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2010/03/15

著書「空気読み企画術」制作秘話。

このblogでも何どもふれました「空気読み企画術」ですが、やっと手元に見本が届きました。やはり、パッケージとなって手元に来るとうれしいですね。

























それもtwitter上でいろいろとやりとりをしている間に、
六本木の豚組しゃぶ庵で打ち上げ兼見本を手渡していただきました。
@hitoshiさんにも著書を献本できましたし、差し入れありがとうございました。
(上の写真は、豚組しゃぶ庵で撮影)


17日から書店に搬入が始まります。都内およびnet通販では18日から発売が開始されます。丸の内OAZOの丸善丸の内本店では、B1ポスター+100冊展示など気合いが入った展示までやっていただけるようです。(下の写真は、デザイナーの中村さん@TOKYO LANDさんがイメージがわかるように当て込んでくれたものです)


























このポスターの下にずらりと本が並ぶ予定。楽しみ。見に行かなくちゃ。
デザイナーの中村さんがありがたいことに、ご自身のブログにこんなエントリーを上げてくれました。引用させてください。








「空気読み」企画術







20100314.jpg







こないだ昨年分の確定申告をまとめてみると案の定、仲良くしてもらっている日本実業出版さんからの収入の割合いが結構多かったです。その日実さんから今年一発目のお仕事を頂き、その見本があがってきました。跡部徹さんの「空気読み」企画術です。普段書籍の仕事で著者さんにお会いすることは少ないんですが、今回の仕事は早めの段階から著者、編集者、デザイナーの三者で打ち合わせができ、それがかなり良いように作用したと思います。それぞれが自分の意見は言いながらもお互いの役割をしっかり尊重できたというか。こういう時ってワンマンで仕事をする人がいると、大体グズグズになって良い物が出来ないことが多いんだけど、今回はホントそういうのが全くなく、すごく気持ちよく仕事が出来ました。あと軽い連絡は三人とも使っている<Twitter>で連絡したりして、そういう感覚も新鮮で楽しかったですね。来週末くらいに書店に並んでるはずです、楽しみだな〜。
「「空気読み」企画術」
価格:¥1500+税
出版:日本実業出版社
最終原稿をすべて編集の滝さん(@takikeisuke)にお渡ししたのが、1月中旬。成人の日明け。その後、twitter上で滝さんがデザイナー中村さんと連絡を取っているのを見て、そこから3人でほぼtwitter上でコミュニケーションをしながら、本を作りました。

■タイトル決定 2月3日。

いくつかタイトル案を出していましたが、本命案であっさり決定。
サブタイトル:消費者の隠れたニーズを見つけ出す
メインタイトル:空気読み企画術

たしか、このときに本文も2色刷りでいくことが決定しました。
読者に伝えることを考えると、2色刷りは本当にありがたかったです。

■三者顔合わせMTG兼初校戻し 2月頭。

顔を合わせて三者でMTGしたのは、2月頭。初校を前にして、表紙案含めて細かく3時間のロングMTG。できるまでに顔をあわせて三人でMTGしたのはその時のみ。もちろん、その日は三人で飲みに行くコミュニケーションもあったので合計5時間ぐらいは、いろいろと情報交換をしたわけです。これでコンテキストを共有できたのは大きかったです。その後のやりとりもしやすかったですし。今回は、この連携がうまくいったのが、最後までもともとのコンセプトを詳細の部分まで反映でき、一本通せた成功要因だったと思います。

このときに、表紙・本文の紙質イメージも意見交換しています。

■表紙案 2月中旬。

表紙案が上がって来たのが2月中旬。
滝さんがiPhoneで撮影した案を送ってくれて、これを元にtwitter上でコミュニケーション。やはり、三人でロングMTGしたときの案をベースにブラッシュアップすることを確認して、中村さんがすごく頑張ってくれました。

そのときの表紙案。



































案を絞った後のブラッシュアップ時の画像。


























■初校→再校→三校 2月いっぱい
レイアウトチェックをして、細かいゲラ修正。図表のチェック。
さらにはある程度のボリュームに納めるために、バサバサと原稿削り。項目落とし。
自分でも驚くほど、編集者時代の癖なのか、客観的にバサバサと変更できるのに驚き。でも、この作業がないといいものにならないし。

最後の青焼きは、私は見ていません。そこは滝さんが頑張ってくれました。
あ、ちなみに最初に渡した原稿から、全体の見出しなどを最終的に丁寧に修正してくれたのは滝さんです。ホントありがたい!

