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2011/03/09

なぜ「儲かったら飲み屋やろうぜ!」なのか?

どうして成功した経営者は
「儲かったので、飲み屋でも持つか」と考えるのでしょうか?

なぜに、リタイアした人が
「喫茶店でもやって、ゆっくり過ごすか」と思うのでしょうか?

会社に勤めたくない若者が
「自分たちでブランド作って、店出そうぜ」って言い出すのでしょう?

「アプリ作ろうぜ!」とか「サイトやろうぜ」
「新しいサービス提供しよう」と考える人はまだまだ少数派です。

一つには、技術的なことやリテラシーの問題が
あることも事実ですが、それは大きな理由ではないと思います。
まだまだリアル(オフラインの場所)には、
オンライン上では得られない大事な価値があるからです。

自分たち、仲間たちの「居場所」であり
何かあったときにフラリと寄れる
ホームベースを持つ
ということへの魅力です。
また、リアルに場を持つことは、
何らかの「箔」をつけることにも繋がります。

基地に集まってきた仲間や同志たちと、
悪巧みやプロジェクトを立ち上げる機能を持っています。
この辺りに、リアルの場が持つ無視できない価値があるのです。

そこに惹かれるからこそ、
飲み屋や喫茶店やお店をやりたいと動物的に感じるのです。

さて、よく考えてみてください。
仲間との居場所であり、ホームベースであり、
仲間や同志とプロジェクトを立ち上げる場所という機能。
これって、クローズドなソーシャルメディア(Facebookやmixi)の
得意とするところですよね。

でも、仮想空間では、自分たちの「基地感」が足りません。
常にある場所で、匂いや感覚がないと物足りないのです。
それと、現実の場所は簡単には持てないからこそ価値があります
結局、secondlifeだってリアルの場を代替できませんでした。

果たして、今後、テクノロジーが進化して
「仮想空間が、リアルに負けているところを補って代替していく」のか?

それともやはり、「リアルの空間の重要性がより増して行く」のか?

現在のところは、後者だと考えています。
「儲かったら、飲み屋やろうぜ!」の魅力がしばらくは続きそうです。





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2011/03/06

物欲の減退の行き着く先は、次の新しいライフスタイルへの準備

年々、物欲が減退しています。個人差はあるとは思いますが、きっと皆さんも同じ傾向はあるのではないでしょうか?

個人的な消費傾向について説明しておきます。
もともといろいろと新しいモノが出るとチェックしておかなくちゃと感じる傾向があったのですが、今ではすっかり、消費の中心は交際費や旅行、書籍代、服飾費ぐらいです。

テレビも買い換える気が起きないため、随分前に購入したFORIS TV(地デジ対応する気もナシ)で満足してるし、他の家電も買い換えるのが正直めんどくさい。よりいいものが出ていることは知っていますが、消費意欲が起きません。

正直、明確に欲しい物がないのです。誕生日に何が欲しいと聞かれたことで、「別に何もないなぁ。。。」と改めて感じた人もいると思います。

一つだけ例外があるとしたらアップル製品。iPadやiPhone、MacBookAirなどについては、真っ先に購入します。新しいライフスタイルの可能性に対して、お財布を開く感じです。つまり、モノじゃなくて可能性に対してお金を払っています。

書籍も金額的には月2万円ぐらいですが、コンスタントに買い続けています。
全部を読むかどうかは別としても、書籍も「可能性」に対してお金を払っている気がします。この本を読むことで、得られる知識や、それによって変わる自分に対してお金を払っています。

この観点で考えていくと、旅行も交際費も服飾代の消費理由も同じです。
旅行することで、得られる経験や見識の可能性に対して消費します。
飲み代も、その場に行くことで出会える人や会話に対しての消費。
服も、その服を買うことによって、自分がどう見えるかという可能性への消費です。

もともと物欲って、物が欲しかったわけじゃなくて、自分や生活が変わるかも?という「可能性」に対して産まれてくるものだったのでしょう。

家電だって、昔はライフスタイルを変える可能性にあふれたものでした。
しかし、今ではほとんどの分野の物には、自分を変えてくれる可能性を秘めた分野が少なくなってきています。

しかし、こうやって考えてみると、今の時代にも消費意欲がわく分野が残されているのが見えてきます。自分のライフスタイルを変えてくれる分野とは、ジャック・アタリが言う「オブジェ・ノマド」達です。以前、「ノマドワーカーにならなければ、死が待っている」という記事にも書きましたが、iPhoneやMacbookAir。リモワのスーツケース。カメラ。移動の時に便利な着心地のよくていろいろな状況に使える服達etc.

