
いつかは塾にちゃんと参加しなくちゃ…という思いがあり、今回第四期に参加してみました。


四期を始めるにあたっての湯川さんによる告知は以下のようなものでした。


 さて今回はその中でも第4期TechWave塾のお知らせです。
 第3期は「ブログ、ツイート一切禁止、8時間ソーシャルウェブ激論会」と銘打って開催しました。mixi副社長の原田明典さん、Facebook日本代表の児玉太郎さん、多摩大学の公文俊平先生という日本の最高峰のソーシャルのビジョナリーを講師に迎え、ソーシャルウェブの今後についてのビジョンを確認しました。

 第4期では、この第3期の中で明らかになった近未来ビジョンをベースに、受講者それぞれに、それぞれの企業における具体的な戦略を考えていただきます。そしてそれをソーシャルインフラ運営者やベンチャーキャピタリストに提案しフィードバックを得るとともに、参加者みんなで議論していくという会にしたいと考えています。講師は現在調整中ですが、前回同様のビッグゲストにお声がけしているところです。また今回はアジアにおけるソーシャルの最前線に詳しい方にも来ていただくことにもなりました。

実際の塾の内容は有料のコンテンツということもあり、紹介するのは控えますが、今回「TechWave塾」という場に感じた可能性を紹介しておきます。

1:未来に関して濃い議論ができる
通常、「ソーシャルメディアによって何が今後変わっていくのか?」などの前提を共有しないかぎり、その先に起きることや、われわれの意識の変化、マーケティングの変化などの議論はできません。

しかし、前提を共有しているメンバーなので、その先の未来について濃い議論が可能です。普段、もっと議論したいのにディスカッション相手がいなくてフラストレーションが溜まっている人にとっては、こんなに知的好奇心が満たされる場はないでしょう。知識が一定レベル以上の人たちで集まることのメリットです。

2:塾生自体がコンテンツを持っている
参加金額のハードルや、湯川さんというフィルターがうまく働き、集まってくる塾生たちが非常に魅力的です。それぞれがやっている仕事や取り組んでいることが、この塾をやっている期間にもいろいろと変化していくのを感じられます。

意識が高く、それぞれが第一線で戦っているメンツだからこそ、塾後の飲み会でも非常に刺激的です。TechWaveのコンセプトにもありますが、日本だけでなく世界に対しての視点を特に刺激されました。


3:講師による講義よりも、講義後の議論がメインディッシュ
通常の勉強会は、「講師の話」がメインコンテンツになると思います。誰かが塾生に教えるという形です。しかし、TechWave塾の場合は、講師による話はもちろん素晴らしいのですが、そこから生まれる講師と塾生の議論・質問がメインディッシュになっていました。

Peer to Peerの学習が、ソーシャル時代の学び方だという話もしていましたが、まさにこの場がPeer to Peerの学びの場でした。

4:塾生や講師などから、人のつながりが拡がる
FaceBookで運用している塾OBのコミュニケーションの場による常日頃の情報共有・議論。関係者が飲んでいると気軽に集まる仲間。そこで、また新しく生まれる出会い。

TechWave塾という共通点から講師やOBとのつながりがどんどん深くなっていきます。湯川さんの人柄ということもあるのでしょうが、湯川さんの知り合いだったら悪い人はいないという信頼のネットワークが働いているようです。



ということで、第五期の募集も始まっているようですので、刺激を受けたい人はぜひ入塾してみてください。一気に、仲間や同士が増えますよ。


にほんブログ村 経営ブログ 広告・マーケティングへ
にほんブログ村

2011/04/11

釜石市の震災復興ポスター。こういう元気付ける広告はいいなぁ。


今日で、311からちょうど一ヶ月です。本当に長く感じます。

twitterでたまたま見つけたのですが、岩手県釜石市の震災復興ポスター素晴らしいです。元気がもらえます。ほら、まだまだ広告だって人に元気を与えられるよ!




写真とコピーだけで、すべてが伝わる。

追記:釜石市の震災復興ポスタープロジェクトのサイトを発見しました
復興の狼煙 ポスタープロジェクト


同じくtwitterで知った広告です。日本政府がちゃんと海外の主要紙に御礼広告を出していたのですね。世界中から寄付が集まっているときに、誰かが政府が御礼広告を出すべきだとコメントしていましたが、その通り実現されたようです。

