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2008/11/26

銅像をコーディネイトすることでメディア化している! 麹町にあった「夏の日の思い出」という子供の像。

本日、麹町で不思議な像を見つけました。紹介しておきます。まずは、写真を見てください。




この像なんですが、通常はもちろん服もありませんし、釣り竿ももっていません。しかし、いろいろと誰かが服を着せたり持ち物を持たせることで、遊んでいるようです。おかげで、一度見て印象に残った人は、近くに来た折には再度チェックしたくなる衝動にかられてしまします。

誰がやっているのかはわかりませんが、本家ベルギーの小便小僧も服の着せ替えを月に数回やっています。さらに着せ替えスケジュールを貼ってあります。着るモノでメッセージを発信することができますし、一つのメディアとなりうる媒体です。

ちなみに、アイデアとしてはDAKARAのCMに連動して、クロスメディアで広告展開するときにこの像をリアル広告の一つとして利用するというもの。千代田区と一緒にリリースを出すことで、かなり新しい取り組みとして取り上げられると思います。何より、「絵」になるからTVウケしますし。行政側は消極的なんでしょうか?



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2008/11/25

手渡しの広告は、自分がターゲットだったときに印象が悪い。「誰でも確実に背が伸びるサプリ」チラシ

先日、書店で雑誌を購入したときに袋の中に入っていたチラシです。「誰でも確実に背が伸びる」サプリだそうです。すでにこの表現自体が薬事法違反な感じですが、今回はその表現方法ではなく、マーケティングにおけるカスタマーの違和感について書いておきたいのです。




私がこのチラシを受け取って感じたことは、「もしや、背が低い人のみにこのチラシを入れてる?」という穿った感じ方をしてしまいました。太っている人は、きっとダイエットのチラシにそういう感覚をいだくでしょう。書店でそこまでのオペレーションはやってはいないと思うものの。。。

one to oneマーケティングやパーミッションマーケティング、行動ターゲティング、アマゾンで有名になった協調フィルタリングによるオススメなど、netの中にはターゲットをセグメント化して広告を表示することが進化してきました。それになれてしまうと、こういうリアル(手渡し)の広告とたまたま自分がターゲットとして一致したときにドキッとしてしまいます。リアルなだけになんだか、感じ悪い。。。ネガティブな課題解決型の商品ほど、コミュニケーションを気をつける必要がますます出てきています。


消費者は、マーケティングの裏側を知っているからこそ、自分の情報がどうストックされたり、利用されているのかに敏感になってきています。糸井さんが名著「インターネット的 」「消費者という人はいない」のパートで「バナナを買う場面では消費者をやっている人が、他の場面ではシャツを売っている、というようなことはいまでは当たり前のことです。」と表現しているように売る側の裏側をすでに知っているのです。


ちなみに、僕個人の感覚で追加すると、コンビニのPOSレジで何歳代のボタンを押されるのかをチラッと見てしまいます。これは自分情報に敏感にあたるのかな?

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2008/11/24

最大の参入障壁は歴史に裏打ちされたブランド。ホンダ スーパーカブ2008年で50周年。

ホンダのお膝元、銀座線青山一丁目のホームで見つけた広告です。2008年でスーパーカブが50周年だそうです。スーパーカブの広告は、Lifeに掲載されていたものや有名で優れたグラフィック広告が多いので有名です。そしてこの広告では50周年という歴史をストレートに伝えています。

そして、ビジュアルとして使用しているプロダクトの一貫性が50年続いた芯のあるブランドを訴求しています。すごいですね。こういう長く続いたブランドの強さを、内分にいると軽視しがちです。競合から見たら、すばらしい価値であり、なによりの参入障壁になります。




長く続いた自社ブランドが、参入障壁となる宝物なのか、それとも時代に合わなくなった既視感の強いテコ入れが必要なものなのか、もう一度考えてみたほうが良さそうです。なんせ、時代が大きく変わるタイミングですから。もちろん、企業単位の話だけではなく、自分個人のブランドについても考えてみたほうがいいです。僕も、休日の今日は何を残して、何を捨てて、何を加えるのかということを考えてみます。

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2008/11/23

売上連動で賞金プレゼントキャンペーン。チョコマン、AXE。

賞金の額をAXEの売上の1%と設定してる売上連動の仕組みを入れたキャンペーンです。この写真のチョコマンを見つけたら、QRコードからケータイでアクセスする仕組み。チョコマンをたくさん発見した人にポイントがたまるというゲームです。ポイントが多かった人10人で賞金を配分します。

