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2010/12/10

日経MJ2010年ヒット商品番付から読み取る「ヒット商品二つの傾向」

このblogでも恒例となった日経MJのヒット商品番付が出ましたので、紹介しておきます。






2010年のヒット商品番付を見ると二つの傾向が浮かび上がってきます。
一つが「物が売れない時期にいかにして勝ってもらうのか?」
もう一つが「エンターテイメントとして受け入れられるものは何か?」です。


こういうランキングになったということは、2010年は消費者の意識が変わっているタイミングのために、深層心理で求めているものにあったものが、登場してこなかったということでしょう。「せめて買ってもらうためには・・・」と「エンターテイメント部門」のものが多くランクインしているように見えます。

個人的に総括すると「説明責任」が消費にも求められすぎた年です。

キーワード1:「消費する言い訳をあたえてくれるもの」
倹約ムードにも飽きたんだけど、一度慣れてしまうと、「消費癖」がなくなるのでお財布を緩くするのは至難の業です。だって、今の物で特に困ってないですし、新しい物を購入するがカッコイイという気分じゃもはやないのですから。そこで出てきたのが「言い訳商材群」です。

ex.スマートフォン、エコポイント、3D.LED、トップナノックス、GOPAN,オールフリー、CR−Z

別に買わなくてもいいんだけど、今の物でも満足しているんだけれど、「○○」が違うから。「環境にいいから、節約できるから」とロジカルに消費を説明できるものたちです。ここでも説明責任が求めれている気がします。

でも、きっと本当に消費者が思っているのは、「別に買わなくてもいいんだけど。。。」のほうが大きそうです。もう消費じゃない方法はないのかな?だと思います。きっと「シェア系」のものはもっとくると思いますよ。買うよりシェア。モノからコトへのお財布シフトがより進みそう。


キーワード2:「エンターテイメント部門もわかりやすい凄さ!感動。共有できるもの」
わかりやすさの池上さんにしろ、K-POPにしろ、AKBにしろ、「みんなで語れる」ということが大きいようです。少なくとも、自分だけのひそかな楽しみ系は今の気分じゃなさそうです。坂本竜馬にしろ、ゲゲゲにしろ、ポイントはわかりやすい「凄さ」が語れて、友人や知人と共有できたものが口コミで広がる。そしてソーシャルメディアなどを遠しいて会話されるってことですよね。もともとアイドル系は宴会の出し物で・・・、カラオケで・・・とみんなでネタを共有化できるからこそ、楽しめたものですからね。社会が難しくなったし、それぞれの働く境遇も変わってきたし、共通の話題がどんどんなくなるなか、わかりやすい凄さのものにはマスが殺到した感じです。

ex.サンデル教授、ドラッカー、本田圭佑、ゲゲゲ、K−POP、AKB、坂本竜馬、東京スカイツリー、ワンピース

今回は、ランキングに入ってませんでしたが、「事業仕分け」や「海老蔵謝罪会見」にしても、俺たちにもわかりやすくしろよ!って熱が高まっている気がします。隠そうとしてしていることに対して、「わかりやすく、本質部分を提示してよ。説明責任があるでしょ!」とみんなが言っているようです。なんかそろそろ、この「説明責任」部分も折り返し地点が来そうな気がしています。徐々に「直感で」「なんとなくこれがいい!」
的なものに心がひかれはじめてくると思います。