つまり、移動しながら暮らしていくために必要な物に関して、触手が動くのです。実際、ノマドワーク仕様の物であっても、そこまでの機能が必要じゃなくても「可能性」が大切なのです。

いつの間にか、長い記事になってしまいましたが、物欲の行き着く先は、次の新しいライフスタイルです。次の新しいライフスタイルを手に入れるための、トレーニングや商品には触手が動きます。

だから、企業の方々。今の消費者は物欲がないって嘆かないでください。我々は、次に必要なライフスタイルに進化するために準備をしているのですから。

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2011/03/02

「既存の仕組み」の外から、日本を揺さぶる

昨日、某勉強会で加藤順彦さんのお話を聞いてきました。
(ここに書いてもいいようなことだけ書きますね。クローズドな勉強会なので)

加藤さんが学生ベンチャーから初めて、
NIKKOの創業から成長、GMOへの譲渡。
ダイヤルQ2からインターネットへと、
日本でも新しいマーケットが生まれて追風が吹く時代の経験。

そして、急激な官僚による規制。
クライアントやマーケットが急激に冷え込み
信用収縮を起こしてしまう様などなど。
実体験を臨場感を持って、熱く熱く語っていただきました。

「日本という市場が縮小していることから、官僚が規制で
 ベンチャーを締め出し、信用収縮が起きて官製不況が起きている。
 小泉政権以降、ずっとこの状態が続いている。

 だからこそ、日本の外で活躍する起業家を育てることで
 結果的に、日本を外から揺さぶって刺激を与える。」

この考え方に、すごく共感しました。
やっぱり現状を打破するには、
既存の仕組みの外から、日本を揺さぶらないとダメですよね。

私も同じく、既存の仕組みを揺さぶるためには
モルモットとして、「その他」の生き方を提示して
後についてくる人が増えていくことによって、
既存の仕組みに亀裂を生じさせるしかない、と考えています。

なぜなら、日本では加藤さんがまさしく体験したように
派手にやってしまうと、目をつけられてつぶされてしまいます。
見せしめとしてやられてしまうのが日本社会の仕組みです。

加藤さんが、シンガポールなどアジアでの起業を支援することで
日本人が起業にむいていないのではなく、
官僚が作っている日本というシステムが問題だということを
証明しよう
としている動きにはとても共感します。

ますます成長するアジアというキーワードに対して
自分がどう関わっていくのがいいのか?何ができるのか?
考える非常にいい機会になりました。







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2011/02/28

異文化がぶつかることで、新しいものが生まれる

以前、このblogで「ルネサンス三大発明から考える現代の三大発明は?」という記事を書いたところ、読んで頂いた方から、12世紀ルネサンスという本を紹介いただきました。



この本に刺激されて、このエントリーを書いています。
12世紀ルネサンスは、本当に知的刺激が得られる素晴らしい本でした。

一言で言えば、「異文化がぶつかるときに、新しいものが生まれる」ということを歴史的に実証している本と言えると思います。

西欧社会から失われていた古代ギリシャの文明や科学を、アラビア世界経由で再発見した時代。宗教的な違いや言語の違いなどを超えて、アラビアに学んだ人々の功績。そして、イベリア半島などの文化がぶつかる地点の重要さなど、今にも通じることがたくさんあります。

個人的に言っても、海外に行ったときに行き詰まっていたアイデアがスパークすることや、他文化の視点から日本を見て気が付くことが多々あります。そして、今取り組んでいる書籍もNYと日本というやりとりで作っているので、異文化がぶつかることで浮き彫りになる事実があって興味深いです。

そう考えると、ソーシャルメディアを使って異文化がぶつかったり、議論できたりするチャンスは、人類にとって第三のルネサンス期になるかもしれないですね。

民族運動や、民主化運動のツールとしてのソーシャルメディアという側面に今は注目がいっていますが、次は異文化の衝突から新しいものが生まれるムーブメントが来るでしょうね。

個人的にも、もっともっと異文化衝突する機会を増やしていかないと。

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2011/02/24

「雇われない、雇わない生き方」

昨日、イケダハヤトさん(@IHayato)のBlogに
私と会ったときに感じたことを紹介していただきました。

誰のための拡大路線か」と
損益分岐点の低い生き方」という二つの記事です。

この記事への返答として、もう少し自分の思想を書いておきます。

以前にも「『右肩上がり』を疑えれば、楽しい会社は創れる
という記事で書いていますが、
なぜ拡大を目指す必要があるのか?を疑っています。

「拡大再生産」は資本主義の大前提ですが、僕には気持ち悪いのです。

なぜ、毎年毎年事業を拡大し、売上と利益を
どんどん膨らませなくちゃいけないのでしょうか?

個人商店を例にとって説明すると。

最初は自分たちが好きなものを選んで、
喜んでもらえるお客さんに気持ちよく商売ができていたお店が、
拡大するにつれどんどん忙しくなり、
店員やネットショップ要員を雇うようになります。
売れれば売れるほど、人件費などの固定費が増えていきます。

もちろん調子の良いうちはいいのですが、
急に主力商品の売上が伸び悩んできたときに、
壁にぶつかるようになります。
雇ってしまった人件費のために、
売上をキープするか利幅を確保する必要が出てくるのです。

気がつくと、売れるからという理由で、
自分たちが好きでもない商品を扱うことが出てくる。
もともといたような、
好きで買ってくれるお客さんではなくなってしまう。

考えてみたら、
小さく個人商店でやっていたころが一番楽しかったなぁ。。。
ということが起こります。
ある程度のところで、
拡大を止めておけばよかったという後悔が出るはずです。


もちろん、拡大していくに喜びを感じる人も多いと思います。
また、現在の社会では拡大してもらって、
たくさんの人を雇ってくれて
多くの税金を国に収めてくれる企業は
もっと尊敬されてしかるべきだと思います。
右肩上がりで人のためになる事業をやることを
否定しているわけではありません。