そんなわけで、見本を受け取れる日を迎えています。
その間にも、滝さんと中村さんで色校チェックを表紙、本文ともやっていただいています。
twitter上に表紙の色校をあげてもらい、さらに書店に持って行ってもらって陳列した上で、色調整などを公開でやったりもしました。


■最後に

実は、この本の企画が取っていたのは2008年11月だったと思います。
つまり、発売まで1年4ヶ月かかっています。
出版社にもよりますが、今回は日本実業出版社さんが僕がこだわって原稿を作るのをじっとまっていただいたことに感謝します。

実は、企画が通ったときには、もっと「アイデア発想術」のポジショニングが強かったのです。しかし、空気読み手法などを書いて滝さんとMTGをしているうちに方向を修正することを決定し、そこから構成も変更して書き進めました。

最初から構成をかなり考えて書いていたので、この辺で時間がかかってしまいました。
また、途中途中で滝さんと意見交換をしながら、事例を足したり、削ったりしながらできたのがこの本です。

正直な話。原稿というできくて終わらないタスクを抱えている間。休日であってもずっと気になっていて追いかけられていた感じでした。それだけ、こだわって職人的に作った本ですが。。。

それだけ長い時間がかかりました。そして、多くの人の力で本ができました。感謝です!

打ち上げの席で滝さんが言っていましたが、「デビュー作にはその人が生きてきたいままでのノウハウが詰まっているので濃い本になる」と。確かにそうかもしれません。

さあ、ここからは本を売って、多くの人にせっかく作った本を手にとってもらい、
そして、「空気読み企画術」を使ってもらうことで、世の中がより楽しく、より良くなることに向けて頑張ろうと思います!





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2010/03/09

CGM時代に、唯一失った貴重な機会。

僕自身、そんなに懐古的じゃないですよ。基本的にCGM万歳です!
CGM化で得たもののほうが多いですが、唯一失ったものは「ユーザーの現場に立ち会える機会」だとふと思いました。

「ユーザーの現場に立ち会える機会」と言っても何を言っているのかよくわからないと思いますので、ちょっと説明します。

昔(といってもほんの数年前まで)は、読者登場モノのコンテンツをためには
以下の二つの方法しかありませんでした。

・ユーザーをどこかに呼び出して取材する形式
・ユーザーの家に訪ねていって取材する形式

どちらも、直接ユーザーと会えて話を聞ける貴重な場でした。

そこで、本音や建て前で言っていること見抜いたり、
会って話をするからこそわかる人となりや付随する情報がたくさん得られました。

特に私が読者取材をたくさんしていたのはカーセンサー。つまりクルマの取材です。

自然とクルマの中に積んでいるものや、家族構成。聞いている音楽。
お守りをつける人なのか、芳香剤常備派なのか、UFOキャッチャー多様派なのか。
などなど多くの情報を得ることができ、重層的に「ターゲットユーザー」をイメージできる経験を得ることができました。

また、必然的に後者の「ユーザーの家に訪ねていって取材する形式」の機会も
少なからずありました。家に上げていただきコーヒーとかごちそうになりながらインタビューをすることもありました。
そこには、飾ってある賞状や写真。どんな家具に囲まれているのか。
どんな家で、他にどんなクルマがあり、駐車場がどうなっているのか、などなど。
生活の中に入ることで、その「ターゲットユーザー」を理解する情報に溢れていました。
特に、人の家を訪れるということは、生活環境。周辺にどんなものがあって
どんな空気感の街に住んでいるかということもつかむことができました。


やはり、自分が経験した貴重な体験に関しては、ちょっと懐古的になっている気がします。
しかし、言いたいことはこれだけです。

CGM化で失われたものは、「ターゲットユーザーを理解するための経験」であり、「編集者やマーケッターが身につける修行の場」です。


CGMで得たものは大きいですが、
企業は編集者やマーケッターがインサイトを発見するための経験を
どこで担保するのかを考える必要がありそうです。

僕自身の課題としても、恵まれた取材環境にあやかれない時代の
「ユーザーを理解するトレーニング」の姿を考えていこうと思います。

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2010/03/01

TOKYO-CREATIVE.でプレゼンさせていただきました。

<TOKYO-CREATIVE.2010 Feb.>
~CREATIVE×ACTIVE~


2月28日に行われたTOKYO=CREATIVE.でプレゼンさせていただきました。
株式会社空気読みの紹介&著書の宣伝です。ありがとうございました。

渋谷モンベル5Fのイベントスペースに集まった方々は
グラフィック、ウェブ、プロダクトなどのデザイナー、
カメラマン、映像クリエイター、クリエイティブディレクターなど
クリエイティブの現場で日々格闘されている方々でした。

ゆるいつながりの雰囲気。

このような会を通して濃い人たちが集まれてしまう東京って
まだまだ魅力的な街だなぁと再確認しました。

地方から出てきて、数年すると
あんなに憧れていた環境に今自分がいるんだもんなぁ。
そして、その環境のなかで発表するとちゃんとレスポンス戻ってくるし
新しいつながりができるもんなぁ。

ということで場をいただいた主催の阪本さん。ありがとう!