2010年日経MJヒット商品番付
【東】
横綱:スマートフォン
iPhoneやアンドロイド携帯が人気で10年度の販売台数は前年比でほぼ倍増

大関:エコポイント
薄型テレビの年間販売は前年比8割増。エアコンと冷蔵庫も好調だった。住宅版も話題に

関脇:猛暑特需
ロッテアイス「ザクリッチ」やユニクロ「サラファイン」などアイス・冷菓や機能性肌着などが爆発的に売れた

小結:200円台牛丼
大手3社が相次ぎ牛丼類を200円台に値下げしたり、同水準の新商品を発売したりした。デフレの象徴に

前頭:ドラッカー
「もしドラ」の発行部数が170万部を突破。本家のドラッカー氏の著書も押し上げた

同:銀座
松坂屋にフォーエバー21、ラオックスが出店。三越も1.5倍に増床し、街を訪れる人が増えた

同:食べるラー油
エスビー食品「ぶっかけ!おかずラー油チョイ辛」などメーカーや小売り各社が相次ぎ発売

同:本田圭佑
6月のサッカーワールドカップで日本はベスト16入り。本田選手の無回転シュートが話題に

同:これからの「正義」の話をしよう(早川書房)
マイケル・サンデル氏の書籍は60万部を超えた。関連本や電子書籍のダウンロード件数も伸びている

同:ゲゲゲ
NHKドラマ「ゲゲゲの女房」が高視聴率を記録。鳥取県の水木しげるロードに観光客が殺到

同:α NEX-5/NEX-5
レンズ交換式デジカメ。一眼タイプで高画質だがコンパクトカメラ並の小ささで、女性も支持

同:電子タバコ
10月のたばこ値上げで禁煙を決断する人が増加。コンビニなどでは一時品切れになるほど人気に

同:iPad
9.7型の大型液晶を使った多機能携帯端末。操作が簡単で子供や高齢者がパソコン代わりに利用

同:AKB48
ファンを巻き込む「総選挙」や握手会などの仕掛けも奏功しブレイク。18枚目新曲は初のミリオン

同:お料理簡単グッズ
小林製薬の「チンしてこんがり魚焼きパック」など電子レンジで手軽に料理ができる商品が人気

同:池上彰
わかりやすく親しめるニュース解説がテレビで引っ張りだこ。著書もヒットし、出版界の救世主に
同:ビッグアメリカシリーズ(日本マクドナルド)
価格もボリュームもビッグなバーガー。第一弾のテキサスバーガーは発売4日間で当初計画比約2倍の販売