このポスターの段階では賞金がわからないという状況です。




暇な人ほど、チャンスがある仕組みです。11月30日までのキャンペーンですが、現時点で賞金は500万円弱ですね。一人50万円もらます。


AXEは毎回キャンペーンが凝っているので、チェックしておきましょう。映像&キャラクター&ゲーム性のあるキャンペーンでバイラルが広がるような仕組みが巧みにできています。このキャンペーンが本当に効果があるかどうかは、チョコマンの告知がしている場所がいかにターゲットがいる場所もしくは「使う」シーンでやっているかがポイントなんでしょうね。実際、クラブ周辺でよくみるし。



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2008/11/22

TOPSHOP、iPhone(ソフトバンク)など。書店流通を活用したプロモーション施策(雑誌編)

マーケティングの4Pのうち、流通Placeのお話です。


書店がつぶれていくという話がよく語られていますが、流通チャネルということを考えればまだまだ力を持っています。ちなみに、ちょっと調べてみたら2001年時点で、2.1万店舗から2008年時点で1.5万店舗に減少しているようです。でも、これだけの流通網で商品が店頭に置かれる仕組みを作っているところは他にコンビニかキオスクぐらいしかないでしょう。


さて、その書店を企業の告知スペースとして、雑誌や書籍を流通することに活用する事例が増えてきています。もともと、雑誌というメディア自体が、広告を掲載したり、新製品の情報を取り上げてもらったりということに企業は活用してきていたわけですが、どんどん直接的に、PRするための雑誌を作り始めました。もちろん、雑誌を流通させるためには雑誌コードが必要なため参入障壁が高いのですが、もともと雑誌コードをもっている出版社にお願いして「別冊」などの枠組みを使って出している例が多いようです。

・TOP SHOP

・iPhone(ソフトバンク×切り口がハニカムを活用してクリエーターに向けてます)


・楽天お取り寄せブック(blogでも紹介しました )



自社でこのようなPRメディアを出すメリットは、流通だけではありません。メディアで取り上げられていると、読者は「正しい情報」のように感じてしまいます。自社のPRであるため記事として書いてあっても、有利な切り口で紹介できます。また、副次的ですが書店以外の場所、たとえば店頭などでPRとして活用したり、過去に自社製品を購入してくれた優良顧客に送付することで、再度の購入・リピートを促すということもできます。資料請求として、無料で雑誌をプレゼントという方法をとって、見込み客を集めるということもできます。


企業の宣伝方法も、CMなどのマス向けから徐々に費用対効果を求めて変わってきています。だからこそ、このようなメディアでの広告手法に注目が集まるのです。マーケッターがカスタマー定義をちゃんとやって、「効く」プロモーション施策やコミュニケーション戦略を立てることが求められています。

そんな時代だから、株式会社空気読みの、現場をちゃんと知ってカスタマーを語れる「カスタマー原理主義」×「メディア特性の経験」が受け入れられているんだろうなぁ。ありがたいことです。

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2008/11/21

「1名様からの忘年会承ります。」概念を変える発想術。お一人様マーケットで仕掛ける?

いつもチェックしている家の近くのお店の看板です。過去にもこのblogで紹介しています。なかなか粋なんです。
お店からのメッセージによる、集客&マインドアップ施策?
情報発信を続けるお店の看板。
情報発信を続けるお店の看板。続報

今回取り上げたいのは写真にあるように「1名様からの忘年会承ります。」です。一人忘年会。これは、忘年会=大人数でやるものだという概念を打ち破っています。だから、ギャップがあるので目にとまります。また、商売として考えた場合「一人忘年会」という新しい需要を創造することができます。市場を広げる作戦です。



ご存じのように、新しい市場を創造をするのはかなり困難です。この看板だけにその重責を背負わせるのは酷です。こういうときこそ、メディアの力を活用することを考えたいですよね。「一人忘年会」「一人新年会」「一人送別会」「一人歓迎会」など、今「一人シリーズ」がブームだということを話題性をもって仕込んでいくと、多くの人たちがフォロワーとして動かすことができます。せっかく、お一人様マーケットに注目が集まっているので、ここの発展系として「一人○○会」や「一人○○サークル」などを売り出すチャンスかもしれませんよ。


お一人様マーケットは、バズワードじゃなくて本当に顕在市場なので、仕掛けを本当に考えたほうがいいですよ。マーケッターの方々。以下の本など要チェックです。でも上野千鶴子さんだとちーと重たい。。。もっと軽めに取り込みたいですね。