でも、小さい企業として考えたときに、
別に右肩上がりの経営をやる必要もないし、
だったら人を雇わないという選択をして、
事業設計をすることも可能なわけです。

「何のために働くのか?」の根幹に関わる考え方です。

自分の知的好奇心が満たされる業務を
信頼しあえて、刺激しあえるプロフェッショナルたちと
一緒にやっていきたいのです。

だから僕は雇われずに雇わず会社を経営しようと決めています。
そのため、できる限り変動費化しています。
プロジェクト単位で、スペシャリストを集めて業務にあたります。
プロフェッショナルなので、お互いが学べることも多いし、
案件単位でお願いするので変動費化できます。

そして、雇わないために、徹底的なアウトソースも必要です。
経理業務や税務業務、出張時の新幹線の予約チケット受け取りとか
徹底的にアウトソースしています。自分の時間は貴重ですからね。

現在の会社法では一人でも法人は作れますし、
パートナーたちと四六時中一緒にいなくても
協働するためのツールがたくさん揃っています。

もしかしたら、
次の社会ルールでの会社のあり方なのかもしれません。
こういった新しい会社のあり方を、
僕自身が人柱となって選択肢を提示できればと思っています。





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2011/02/23

ソーシャルメディア時代には、企業コミュニケーションも「草食系」になる

やっぱりそうだよなぁ、と思ったことがあるので
自分なりの解釈に直して備忘録的にblogに書いておきます。
後々原稿書くときに使えるかもしれないからw

マスメディアの時代には、企業自体が感情をこめて、自社のことを宣伝していた。
しかし、ソーシャルメディアの時代には、企業は自分の事実だけを発表し、
ファンだったり、利用した人が感情をこめて、その企業の宣伝を行うようになる。

マスメディアが元気な時代には、人間も企業も「肉食系」だった。
ガツガツと上昇志向があり、「オレがオレが…」のオレオレ主義だった。

右肩上がりの経済成長を目指し、従業員が多くて、上場企業であることを誇り
お化粧してでも、自分をよく見せようと背伸びしてやってきた。

CMやマス広告を使って、より豊かになる生活を目指させる。
所持することの喜びや、持っていることで作られる自分像を想起させる。

一方で、これからは企業も「草食系」になる必要がある。

自分の事実をありのままに伝える。
失敗したことや、ダメな部分もさらけ出す。

自分たちに大事にしている価値を信じ、別に他社と比較されても
うちはうちの価値観でやってますから真摯に対応できる。

従業員数や、売上や上場企業であるかなどはまったく関係なく
いかにユーザーに愛されているのかを重視する。

やはり、新しく生まれた人間のが先に進化して、
企業や社会の仕組みが遅行して変わっていくのでしょう。

次は企業の「草食」化、草食企業が注目されますよ。


無印良品や、ANAなど日本企業でうまく
ファンとのキズナができている企業には
もともとブランドのDNAに
草食要素が組み込まれているのかもしれないなぁ。
そうすると、ブランドの作り方自体変わってくるかもなぁ。




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2011/02/22

「昔話=自己啓発書」人間が生きるのに欠かせないモノは、形が変われど残る

以前からblogで告知しているように、
グラミー受賞アーティストのダグラスさんの本を執筆中です。
今、全体構成の見直しをしながら、
ロジカルに「カリカリ」に原稿を詰めに行っています。

ここまで長くインタビューしてきたものを、どうまとめたらより伝わるのか?
自分の本とは違う筋肉を使っています。
口から語られて納得することと、
文章として読んで腹落ちすることの違いを痛感しています。

さて、そこで感じたことです。
これって昔話を口述から本にする時に、ぶつかった課題なのかな?と。
グリム兄弟もぶつかった壁なのかも?

多くのビジネス書や自己啓発書で語られていたエッセンスは、
もともと口述で「物語」として語られてきた教訓に起源があると思います。

人間が生きる上での「不安」や「不条理さ」を納得するために
「物語による教訓」や「宗教」という信じるべきものが生まれたのでしょう。

つまり、ビジネス書や自己啓発書自体、
人間が生きるために欠かせないものだ
ということです。
手法が変わって、口述→絵本・書籍・映画→電子書籍・アプリになっているだけです。
そして、以前の手法が廃れるわけではなく、各々のフォーマットが
良さを発揮できる伝える技術を磨いてきた歴史があるだけです。

個人的には、もちろん表面で起こる変化によって
業界でどう浮き沈みが起こるかに興味があります。

しかし、コンテンツ制作者の立場では
表面で起こっていることに、踊らされずに、本質的な価値の部分を
ちゃんと大事にしたものを創っていきたいなぁと思いながら原稿と格闘中です。






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2011/02/20

開店祝いのお花って、リアル「ソーシャル・アド」だよね。

よく見かける芸能人の名前が乱立する開店祝いのお花って、リアル「ソーシャル・アド」ですよね。

ソーシャル・アドで言われているのは、友達が「Like」した広告に、誰がLikeしたという情報を表示することで、クリック率を上げたり、アテンションを集める方法ですよね。そりゃ、どんなキャッチより友達の名前や顔のほうに目がいきますよね。