同:ファー小物
ふわふわ毛皮を使ったアクセサリーやマフラー、耳当てなどが女性の人気アイテムに

【西】
横綱:羽田空港
10月に32年ぶりに国際定期便が復活。国土交通省によると、経済効果は約1兆円。格安航空など空の話題が尽きない1年に

大関:3D
パナソニックなど大手家電メーカーが相次ぎ対応テレビを投入し話題に。映画興行も好調

関脇:LED電球
電球全体に占める販売額シェアが過半を突破。エコポイントの交換商品としても人気を集める

小結:坂本竜馬
福山雅治さん主演のNHK大河ドラマを機に人気が沸騰。長崎県や高知県の旅行者が増えた

前頭:トップナノックス(ライオン)
従来の液体洗剤の二分の一の量で汚れを分解して落とす。すすぎが1回で住み節水や節電にも貢献

同:東京スカイツリー
東京・墨田の自立式電波塔、12月に500メートルを突破し、周辺は建設風景を見る観光客でにぎわう

同:ONE PIECE(ワンピース)(集英社)
最新巻の60巻の初版発行部数は340万部と史上最多を記録。単行本累計発行部数は2億部超

同:K−POP
韓国の女性グループ「KARA}や「少女時代」がブレイク。高い実力で女性ファンを獲得

同:低価格均一居酒屋
ワタミなどが相次ぎ開業。280円均一店の鳥貴族の09年度の売上高は二年前の約二倍に

同:オールフリー(サントリー)
アルコール度数だけでなく、カロリーや糖類をゼロにした。年間販売目標を当初の2倍の200万ケースに

同:専科(資生堂)
大手企業では珍しい1000円未満の基礎化粧品。発売から累計出荷本数が250万本を突破、台湾でも販売

同:B級グルメ
9月に開催した「B−1グランプリ」は43万5000人が来場。メーカーとのコラボ商品も続出

同:クーポン共同購入サービス
制限時間内に申込者が集まれば商品を安く買えるサービス。高い割引率が支持されサイトが乱立

同:CR-Z(ホンダ)
販売台数は2万台を突破。ハイブリッド車ながらデザインに優れ、スポーツ型では割安なのが人気

同:ポケットドルツ(パナソニック)
若い女性の電動歯ブラシという新市場を買いたく。今春の発売から約半年で100万台を販売

同:山ガール
「山スカート」に代表されるおしゃれな専用ファッションを楽しむ女性の山登りがブームに

同:ミルミル(ヤクルト本社)
整腸作用があるとされるビフィズス菌を1本あたり100億個含むという。5年ぶりに発売

同:スターバックス ヴィア(スターバックス、AGF)
お湯を注ぐだけで店頭に近い味が楽しめると人気。売上は当初想定の2倍のペースで推移


殊勲賞 はやぶさ せんとくん
技能賞 GOPAN 時短家電
話題賞 中国人観光客 上海万博
残念賞 横浜ベイスターズ HMV渋谷




関連記事:考察有り
日経MJ2010年上半期ヒット商品番付
日経MJ2009年ヒット商品番付
日経MJ2009年上半期ヒット商品番付
日経MJ2008年下半期ヒット商品番付
日経MJ2008年ヒット番付から「空気読み」







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2010/12/06

「シェア <共有>からビジネスを生み出す新戦略」に見る3つの消費者の空気。

12月1日にNHK出版の木村さんにご招待いただき「シェア」発刊イベントに参加してきました。発売は12月14日。出版関係者というよりはソーシャルメディア関連の皆さんにたくさんお会いする会となっていました。


「日々の音色」で一躍有名になったSOURのライブもありましたよ。あのPVって、世界とソーシャルメディアで繋がって共同で一つのものを創るという今の空気を体現していましたよね。このblogでも取り上げています
SOUR「日々の音色」PVに感じる”One nation under a groove"な世の中の空気

■本題



「シェア」という概念が、今の気分と非常にリンクしたムーブメントだと注目しています。さっそく週末に読み終えましたので、ちょっと感じたことをまとめておきます。本の内容は買って読んでもらったり、他のblogでチェックしてみてください。あくまで空気読みの観点でピックアップしています。

1:所有・消費嫌悪の気分。これ以上めんどくさいことを増やしたくない!
次から次と新しいモノを消費することへの罪悪感。そして、疲れ。捨てるよりも誰からに使って欲しい!自分が使ってないんだから、有効活用してくれたほうがうれしい。そんな気分が僕も強いです。モノを購入することに飽きているのと、何か嫌悪感が出てきていますから。そこに、カーシェアリングやモノのレンタル、カウチシェアなどは、当てはまっています。エコという大目的ともちょっと違うのですよ。こんな感じです。
所有欲<所有して管理しなくちゃいけないことへの面倒臭さ=シェアを選ぶ

2:経済的メリットよりも、誰かに喜んでもらえるほうを優先する気分
ソーシャルレンディング(個人対個人の融資)も心理的には利率などの経済的な見返りよりも、シンプルに自分の貸したお金が誰に何の目的で使われるかが把握できるほうに大きな魅力があると思います。また、自分の能力を誰かに直接提供するようなサービス(Skillshare,Davezillion)なども同じ理由だと思います。直接、誰かに喜んでもらえる。自分の価値を認めてもらえるということが、今の時代には逆に新鮮になっているのだと思います。

3:独り悦に入るコトよりも、みんなに共感してもらえるコトのほうがカッコイイ
所有欲は、やはり一人で悦に入る時間だったり、人からの羨望が価値だったと思います。みんな持っているものであれば悦には入れません。しかし、今は価値が異なり同じコミュニティに属していること、同じモノを持っていることのほうが「うれしい」ことなのです。気分が変わっているのです。同じトライブ(族)の人を見つけて共感できることのほうが、所有欲の何倍も価値が高いのです。