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2008/11/20

レストランのおすすめメニューのような「書店のおすすめ本」黒板メニュー。

本日は、渋谷(松濤、富ヶ谷商店街と言ったほうがいい場所)にできたセレクトショップ型書店「渋谷パブリッシング&ブックセラーズ 」の黒板メニューです。

ちなみに、こういう編集型の書店に行くと「構成」「括り方」「切り口」などを見ていろいろ考えてしまうのは編集出身者の血だと思います。本当に参考になりますし、本のつながりやリンクを見ているようで、知のつながりが見えてわくわくしてきます。ときどきブラリと行っています。大好きな中目黒のCOW BOOKS 同様、散歩の目的地に選ぶ場所です。

この黒板メニュー。飲食店などでは、毎日店の前を通過するお客さんのコミュニケーションとして活用されています。お店の方の顔が見えてきたり、手書き文字のお掛けで親近感がわくこともあり、浸透してきています。


それを書店で「本日のおすすめ」として活用したはじめての事例じゃないでしょうか?


ちょうど一冊丸ごとシリーズの「牛肉」が一番上に書いてあるので、より飲食店メニューのように感じさせています。ディスプレイに並べる本もいろいろ変更しているので、黒板メニュー=新鮮でいろいろ入れ替えをして旬なものがあるとイメージを使うことは理にかなっています。

黒板メニュー=旬なものおすすめが書いてあるという文脈を、消費者や見る側は、自然と空気読みしています。このイメージを使わないのはもったいないですよ。
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2008/11/19

net通販の新規顧客獲得と紙カタログの組み合わせ。楽天グルメお取り寄せBOOK

通販に関わっていて、なおかつメディアミックスによる新規ユーザー獲得のネタなので、とりあげないわけにはいきません。以下、日経ネットマーケティングの記事ですが楽天が「楽天グルメお取り寄せBOOK」を出した件の記事引用です。



楽天市場と連動したグルメ雑誌を創刊、新規ユーザー獲得を狙う

 楽天は11月18日、同社が運営するインターネットショッピングモール「楽天市場」で人気のグルメ商材520点を掲載したグルメ雑誌を創刊したと発表した。書籍販売サイト「楽天ブックス」や全国の書店などで販売する。
雑誌名は「楽天グルメお取り寄せBOOK冬を味わう」。掲載商品に商品番号を付けており、パソコンや携帯電話で番号を入力することで商品の詳細情報にアクセスできる。このほかすべての掲載商品にQRコードも付け、携帯電話から購入しやすくした。楽天は、インターネットショッピング未経験者を楽天市場に誘導し、新規ユーザーを獲得したい考え。
楽天では、2006年3月に女性向けフリーペーパー「楽天MAGAZINE」、2008年10月に産院向けフリーペーパー「赤ちゃんとの暮らし準備事典」を発行しているが、書店販売は今回が初めてという。
発売元は料理王国社。A4判、104ページで、定価780円。発行部数は9万部を予定している。
■関連情報
・楽天市場のWebサイト http://www.rakuten.co.jp/
・「楽天グルメお取り寄せBOOK」専用サイトhttp://event.rakuten.co.jp/food/otoriyose/
もともと、昔からやっている大手通販企業はどこも紙カタログを中心としてやってきていました。それが、徐々にnetにうまく移行することを考えながら、経営に取り組んでいます。一方で、net型通販企業が、逆に紙の強みを活用してきている例です。

netから紙に参入するときの障壁としては、本を流通させることとメディアを設計することだと思いますが、今回の楽天お取り寄せBOOKの場合は料理王国と組むことによって実現しています。また、紙と相性がいいのは注文チャネルとして活用するケータイをアクションとするなどいい組み合わせスキーム。780円という価格がちょっとひっかかりますが、書店に流通させるために安い価格の本だと嫌煙されるからだと思います。だったらもう一歩踏み込んで、注文した人から780円をキャッシュバックする仕組みを組み込めると良かったかもしれませんね。

最終的に、一人獲得にいくらかかるのか?(新規・既存ごとに) 注文単価はいくらぐらいになるのか? 二回目以降の購入もしてくれる残存率がどのぐらいになるのか?など検証していくことになると思いますが、とても興味深いです。

リリースでは、新規獲得向けとなっていますが、あちこちblogを見ていると既存カスタマーで優良(RFM観点 で)顧客に無料送付しているみたいですね。

あ、よく考えてみたら楽天のモデルだったら、そこまでカスタマー獲得コストだけで見る必要もなくて、欲しかった店舗の顔ぶれやショーウインドウ的商品などが、この企画によって獲得できることも大きいのかもしれないです。やはり、書籍や雑誌に掲載されて書店に並ぶというところに感じる価値は大きいですからね。
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