ということで、この写真です。最近開店する店ってこのパターンが多く感じます。


本当に関係者と知り合いでお花を出しているのか?
それとも、こういった広告商品があるのか? と疑ってしまいます。


芸能人の名前オンパレードです。

・Aランク芸能人は10万円。Bランク芸能人は5万円とかの単品料金表
・セットメニュー(10人、15人×店舗ブランディング)
 F1層向けカジュアルな店舗開店花パック、高級店舗開店花パックなど
 お花セットで50万円とかのセットメニューがあったりして・・・

はたして、これも新しい潮流なのでしょうか?
どこまでがホントだか、わからなくなってきています。。。






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2011/02/17

「人間は環境に最適化する」だから、常に後進のほうが優秀なんだよね。

もともと環境に最適化した結果、我々がいると思っています。
しかし、そのことを忘れて、どんどん進化していく下の世代に
「今どきの若いものは」と言い続けて来ているのも事実です。

さて、2011年という今を考えると、
僕は「デジタルネイティブ」といわれる世代の感覚が
次の常識になることが間違いないと信じています。

特に感じているのが以下2つです

・どのコミュニティでも1つの人格を露出
 家族にも、ビジネス関係のネットワークでも、
 趣味の仲間でも、大学時代の友人にも、全部同じ「顔」を見せる。
 ライフスタイル全部を公開していくことに、やましさがない
 個人の行動、趣味思考もすべて公開することに抵抗がない

・「自己顕示欲」よりも「自己効用感」
 他人と比較して、グレードの高いモノを持っていたい。
 強く見られたい、偉くみられたい、お金持ちに見られたい…
 といった自己顕示欲求があきらかに落ちてきています。
 その代わり、誰かの役に自分が立ちたい…
 自分や周りの人が幸せになるように貢献していきたい…
 という自己効用感を非常に重視してきています

「1つの人格で自分を露出」は世界同時に進んでいきそうな進化で、
後者の「自己効用感」は、日本などの先進衰退国wで
世界に先駆けて起きていく進化だという分析をしています。

下の世代との概念の違いをネガティブに捉えて、嘆くのではなく
ポジティブに進化している人たちだと見ると、多くのヒントが得られます。


先日は「創職」や「露出リテラシー」を実践している
玉置沙由理さんに会って、濃い議論ができました。
来週には、書籍「フェイスブック」を出版したばかりの
イケダハヤトさんと会います。

二人とも、私より一回り下の進化した世代の中の
さらに、炭鉱のカナリアのポジションを務める人たちです。
あれ、ポジティブな表現はファーストペンギンかな?
本当に楽しみです。




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2011/02/16

他人依存の生き方から、自分本位の生き方へ




気持ちよく生きるコツは、「自分本位」に生きること。
ただ、それだけかもしれません。
今年になって、各種方面で活躍されている方と
お会いする機会が非常に多くなっています。

会社でバリバリ活躍されている人もいれば、
自分でプロジェクトを起こしている人や起業している人。
自分の信じることにチャレンジしている人などなど。
なにかしら、自己紹介の時に熱く語ることができる人たちです。

こういった方に会っていて感じたのが、人生の満足度を上げるには
「他人依存」で誰かのせいにしながら生き続けるのか?
「自分本位」に、面白いことをやろうとして生きているのか?

この違いしかないよなぁ、ということ。

そして、僕自身、会いたい人に
自由に会える状態なのも、ひとえに自分本位に
生きているからだよなぁとつくづく実感しました。

ちょっと、わがままに
「自分がこれをやりたいからやっている!」と
思えるものを持っていると、
人生がぐんと楽しくなるんだよなぁ。

すごく当たり前のことなんだけど、
そういう生き方をしている人たちに
立て続けに会うとクラクラします。





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2011/02/13

今の時代に必要なのは「鉄は熱くなるまで打て!」というメッセージ。

正しくは「鉄は熱いうちに打て!」なのですが、中学の時に校長先生が「鉄は熱くなるまで打て!」と激しく言ってたことが未だに印象に残ってます。

この校長先生が黒のチェイサーに乗っていて、短気で熱い方でした。

中体連で勝つために、授業は短縮授業にし、部活の時間を長くする。スポーツ選手を教師として赴任させて徹底的に部活の質の向上はかる。

結果的に、多くの種目が良い成績を納め、スポーツ推薦で高校に行く人も増えました。

ここまでの話を聞いて「私立は、そうやって学校の人気を高めることができるよね」と感じたことと思います。

ですが実は、田舎の町の公立の中学です。

地域含めて、誰も部活最適の方針に誰一人疑問を持っていなかったと思います。

普通、勉強が大事だから。。。とかスポーツが苦手だから。。。などと、そこまでの集中化施作には反対意見が出てるものです。そして、どっち付かずの中庸なところに落ち着きます。

しかし、なぜか誰も疑問を持たずに突き進めたのでしょうか? たぶん、田舎の町では「先生の言うことに間違いはない」という暗黙の認識があったと思います。

それと、地方の公立中学で三年間の間にできる一番の教育は、勉強じゃなく、部活を通しての忍耐力や達成感を養うことだけだと割り切っていたのかもしれません。正しい判断だと思います。