だからこそ、このシェアで取り上げられているサービスなどは、上の3つの消費者の空気、時代の空気を満たして支持を受けています。みんな気が付いているのですよ。これ以上マーケティングに踊らされて、消費地獄に入るのは嫌だってね。

■さっそく読み終わったシェアをシェアしてみました。

↑読了した本はシェアコードを入力した後、日本愛妻家協会の@ryutak2009 さんへシェア。今後、このバーコードでどうシェアしていったからがサイトで確認できます。どう動いていくのかちょっと楽しみ。








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【業務連絡】Douglas Purvianceさんの書籍執筆中です。

blog更新、ご無沙汰してます。言い訳ですが(!)、10末にトークショーをやったグラミー賞受賞アーティストでVanguard Jazz Orchestraのリーダーであるダグラス・パーヴィアンスさんとの本を執筆中です。

丁度11月末にはバンドで日本に来日していたので、ビルボード東京でのライブを見てきたのと、追加インタビューの機会をもらってたくさん話をしてもらってきました。

この状況で行けば、年内に再度Skypeで追加インタビュー。年末年始に集中して執筆。それをもとに年明けには再度ダグラスさんとMTGと進めていきたいと目論んでおります。



Vanguard Jazz Orchestra@Bliiboard Live Tokyo 開演前のステージ

ライブの感想も書きたかったりするのですが、シンプルに考えたことだけ触れておきます。あまりにも感動して、開演前に貧血になったぐらいですから。。。
1:パーソナリティと選ぶ楽器、演奏スタイルの相関性
2:演奏者自体がリラックスして楽しむことで、その空気が客席にも感染していく様子
3:ビッグバンドの音圧。そして人間関係の見えるステージの醍醐味

さて、本はどんな内容になるのか、ご期待ください。ダグラスさんのいままでの経験から来る人生哲学やコツが語られています。これから社会に出る方や自分のキャリア形成に悩んでいる方などが読むと本当に勇気づけられる内容になると思っています。

インタビュー中に、感極まって涙を流すダグラスさんを見ていると、僕自身書き手としてこのメッセージを読者の皆さんに伝えなきゃという使命感にかられています。そして、このような機会を持ってきてくれた宮嶋みぎわさんに感謝しています。みんなのために、がんばろう。そして、今年の仕事の仕上げ的な意味も来年の最初の仕掛け的な位置づけでもあります。

どんな内容になるのか、どうして僕が書くことになったのか、などなどはこちらの過去エントリーを参照ください。本当に人が運んできてくれるご縁は不思議な物です。では!
グラミー賞受賞アーティストDouglas Purvianceさんとのトークショー運営で学んだ「幸せなキャリアを築く」4つの秘訣。




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2010/11/19

ウェブから雑誌に逆参入!DECOLOG(デコログ)の光山さんにお会いして再認識したこと




ずっと隠れた優良メディアとして注目してきたDECOLOG(デコログ)の光山さん(ミツバチワークス株式会社)にお会いしてきました。TechWaveで三橋さん(@yukari77)が書いているデコログの取材記事を読み、三橋さんと飲み会でお会いしたときにお願いして実現しました。三橋さん感謝です。

ご存じない方のために説明しておくと、ビジュアルコミュニケーションを重視する若い女性向けのモバイルブログサービスです。普通ブログサービスって、本来プラットフォームサービスなので、メディアとは異なるのですが、デコログの場合完全にメディアになっています

■プラットフォームサービスじゃなく、メディア
ここに注目していたのです。自分の「住所」がある場所で、ブロガー同士のコミュニケーションが設計されている。メールのやりとりが盛んに行われる。彼女たち向けの商材を販売している企業がいたり、広告を行っている企業がいる。しかし、彼女たちに喜ばれるカタチで広告も情報として提供できている「場」となっています。となると、「メディア」です。ちゃんと不適切な広告がでないように管理し、デコログ内で人気ブロガーになった子たちに、悪い大人が近づかないための施策をとっていたりとメディアを運営するための取り組みをちゃんと行っています。なんだか、お話を聞いていてうれしくなりました。