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2010/02/27

退職前に「権威をカタチに残したい」がビジネスになる

先日、ANA国内線で移動中に機内販売のカタログを眺めていたらこんな商品が掲載されていました。消費者の潜在ニーズに応えたなかなかいいところをついている商品だと思いますので、紹介しておきます。





この写真の真ん中で紹介されているのは、会社の名刺を渡すとそのデザインままで純金の名刺プレートを造ってくれるというサービスです。
三菱マテリアルのサイト

コピーも「ビジネスマンには、残したい名刺がある。」と直接的に
「退職前に今の肩書きをカタチとして残しておきませんか?」と言わないところがうまい。




もちろん、この商品のベネフィットは純金だということではないです。
今の肩書きという誇りを、飾れるものとして残す方法を提供することです。
さすがに、会社側が退職後もその名刺使われたら困りますもんね。
ただ、一枚だけの複製で飾っている分には文句は言えないですから。

そのために、この金額だったら安い!というわけです。

モノじゃなくて、プライドのために財布を開いてもらう。
そして、辞める前にやっておかないとという気持ちにさせる。

さらに、出張で飛行機に乗ること今なら多い層にコンタクトするという
出会いの場までよく設計されているなぁと思った次第です。


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2010/02/25

「となりったー」単純だけど、近所の人でつながる偶有性誘発メディア

人と知り合うということは、
人間の大きな欲求なんだろうなぁ。

ソーシャルメディアが盛り上がるのは必然で規制したってだめでしょう。

そう考えると日本のSNSが青少年保護のために規制をしなきゃいけなかったり、パトロールに多大なコストをかけなくちゃいけない状況は変だよなぁ。

海外サービスには、どうせなにも言わないんだから。どこかが海外に移ったらいいのに。


さて、今頃知ったサービスですが「となりったー」です。
http://otonari.in

Twitter上の自分の発言傾向から近しい他人を表示してくれるサービスです。

使って見て面白いのが「地域名」。つまり自分の近くの人を探せる使い方。面白い人と出会えそうでワクワクする。同じ空間で過ごしているまだ知らない人たち。






もう一つが、やはり「自分の興味がある」こと。でも、こっちはネットがでてきたときから「わざわざ自己顕示したい項目」だから、すでにこういったコミュニティに出会えることは経験済みです。

やっぱり、今まで気づかなかった+リアルタイムメディアじゃなくちゃ書き込まなかったエリア情報のほうが面白いなぁー。

こういう偶有性のあるメディア設計こそが、実は潜在的に求められているものでしょう。

ただし、まだまだ使い方や楽しみ方を啓蒙する必要もありますが。。。


しかし、やっぱり面白いなぁー。まだ出会ってない能力が結びつくことで起こる化学反応もあるだろうし。


こういうのをよく理解せずに、危険だとか、青少年に。。。とか規制しそうだからなぁ。また。いい面が悪い面を上回ればいいじゃない!


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2010/02/12

【著書の進捗状況告知】タイトルも決定し、再校待ちの状況です。

かなり前から取り組んでいた初の著書ですが、
現在初校チェックも終わり、再校があがってくるのを待っている状態となりました。

しかし、長かったなぁ。自分が忙しくまとまって書く時間が取れなかったり
途中でより良いものへと考えて構成を練り直して書き直したのが原因です。

さて、タイトルですが
           消費者の「隠れたニーズ」を見つけ出す         
「空気読み」企画術
と決定しました。
出版社は日本実業出版社 定価1575円(税込み)です。




3月末3月18日発売です。
本文も2色刷りしてもらい、ますます頑張らなくちゃです。
よろしくお願いします。

写真は僕がプリントアウトして本の上に置いただけのものです。


アマゾンの予約ページができてた!