結果的に、僕らは完全に熱くなるまで打たれ、社会に出てから困難な事があっても、比較する基準ができました。
仕事が大変でも、体力的に部活に比べてたらたいしたことないという気持ちになりました。
社会人になって、仕事をしていても怪我するわけじゃないですからね。

世の中いろんなところで、ヴィジョンが見えないとか文句を言う人がいます。一方で、ヴィジョンを示せば保守派からは、チクチクと問題点が指摘されます。で、結局中庸案に落ち着くと、ヴィジョンが見えない。。。

こんなときに、冒頭に書いた「鉄は熱くなるまで打て!」と言い放って、集中した戦略をとった校長先生を思い出しました。

今の時代、「鉄は熱くなるまで打て!」ぐらいのメッセージがちょうどいいのかもしれません。





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2011/02/10

思い入れのあるブランドに対して「無給外部ブレーン」になりたい感じ。




先日NewBalanceのM1400を海外に注文して届いたときに思いました。
いったい今まで何足買ったんだろう?
今あるだけでも10足以上靴棚にニューバランスだけで並んでるw
サイズもすでに熟知しているし、届いたときもワクワクというよりも「再会」的な気分になります。

高校生ぐらいからだから、かれこれ約20年間は付き合っているブランドです。
こうなってくると、すでに普通で言われる「ブランド」とは違った思い入れが出てきています。

例えば・・・

・商品について感想を聞かせてくれと「デプスインタビュー」を頼まれたら、無料で1時間でも2時間でもしゃべっちゃう

・今まで履いてきた靴の遍歴や履き心地について、アンケートを頼まれたら、どんなに設問数の多いアンケートでも丁寧に答える

・かつ、答えている瞬間も楽しくてしょうがない

・自らがエバンジェリストとして、周囲の友人知人におススメすることを勝手出る。「絶対、買ったほうがいいって!」とおススメできる

というように

私とNewBalanceとの間には「無料奉仕」を「喜んで」やるスイッチがすでに発動しています。

そうすると、上に書いたような「無給外部ブレーン」を買って出るようになるのです。

消費者→ファン→エバンジェリストと成長している人が存在していることは、ブランドの目に見えない資産です。


マーケティング3.0とか、「共創」とかいろいろな言葉は出てきていますが、
原点はこの「お世話になった間」→「愛着」→「自分の一部」となるような関係づくりが重要なんだよなぁ。

ちょっと今、「ブランドと個人の対等のコミュニケーション」「友達顧客」「無給外部ブレーン」など、この辺りについて考え始めています。次の次の本でこの辺りのことを書こうと進めています。






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2011/02/09

74年世代。「二つの価値観」が並存する端境期に生きる楽しみ




最近、自分が生きているタイミングは「端境期」だと認識することが多いです。

資本主義から次の仕組みへ移行するタイミングであり、二つのものが交じり合いながら進んでいくタイミング。

産業が成熟し、ITという武器がインフラになるにしたがって、事を成すために、必ずしも巨額の資本が必要なくなってきました。上場廃止する企業が多くなっているのも必然だと思います。


そして、74年生まれ世代から見ると、上の世代は「消費」へのウエイトが高く、下の世代は、消費よりも「貢献」へのウエイトが高くなっているように感じます。

ヒエラルキーが明確で消費することが快楽な価値観と、誰かの役に立って貢献ができることが至福と感じる価値観です。
上の世代が考えていることも、よくわかる。
でも、ちょうど10歳下の世代の価値観にものすごく感じていることが重なるのです。


次の価値観がより拡がり、社会システムも変わっていくことは間違いないと確信しているのですが、
現実はまだ旧社会の価値観の中で、商売をやったり、マネタイズの仕組みを設計する必要があります。

このあたりの葛藤やバランスをとりながら
「よしなに」やっていくことが自分(の世代)には求められているんだなぁと思っています。

産業の競争ルールでまだまだ戦えって行く人は新興国に挑戦していくだろうし、
新しい価値観をトライしたい人は、行詰ったように見える日本などの先進国でチャレンジしていくのだと思います。

ちなみに、若者が新興国での勤務を嫌がるのも、こういった価値観と繋がっていると考えています。
ある時代の価値観の人から見て理解できない考え方や概念は、意外と次の時代に対応するためのヒントだったりします。

この二つの価値観の狭間で、自分が何ができるのか?
この大きく社会の仕組みが変わりそうなタイミングに、何が提供できるのかを、考えてみます。

ということで、昨夜の議論に感化されて書いたエントリーでした。(それと冒頭の本は、議論中に紹介されて注文した本です)






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2011/02/05

年初に感じた「革命に必要な環境は揃った」という感覚は正しかった。

現在もエジプトから目を離せない状況が続いています。ふと、自分のblogを振り返ってみると年初にこんなエントリーを書いてました。



2011年新年早々の気分。人と国家について今年は考えるテーマにしよう。
一部、抜粋すると以下のようなことを書いている。

■カウンターカルチャー×ネット

カウンターカルチャーとして、仕掛けるためのツールがインターネットなのかもしれない。既存社会の置き換えのためにネットを使ってもおもしろくない。あるべき姿にしたり、無駄なことを取っ払うためにやんなきゃおもしろくない。
こんなことを考えている背景には、昨年「1984」のオマージュである「1Q84」が出版されて、ビックブラザー→リトルピープルが書かれたタイミングと、今回のwikileaks対国家という構図がいろんなことを象徴している気がしてならない。優秀な小説家は「炭鉱のカナリア」の役割を、自分たちも無自覚なうちに担っている場合があるから。