■ウェブだけでなく、リアルまで繋げるイベント
また、今年からリアルイベントとしてデコログ会員を集めて、大阪・福岡・東京でフリーマーケットイベントを実施しています。撮影された動画を見せてもらったのですが、普段ブログでやりとりしている人たちがリアルの場で会っている姿を見ていると、メディアの介在意義の大きさを実感できるイベントでした。

ソーシャルメディアで出会って、リアルでMeetUpという流れは都市に住む一部のweb業界界隈では一般的になりましが、本当にこういったマス層に対して「動かす」ことができているのケースはまだまだ少ないと思います。マス層を動かさないと、社会を変えられないですから、これができているのは本当に重要だと思います。

■念願の雑誌創刊。雑誌コードも自社で取得!
社長の光山さんとお会いしたのが11月18日。そして、自社媒体である雑誌を創刊したのが前日の11月17日でした。なんと、驚くべきことにこのご時世に新規で雑誌コードを取得し、各取り次ぎと契約して、雑誌を創刊するところまで漕ぎ着けたそうです。
さらに、驚くことに雑誌を出すために必要なことも知識もなかったけれど、「出したい!」という強い意志があったので、いろいろな人に聞いて紹介してもらった人に相談しながら、次々と出てくる課題を一つ一つ解決して創刊を迎えたそうです。

自分も雑誌を作っていた側なので、流通のルールなど業界のしきたりなどいろいろ経験しているのですが、光山さんが言っていた「全く知らなかったから、できたのかもしれません。」という言葉が目から鱗でした。

このDECOLOG PAPER(デコログペーパー)ですが、季刊で発行していくとのことです。雑誌だけでも楽しめるのですが、デコログとのメディア連動もすごく良くできていました。目次はケータイサイトのほうにあり、地域別などで雑誌に登場しているブロガーを検索して番号連動で雑誌を確認できるようにもできています。






■まとめ
ウェブ時代は、みんなが媒体を持てるし、紙時代と比べて参入障壁が低くなったと言われてきたけど、「メディアを運用する力」を持った人にとっては紙メディアに逆参入することも可能だということを光山さんが証明してくれる気がします。

そして、ユーザーとコンテンツを重視して、ウェブ+リアル+雑誌と「素晴らしい場」を創って行っている姿には、本当に刺激されました。ベンチャーから始めたって、こんなに素晴らしい場を運営できるし、ユーザーの顔が見えて生活を変えるサービスを創れるんだと勇気をもらいました。




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2010/11/05

【Instagram使用感想】写真の楽しさを、やっと完成させた驚くべきアプリケーション!

iPhoneアプリケーションのInstagramをご存じでしょうか?
使えば使うほど、メディア設計やコミュニケーションプランニングなどをやっている方々が忘れてはならない「シンプルであること」の重要性を痛感しています。


簡単に説明すると、撮影した写真にポラロイド風やフィルム風にエフェクトが簡単に掛けられ、web上に写真を公開できるというただそれだけのアプリケーションです。

でも、そこにはスナップ写真を楽しむためのすべての要素が入っています。

写真の楽しさじゃなくて、ついついカメラ自体の物としての機能ばかりに目がいってしまいますが、一番重要なのは「写真を楽しむために重要な要素は何か?」を突き詰めてシンプルなプラットフォームを提供することです。撮影→加工→共有→評価という一連のコミュニケーションが簡単にできることに特化されています。そして、友人たちの「like」評価やコメントをもらうことで、ますます熱中させるというリピート性がシンプルな中にもしっかりと埋め込まれています。




Instagramのような写真を楽しむためのシンプルなプラットフォームを目の前にすると、従来のカメラ+プリントorネットで公開というシステムでは、写真の楽しさを完全には引き出せていなかったと気づかされます。自分の本にもたまたまカメラのコンセプト設計の事例を書きましたが、「そもそも」何をするためのものかを考えて、そこに特化した軸でシンプルにコンセプト設計しないと機能盛り沢山のよくわからないものができあがりますから。