英語バージョン


中国語バージョン(人民日報サイト


韓国語バージョン


世界の人への御礼と共に、「日本は大丈夫だよ」というメッセージになりますよね。


にほんブログ村 経営ブログ 広告・マーケティングへ
にほんブログ村

2011/04/08

この時期、生き方を変える決断をした人が増えている。




先日、TechWaveコミュニケーションマネージャーで、4月からループス・コミュニケーションズに入社した鎌田さんのゲリラ誕生会に参加してきました。TechWave塾に参加したことで、1年で大きく人生が変わった人の一人です。
最近、こういう人生の転機を迎えた人(もしくは迎えようとする人)に遭遇することが多いです。
4月からフリーエージェントになった人々もいるし、最近相談を受けた人には、現在の仕事をすべて辞めて、住む場所も新天地に移り、自分が信じる事業を始めようとしている人がいました。
春だから、というだけではなく、「震災」という大きなきかっけがあって、動き出した人が多いように感じます。
もはや、いままで悩んでいたことを実行に移さない理由がなくなったからでしょう。
僕も、3年前に会社員生活を辞めて起業することにしたわけですが、本当にすっきりしました。なんだろう、人生のコントロール権を自分に取り戻したような爽快感です。なにより時間の使い方の決定権を取り戻したのが最大の喜びでした。

もちろん自由の裏返しには、責任があるわけなので。その自由をどう使って、食っていくのかは自己責任です。でも、この自己責任が好きな人にとっては、こっちの世界に来てみるのは本当にオススメです。
今回の震災で、大きくて安定していると思えるものほど、危機にはもろく崩れることを目にしました。一方で全てを失っても、人とのつながりを活かしながらしなやかに立ち上がろうとしている人たちもいます。
僕は常に、人のせいにして愚痴を言っている立場よりも、自己責任でしなやかに生きる側を選んでいきたいなぁ。やっぱり春になると、可能性や希望のようなものを感じますね。


にほんブログ村 経営ブログ 広告・マーケティングへ
にほんブログ村

2011/04/06

利己主義から利他主義へ。



弱い立場の人や知識がない人から略奪する資本主義に危惧している人は多いですよね。

昨夜、ついジャックアタリの「国家債務危機」を読み始めてしまいました。(ついというのは、やらなくちゃいけないことがあったのに…「つい」という意味です)

ジャックアタリのおなじみの手法で、歴史から「国家債務危機」を検証しています。
・国家が借金を繰り返し、膨大な債務を生み、超国家が債務によって崩壊していく
・戦争をするための戦費を調達するために債権を発行し、債務を返済するために金品を略奪する
・債務を帳消しにするために、国が略奪しやすい人の資産を横領する
・歴史上、デフォルトは何度も繰り返されている
・紙幣が発明されてからは、さらにハイパーインフレで帳消しにしようとする
スペインがいままでに13回もデフォルトを起こしているのは知りませんでした。。。




右上がりの経済成長が続かない限り、「利子」の原資がないわけですから、資本主義って、もともと大きな欠陥を抱えた仕組みなわけです。

で、金融の視点からいろいろ考えるのが王道だと思うのですが、「人の気持ち」から考えてみると、原因は「利己主義」をベースであることをやめない限り、解決しないように思えます。ジャックアタリも「利他主義」の提案を行っています。

「自分が儲けること」を優先すれば、全体のパイが増えていない限り、誰かのものを奪う必要が出てきます。最近だと、震災後東京で起きていた「買占め」にこれを感じました。

一方で、他人の幸福や利益を優先して考える「利他主義」は、被災地で起こっていた「譲り合い」や「自分たちよりも恵まれていない人を想う気持ち」を想い出させます。

世界中から、賞賛を浴びた日本像とは「利他主義」が実現されている場があるという驚きだと思います。そして、直感的に利己主義から利他主義を求めている人たちが、共感した気がします。世界中からの桁外れの義援金も、利他主義を世界中の人が実践してくれた表れでしょう。

まだ、先のことでしょうが、ソーシャルメディアがプラットフォームになっていくことで、「信頼」が通貨になって、「利他主義」が実践される社会が広がっていく。理想じゃなくて、意外と現実は一歩一歩こちらに向っているような気がしています。


にほんブログ村 経営ブログ 広告・マーケティングへ
にほんブログ村

2011/04/05

Quality of Lifeって、例えば、毎日上質なバスタオルが使えること。


Quality of Lifeって、難しく考えれば考えるほど、つまらなくなって意味がなくなる設問です。肩に力が入れば入るほど、窮屈で無理したライフスタイルはQuality of Lifeから離れていってしまいます。

僕の場合、極端にしごく単純に言ってしまうと、「風呂上がりに、毎日上質なバスタオルが使えること」です。肌触りがよく、気分を良くしてくれるような。

それが、自分のご機嫌を作ってくれます。そして、バスタオルって誰かに見られることから解き放たれて、ここにお金を掛けることに優先順位を上げるということ自体が、自分のQuality of Lifeの象徴なんです。

生活の質を上げるということは、自分で自分の価値観の優先順位を認識する必要があります。そして、そのことで日々の気持ちをご機嫌にすることができちゃう。これだけなんだよなぁ。