■現実逃避するためのツールを広める既得権益者
これもお正月のテレビ番組に辟易して再認識したこと。統治者としては、国民をある程度飼い慣らしていたほうが楽なんだろうな、と。そのためにテレビって、無料でものすごく影響力のあるメディアだということを再認識しました。
見ているだけという楽さ。時間がなんとなく過ぎてくれる。テレビを見ていれば、現実の諸問題について考えなくて済む。テレビで報道されていることや、紹介されていることがすべてだという気になってしまう。だから、電波の権利を持っている国がマスメディアをコントロール下に実質置いているもんなぁ。

さらに、1月7日にはこんなエントリーを書いている。
ルネサンス三大発明から考える現代の三大発明は?


で、もう一つ気になることが、このルネサンス期にそれまでの社会の仕組みを大きく変えるきっかけとなる三大発明が起きてますよね。


  1. 羅針盤→大航海時代へ。新大陸に目線を向け、国の競争ルールが変わっていく
  2. 火薬→騎士階級の没落へ。国力のルールが変わり、力を持っていた層が没落していく
  3. 活版印刷→教会の地位が低下。聖書をもって世界中に思想を拡大することができるように


既得権益層が崩れ、新しい職業が出てきて、世界に打って出る価値観ができた時代だったのでしょう。(もちろん、ヨーロッパにおいてですが。)で、こういった「CHANGE」の始まりが人の価値観の変化から始まって、芸術や文芸文化から起こり、徐々に政治や企業(=国)にも影響していくのが面白いなぁ、と。
で、翻って同じように価値観転換が起き始めている今。2010年代の三大発明って何になるのかなぁということを考えていました。自分的には社会構造に与える影響という意味で以下の三つになるのかなぁと漠然と考えています。

  1. ソーシャルメディアプラットフォーム(ex.Facebook,twitter,セカイカメラ)
  2. ソーシャルレンディングプラットフォーム(ex.kiva,kickstarter,maneo)
  3. 検閲を受けない情報可視化メディア(ex.wikileaks,Ustream)

ソーシャルメディアプラットフォームは、同士を見つけたり、プロジェクトを立ち上げるときの人的ネットワーク形成に革命を起こしてくれます。いままでどこかの団体に所属しなければならなかったのが、在野から優秀な人が自主的に集まって、コトを起こせるプラットフォームとなってきました。どこに所属するかよりも、どんな意見を持っているか、何をやろうとしているかが重要になってくる社会に変わってきています。
=権威ある組織に属している価値が相対的に低下していく
ソーシャルレンディングプラットフォームは、簡単に個人が、賛同するプロジェクトに融資したり、募金することができる仕組みです。これが一般化していけば、大資本じゃなければできなかったこと、配当が見込める事業じゃなければ資本が集まらなくてできなかったという制約から解放されます。「やったほうがいいよね!」にお金を集めて、実行することができる下地になってくれる仕組みです。
=資本主義の利益至上主義、配当指向のマネーゲームからの脱却
検閲を受けない情報可視化メディアは、権力者の情報コントロールをできなくしていくことになるります。Wikileaksはわかりやすいですが、Ustreamなどの編集を伴わずに検閲が入らないものもこれに当たります。それによって、1や2で紹介したことがより活発化していくきっかけになっていくと思っています。国家という幻想や、利益至上主義に疑問を持つ人を増やすきっかけになっていくだろうから。
=既得権益者(国や政府)による情報コントロールから自由に
物事は急には変わらないので、時間をかけながら変化していきます。方向といしては国や政府の力が相対的に低下して、個人の力が相対的に高まってくることになると信じています。ルネサンス期にヨーロッパでできたことだから、できないわけがない。
革命好きの自分としては、この渦中で楽しまなくちゃどうする!って感じなんですよね。気分的に。power to the people!

これって、ほとんど今回のチュニジア、エジプトのことを書いているとしか思えないもんなぁ。やっぱり起こるべくして起こっている。今年は、この流れが加速しそうな気がしてなりません。世界情勢が自分の生活とリアルタイムに繋がっている時代が来ています。もう、テレビ見ている暇なんかないですよ。






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2011/02/02

「他人の年収が気になる理由」。誰かに都合のいい「他人の物差し」を疑おう!