Facebookやtwitterにも写真を公開して楽しめる機能なんてたくさんあるのに、多くの人がInstagramに夢中になる秘密を、ハマってみることで是非体験してみてください。本当にオススメです。




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2010/11/03

人生って何が役に立つのかわからない。役に立つときが来てはじめて「あのときの経験は、自分にとって意味があったんだ」と気がつく。

10月末に国際フォーラムで、グラミー受賞アーティストのダグラス・パーヴィアンスさんとのトークショーをやって、ふとタイトルのように「過去にやったことで今の自分に役立っている」ことに思いあたることがあり、このエントリーを書いています。自分の中ですっかり忘れていた過去の経験だったので。

高校生の時に、1ヶ月に一度、FM仙台(現在はDate fM)で30分番組「飛び出せ! 高校生諸君」の出演+企画をやらせてもらっていました。番組の企画から取材、出演までを自分たちでやるという自由な枠でした。もちろんサポートにディレクターさんがついていただきましたが、ここまでやらせてもらっていいのかというぐらいの恵まれた機会でした。

番組のスポンサーが予備校だったので、ターゲットとなる高校生に聴いてもらうためには、高校生自体が出演したら友達も含めてターゲット聴衆者が獲得できるはず。という背景があったからだと思います。事実、出演は予備校のターゲットとなる進学校のみでしたので。


企画作ってどんなテーマで番組を作るのかという一通りのことを勉強できたのですが、特に鍛えられたと思うのが、フリートークの技術です。毎回、スタジオで話すのですが聞いている人を意識して話すという初めての経験。説明することを意識しながらも、普段のおしゃべりのようにテーマに沿って会話することの難しさ。適切な言葉で即時に相手に返さなくちゃいけない瞬間芸的な頭の使い方まで、ここで鍛えられたように思います。さらに、スタジオの時間がありますから無限に時間が使えるわけではないという切迫感もありましたから、必死でした。

よくよく考えてみると仕事をしているときに重要なのはこういったコミュニケーションスキルだったりします。特に話すスキルって、忙しいときに磨くのは困難ですから、高校時代に実践で勉強できたのは本当に恵まれていました。普段の仕事だけでなく、いまだに急に司会やトークショーを頼まれても、なんとか対応できているのも、この時の経験のおかげです。

こういうことって、高校生の時にはまったく気がつかなかったよなぁ、と。でも、あのときの自分とその経験を与えてくれた大人に感謝しています。そういえば「夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです 村上春樹インタビュー集1994-2009」のあとがきにこんな文章がありました。もっと俯瞰的に人生を捉えると、こういった過去の自分に感謝することがたくさん出てくるのでしょう。

そんなに簡単にあっさり括ってしまっていいのかどうかよくわからないが、人生とはたぶんそういうものなのだろう。あとになってみれば「ああ、そうか、そういうことだったのか」と腑に落ちるのだが、その時点では何がなんだかわからない。でもよくわからないからこそ、人生にはきっと意味があるのだろう。よくわけがわからないこらこそ、これからどうなるのか先が見えないからこそ、人は必死になってそこから何かを吸収していくのだ。









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2010/10/23

グラミー賞受賞アーティストDouglas Purvianceさんとのトークショー運営で学んだ「幸せなキャリアを築く」4つの秘訣。



昨日、ついにトークショーが終了しました。スケジュールを振り返ってみたら、97年卒リクルート同期の小規模な飲み会が6月頭(そのときのエントリーはこちら)。そこから、実際に企画がスタートしたのが6月末。紆余曲折ありながら10月22日の本番をむかえたわけです。4ヶ月で、こんなすごいイベントができたんだと驚いています。
発案者の宮嶋みぎわさん(@MiggyMigwa)の情熱と献身的な働きのおかげです!