何が言いたかったのか、まだよくわからないけど、きっと以下のようなことを含有しているの気がします。

  • バスタオルが気持ちいいということは、シャワーを毎日気持ちよく浴びられることにも感謝する必要がある
  • 人によって、Quality of Lifeの優先順位は違うのだから、具体化しても人によっては満足度を上げる方法が異なる
  • 必ずしもお金持ちになるとか、プールのある家に住むとかそういうことじゃなくて、目の前にQuality of Lifeってあるんだと思う


ちょっとしまりのないエントリーですが、自分にとって「バスタオル」に気がつけてすっきりしたことのメモです。

にほんブログ村 経営ブログ 広告・マーケティングへ
にほんブログ村

2011/04/04

今、直面しているのは「世間体」との戦い。



今後、震災後の世界に住むわれわれに襲い掛かってくるのは
「世間体との戦い」という自分との戦いになるのかもしれません。
震災後、いままで薄々対応しなくちゃいけないと気付いていたことに
いよいよ、取り組まざるをえない状態に追い込まれました。

・エネルギーを大量に消費するライフスタイルとの決別
・日本国内市場だけの経済成長がもはや期待できず、海外マーケット進出の決断
・ホワイトカラーの一つの場所に集まって仕事をするという働き方
・巨額の国債と、その引き受け先としての国民。そして通貨の弱体化の影響

さらには「身の安全」まで真剣に考えなくちゃいけなくなりました。
いつかはやらなくちゃいけないと思っていたことが
すべて緊急対応が必要な状況になった状態です。
個人で何ができるのか?
この困難な局面でのサバイバル能力が問われています。
上記に対応すると、以下が今必要なことですよね。

・省エネルギーライフスタイル
・住む場所/稼ぐ場所/納める場所のアンバンドル化(ワンセットで考えない)
・在宅ワーク/ノマドワークスタイル/プロジェクト型ワークスタイル
・円だけでなく、各国の通貨での資産形成

みんなたぶん頭ではわかっていると思います。
しかし、私たちには見えない大きな壁があります。それは「世間体」という壁です。

例えば、省エネライフスタイルのためには、夏は涼しく冬は厚着で過ごさないと無理です。みんなで一斉ならできるのかもしれませんが、率先してやりはじめた「最初の一人」は後ろ指を指されるでしょう。クールで快適な職場環境から汗かいて、泥臭く働かなくちゃいけません。今までの世間体にこだわり「スーツじゃなくちゃ!」なんって言ってられません。
住む場所と稼ぐ場所、納める場所と組み合わせを考えて動こうとすると、「日本を捨てるのか!」と非難を浴びることになるでしょう。日本を見捨てるわけじゃなくて、海外も含めて今まで当たり前だと思っていたことを変化させていくだけです。特に三番目の「納める場所」。税金を払う場所ですよね。ここが一番非難が集まる部分だと思います。
プロジェクト型ワークスタイルやノマドワークスタイルだって、一人だけでやろうとしてもブラブラしている変な人扱いです。また関係者が理解を示してくれなければ、うまくいきません。新しい仕事の進め方のルールですから。
結局、今までもわかっていた課題に真剣に取り組む時期なのです。
最初に動くと「世間体」と戦うことは必須でしょうが、逆にこのすばらしい日本人気質を有効に利用して「みんなで一緒に最初の一人」になることで前進できます。

一旦は、国内産業でも空洞化することは避けられませんが、世間体から自由になった人たちなら日本を復興できます!震災前の日本じゃなくて、本来の希望あふれる日本に。


にほんブログ村 経営ブログ 広告・マーケティングへ
にほんブログ村

2011/04/02

さて4月。気分新たに、リラックスしよう。



気持ちもなにか落ちつかない例年とは空気が違う4月です。
でも、まあコーヒーでも飲んでリラックスしようか、と。

6月に発刊に向けて動いている書籍も、形になってきました。前にこのblogでも前振りしていますが、グラミー賞受賞アーティストのダグラス・パーヴァイアンスさんの本です。
→(グラミー賞受賞アーティストDouglas Purvianceさんとのトークショー運営で学んだ「幸せなキャリアを築く」4つの秘訣。
震災前に書いた本だけど、震災後の世界に必要なメッセージだったなぁと今になって感じてます。

その後の本も鋭意執筆中です。こっちはマーケティングの本です。まだまだ、書き始めている状態ですが。。。

春だから、新しいことをはじめたい気分と、一方で資本主義時代の遺産や考え方にお別れするほうが先だろうという感覚が入り交じっています。

やっぱり、もっと肩の力を抜いて、自由に自分の感覚を信じて生きていきます。いままでも、そうでしたが、世の中からはみ出た存在で、何やっているかわからない不思議なポジションで有り続けることが、きっと僕の役割だし、他の王道の生き方は合わないし。。。

4月1日に書くと、嘘だと思われそうなので、4月になって感じたことを2日の今日記しておきました。

にほんブログ村 経営ブログ 広告・マーケティングへ
にほんブログ村