世の中で当たり前だと思われていることを、疑うところから「革命」は起こるのかもしれません。

平成19年民間給与実態統計調査より(国税庁)。やはり年収は国税庁が調査w


たとえば、仕事を比較したり、人を比較するときにも「年収ヒエラルキー」を信じ込まされていないでしょうか? 年収を基準にすることが当たり前になっていないでしょうか?
同年代の人と比べて、自分の年収が高いのか低いのか? 自分よりも良い物を持っていたり、良い家に住んでいると年収が高いんじゃないか?と考えてみたり。最近では、公務員などに向ける怒りも「いい年収もらいやがって」となっていたり。。。
でも、よくよく考えてみると年収という基準だけで比較するのっておかしいですよね。企業に置き換えれば、株を購入するときに売上だけで比較しているようなものです。特に個人ということを考えると、むしろ利益絶対額のほうが何倍も重要な基準になると思うのに。。。
手元にどのぐらいのお金が残って、再投資にどのぐらいの金額を回せていて、そこからどのぐらいのリターンが得られているのか?
もしくは、お金の使い方がどのくらいその人の「人生満足度」を高めているのか?
仕事の充実度、自分の能力が社会に役立っているという喜び、ライフスタイルの満足度、暮らしやすさ、などいろいろな要素があるはずです。人によって重要と感じる価値が異なるのも自然なことです。お金を使わないことが、喜びの人だっているわけですし。
そもそも、満足の基準は他人との比較じゃなくて、自分の中にあるはずです。他人が決めた物差しを盲目に信じちゃいけません。

さて、なぜ「年収」を基準としてソートをかけることを是とするように、我々は教育されてきているのでしょう?
国の税収を考えた場合、年収が高い人からは多くの税金が取れるからだと思っています。
同じように、「就職率」が問題だと信じ込まされているのも、国としてはサラリーマンになってくれたほうが、税金がとり易く、年収が上がってくれないと税収が増えないからかもしれません。
「就職しなきゃ」「年収上がるように転職しなきゃ」・・・結果、喜ぶのは?

世の中で当たり前だと思われていることほど、立ち止まって考えてみたほうがいい。
誰かにとって都合のいいための基準なのか? 本当に自分にとって良い基準なのか?を。

あと、以前「従業員という生き方」から離れている人たちの5つの秘訣」のエントリーで書いたインディペンデントな生き方をしている人が、活き活きと輝いているのも、こういった当たり前だと思われている基準から目を覚ましているからだと考えています。
こんな時代だからこそ、自分の人生を取り戻すいい機会ですよ。








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2011/02/01

TechWave主催1000 English Speakersのレポートがサンフランシスコのwebニュースに取り上げられました。


1/24月曜に開催した1000 English Speakersイベントが「Social Media: Where Is The Country That Gave Us Sony?」というタイトルで英語記事になっております。

このblogでもイベント告知だけして、終了後のレポートはすっかりしていないまま。。。
そもそもイベントの目的は「日本から世界に出ようぜ!」ということで、英語でプレゼンする場を設けることで日本から英語圏へ殴りこみをかける変革者を育てることを支援することでした。10組の勇者が英語でプレゼンを行い、募集人数を上回る観覧者の方にお越しいただけました。運営者として一安心でした。
そして、こうやって海外のメディアで取り上げてもらえるなんて!

日本語でのイベントレポートは以下です。
審査委員長湯川さんによるレポートはこちら→http://techwave.jp/archives/51579790.html
言いだしっぺの一人シリウスラボ所長関さんのレポートはこちら→http://techwave.jp/archives/51580229.html

■おまけ
海外メディアに取り上げていただいた件ですが、ちょっと種明かしを。newsjunkiepostというサンフランシスコのニュースメディアの共同創業者のDoloresが日本に滞在中で、イベントに興味を持ってくれたので来てもらいました。それで、記事にしてくれたというわけです。とはいえ、記事にするだけのインパクトのあるコンテンツだったということが大きかったと思います。
急遽お願いしたので、写真はDoloresのiPhoneで撮影したものです。よく見ると写真には僕が話している姿がw









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2011/01/30

Jay-zの自伝「decoded」書籍発売キャンペーンがすごすぎる。

ニューヨーク、シカゴ、ロンドン、パリで行われた書籍発売告知キャンペーンの紹介です。ここまで大がかりに、リアルの場に展開し、そしてネットを使ってヒントを探すというゲーム的な仕掛けがうまくできているものはなかなかなかったかなぁ、と。



Jay-zの自伝「decoded(謎解き)」が発売される前に行われたもので、書籍の題名通り「謎解き」になっているキャンペーンです。書籍のページを都市のいろいろな場所に掲示し、その場所を見つけて応募するというものです。賞品はラスベガスで行われるJay-zのショーへの招待。ヒントは、検索エンジンBingで提供されていたとのことです。



ゲーム性の高いこのキャンペーンがすごかったのは、「まさか」と思える場所に掲示したことでしょう。このサイトを見てみるとすごくおもしろいです。そして、本のページの文字組をそのまま広告にして掲出するって、美しいなぁ、と。街で遊ぶってまだまだやれてないことがたくさんありそうです。








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2011/01/28

世界的に「家業」が再ブーム?足が地に着いたビジネスがCOOL。


最近のMONOCLEを読んでいた気が付いたのだが、今多くの若者が憧れる職業って「家業」なんじゃないでしょうか?ちょっと前の2010年11月号も「家業」というかFamily businessが特集されていました。

正確には、「家業」は職業ではありません。でも、彼らが求めている価値観が「家業」だと実現できるのです。

信頼できる人たちと、自分たちで事業を始めたい。しかし、起業するにはハードルが高い。。。そこで急に脚光を浴びているのが「家業」。もちろん、実家が何か事業をやっている場合に限られますが(僕も、家業はありますが継いでませんw)。

「就職せずに、coolな人生を送りたい」。正直、就職してもバラ色の人生が待っているとは思えない。だったら、自分で自分の人生をコントロールしたい。そう考えて、今まで嫌煙されていた「家業」に再び目が向いているようです。