さて、宣伝はここまで。

久々にゲラにむかって、ひたすら赤ペンを右手に持ち
朱入れ作業に取り組んでいたときの感想を少々。

雑誌を作っていたときには、慣れていたこのゲラチェック作業ですが
webでのチェック作業が多くなったからか、非常に新鮮に感じました。

なにより、シングルタスクでゲラを読んでいる世界では
「新着メールが告知」されてきたり、「メッセンジャー」が立ち上がったり
という横入りが一切入らないので、非常に集中して仕事に取り組めます。

同じ「前傾姿勢」メディアでの効率の違いは「邪魔が入らないか」ですね。

もしかして、iPadをシングルタスクにあえてしているのは
こういう理由もあるのではないかと勘ぐりはじめてしまったぐらいです。

「読書」という体験には、横入りを許さないようなバリアーが必要です。
自分にとっての一番の読書空間が入浴中なのもこれが理由だと思います。

iPadは明らかに「後傾姿勢」メディアだと思いますが
心地いい読書体験のためには、「邪魔が入らない」ような設定ができるように
してほしいなぁと思っています。

あと、iPhoneには防水機能入りませんが、
iPadは入浴中に使うために防水機能も是非!

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2010/02/07

seed:フリージャーナリストにコンテンツを作成してもらい、配信するプラットフォーム。

AOLの始めた「seed」というフリージャーナリストを雇用し、コンテンツを配信するプラットフォームに可能性を感じています。




先日、六本木ヒルズで行われたクーリエジャポン主催の佐々木俊尚さんの「情報アクセスの未来像に参加してきました。その中で、このseed.comが紹介されていました。

面白いと思ったのは、新聞社がバタバタ倒れているアメリカで始まったということ。つまり、解雇されたジャーナリストたちに仕事を与えるプラットフォームになっているのです。

このプラットフォームによって、専門分野を持ったジャーナリストに記事を書いてもらうことがAOLでは可能となります。そして、そのコンテンツをAOLネットワークのメディアに配信する仕組みとなります。

今後どうなるかわかりませんが、ダウンサイジングしたAOLの核となる事業になりそうです。自分たちで一次情報を作成するが、固定費となるようなジャーナリストを雇用せずに、専門分野の人間に仕事を斡旋するプラットフォームを持つというのは新しい仕組みです。

常に、旧来のメディアではnetメディアに対して、「一次情報はマスメディアに頼っているじゃないか」という主張をしてきましたが、今後はnet側が一次情報を作成することが進んできそうです。

さらには、ustreamやtwitterなどのリアルタイムでコンテンツを中継することが、直接netに流れていくことでしょう。我々は、旧来のメディアがどう変わっていくのか?もしくは衰退していくのかを体験できる世代になりそうです。楽しみですね。

■アマゾン


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2010/01/31

今必要なのは、「世界を見る視点を鍛える」ことなんだなぁ。

ここのところ、読んでいた本の中で、
たまたま同じテーマになっていたものが三冊重なりました。

本を選ぶときには、やはり自分の問題意識がフィルターとして
働いているので、こういった偶然のようで、実は潜在的に自分が求めていたものに
気がつけることがありますよね。

さて、自分が求めていたものは何だったかというと
三冊とも「世界を見る視点」を提示してくれている本でした。

一冊目は、内田樹さんの「日本辺境論」


■楽天ブックス


日本は、あくまで中華文化の辺境としてのポジションをあえて取った上で
創られてきた文化だという主張です。その視点で日本を見るという視点を与えてくれます。

二冊目は、寺島実郎さんの「世界を知る力」


■楽天ブックス


戦後のアメリカのみを見て、世界を語っている日本の視点を
地政学的な観点や、歴史上の視点をベースに世界の捉え方を提示してくれています。
寺島さんの本は、いつも刺激的で、昔も「坂の上の雲」を読んだあとに
1900年への旅」を続けて読んだことを覚えています。

三冊目は、高城剛さんの「オーガニック革命」


■楽天ブックス


「オーガニック」というブームの本当の意味をロンドンでの経験を元に
「オーガニックは、パンクやIT革命と同じようなムーブメント」だという視点を提示してくれています。この本でやっと「グリーン」「オーガニック」の違いを理解できました。
世界で起こっている現象を、関連を整理した上で提示してくれる本であり、世界の読み取り方を教えてくれる本です。


「龍馬伝」を見ていても、「坂の上の雲」を見ていても
なぜ、あの時代の日本人が(もちろん一部のエリート層であることは理解していますが)
世界とのつながりがあそこまで強かったのかという大きな衝撃を受けました。

そして、webでつながっている今のほうが、世界を読み解く力が退化してしまったのではないだろうか?というのが今の自分の抱いている課題です。

各種本を大量に読みながら、視点を得ていくことと、今年もあちこち旅行しながら、自分なりの世界観を引き続き身に付けていこうと思います。去年は、アメリカとアジアばっかりだったので、今年は時間を作ってヨーロッパにも久しぶりに行っておきたいですね。


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