生まれ育った場所で、親から引き継いだものをより洗練されて提供していく、そんな仕事の仕方をMONOCLEで取り上げています。現在連載している「Hiyaku」というマンガがまさにそういうストーリーです。投資銀行を辞めてNYから葉山に戻ってきた主人公が、家業のシャツメーカーを復興させる話です。(まだ、連載途中なので、どうなるかはわかりませんが)。そして、地元の友人たちもそれぞれが地元で地に足の付いた商売をやっている人たちなのです。

この「足が地に着いた商売」というのが、キーになっていると思います。
信頼できる仲間と、足が地に着いた商売がやっていければ、一発大きく当てなくてもいいんじゃないの?その代わり、デザインやエコには気をつかうけどね。COOLじゃなきゃ嫌だから。
上記のような空気が流れ始めています。日本だけではなく、他の先が見えなくなった先進国にも。私はこの流れをポジティブに捉えています。利益よりも、人対人のコミュニケーションや信頼を大切にする方向と同じだからです。なにより、何度もblogでも書いているような「その他」の職業選択をする人が再び増えてくることになるから。自営業バンザイですねw





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2011/01/26

「はたらくおじさん」に出てこない職業を知ることが、ライフスタイル選択にとって重要なのかもしれない。

ネットに超クールな“職業データベース”が出来つつある
この記事にインスパイアされました。

確かにネットで個人が自分のことを公開することが増えてきたことに伴って、どうやってその職業に就いたのか?が可視化されてきています。Chikirinさんが言うように超クールな「職業データベース」が出来つつあるということは間違いない事実です。

もう一歩進んで、私は「そもそも、この人はどうやって飯を食っているのか?」が見えるようになってくると考えています。子供の時って「この人って、どうやってお金もらっているんだろう?」という不思議な大人がいませんでしたか?

今になって考えてみると、型にはまった通常の職業に就いていなかっただけで、別に経済活動をしていなかったわけではないと思います。どこかの企業に勤めていたり、物やサービスを目に見える形で提供していなかっただけで、「食い扶持」は持っていたのだと思います。

不動産収入があったり、自分で事業を持っていたり、特許やシステムを持っていたり、投資をしていたり・・・それこそNHK教育テレビの「はたらくおじさん」に出てこない職業の人々だっただけです。

ネットに自分をさらけ出して書いてくれる人たちのおかげで、マジョリティな職業だけじゃなくて、いろいろな生き方、働き方があるということが認知されて、職業選択(というかその場合ライフスタイル選択になるんだろうな)がより気楽になったらいいのに。そう考えています。

僕は、世の中の「こうじゃなきゃいけない」が少なくなる活動を引き続き支援していきますね。そうそう、不思議な大人って、実は最先端な人たちだったのかも? もしかして、僕も不思議な大人サイドに今いるかもしません。



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2011/01/20

小さな会社の資産は「エンゲージメント(絆)」。でも、財務諸表ではあらわせない

ここのところ、続けて少人数(5人以下)の会社で面白いことを仕掛けている人たちと飲むことが続いています。
今週もレベルQの田中さんと、タラコデザインの本多樹(大学時代からの友人)と飲んでました。

レベルQでは、「おごるTV」「東京ナイロンガールズ」や「オトナコドモラボ」などを運営
タラコデザインでは、「勝手に高崎応援フリーペーパー IC10」や、「高崎おばさん.com」を運営

株式会社空気読みもそうですが、少人数の会社には営業部隊がいません。しかし、なぜか仕事のお声がけをいただき、そこから自分たちも興味の持てることをプロジェクトとして取り組んでやってきています。「誰かから声をかけていただけない」と仕事は無いわけです。

芸者や芸人が客に呼ばれるときに使っていた「お座敷がかかる」ってやつですね。自分で会社を始めてから「お座敷がかかる」ようになっていることが、いかに大切かを実感しています。

じゃあ、どうしてお声掛けいただくか?というと、結局人脈です。でも、人脈というと漠としているので整理すると以下のような「エンゲージメント(絆)」がある状態だと思います。

・どんなことができるのかを(お互いが)理解している状態
・人として(お互いが)興味を持ってもらえる状態
・一緒に働いてみたいと思える信頼感、安心感がある状態
・以前にやった仕事が、信頼感・安心感を担保する役割になっている状態


ここまで、話してきたような小さな企業にとって、他社、他の人との「エンゲージメント(絆)」はなくてはならない本当に重要なものです。しかし、財務諸表には一切あらわれません。

今後、こういった個人+αぐらいの小規模な会社を設立して、暮らしていく人が今後ますます増えていくと思います。
そうなったときに、「エンゲージメント(絆)」を把握できないと、金融システム的には正しく与信評価ができずに困ることになるでしょうね。

そのときに、既存の金融システムのあり方が問われるぐらいの大きな動きになるのか? それともKloutとかのソーシャルメディア上での影響力を測る指標などを取り込みながら現在のシステムを維持していくのか?

前にも、『次の通貨が「信頼」になれば、起業する人が増える社会が到来する!?』というエントリーを過去にも書いていますが、このテーマに興味を持って世の中の流れを見ています。




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