本番で、ダグラスが話してくれた自分の経験をもとにした「幸せなキャリアを築くヒント。そのために必要な組織運営のヒント」が、いちいちこのトークショーの開催までに起こったことと重なっていて、なんだかステージ上で一人ニヤニヤしてしまいました。


1:自分の心の声を聞くこと。本当に自分が何がやりたいのかに気づくこと
今回でいうとみぎわさんの「ダグラスの素敵な言葉を独り占めしていてはいけない!多くの人に伝えたい」というのがこの企画のすべての動機ですよね。これに気がついて、本人が情熱を傾けられるものだったからこそ、転がりだした企画だと思います。


2:コンフォートゾーンから抜け出して、リスクをとることを恐れないこと
普通に考えたら、NYからグラミー賞受賞アーティストを呼んできて、さらに演奏じゃなくてトークショーを企画しようって、かなりのハイリスクですよね。「日本公演のときに、MCでちょっと話してもらえばいいや」ということもできたはずです。しかし、「彼の人生哲学を伝えるためにはもう一歩踏み込んだ話をしなくちゃ」ということにこだわり、トークショーというリスクを取って開催にいたってます。


3:リスクを取ったら、やれるところまでやる!でも、「歩み寄る」ことも忘れない
今回のトークショーの主催はビルボードさんです。トークショーをやるときには場所だったりスタッフだったり、集客するための告知媒体だったりといろいろと乗り越えなくちゃいけないことがたくさんあります。そこに11月にThe Vanguard Jazz Orchestra(以下VJO)の公演をやられるビルボードさんという最強の理解者が現れて、実現が現実的になりました。まさにリスクを取ると手助けしてくれる人が現れる、ですよね。とはいえ、進めていくときにすべてが完璧になることはありません。会場を決めたら、終わる時間は決まっているし、本当はサイン会もやりたかったけど。。。などなど「歩み寄る」必要があることはもちろんありました。しかし、目的を実現することに比べれば小さな出来事ですよね。

4:組織として「目的」に背くことはやらない。VJOのボスは「音楽」そして後世に「レガシー」を伝えていくこと
トークショーの後半では、VJOの組織運営について伺いました。その中でも上記の流れと繋がっていたのですが組織には「目的」があり、それがボスだということです。リーダーや社長がボスなんじゃなくて、あくまで「目的」がボスだということです。今回のトークショーのボスは1のところで出た「ダグラスの素敵な言葉を独り占めしていてはいけない!多くの人に伝えたい」がこの企画に関わったすべての人たちのボスでした。この強いコンセプトがあったからこそ、ボランティアでお手伝いに来てくれた人だったり、撮影のプロフェッショナル、通訳のプロフェッショナルだったりと多くの人が一つになって、最後まで進められました。


ダグラスさんの人生哲学を語るトークショー自体が、その人生哲学を活用して産まれた最初の実践例って素敵だなぁと思いこのエントリーを書きました。この企画に関われて、本当に光栄でした。そして二日間もダグラスさんのお話を間近で聞けて、うれしかったです。



最後に打ち上げでいろいろ情熱的にしゃべった後に、眠くなっているダグラスと母親のようにサポートしているみぎわさんの2ショット写真です。



さあ、次はこの素晴らしい言葉をパッケージにして、より多くの人に伝えられるように取り組んでいきます。頑張りますね。そして、楽しみにしていてください。

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2010/10/15

ソーシャルメディアによって我々が手に入れられるのは、長い回り道を経て「商売の原点」「人付合いの原点」を取り戻すことなのかもしれない。

「ソーシャルメディアによって我々が手に入れられるのは、長い回り道を経て『商売の原点』『人付合いの原点』を取り戻すことなのかもしれない。」

もともと商売は物々交換で始まり、その後対面で商品とお金を交換する貨幣経済に入って行きました。しかし、基本は対面での取引だったため、相手の顔もわかり、ズルをするような取引相手は、同じ地域で長期間の取引を続けることは不可能でした。

それがマスマーケットにマスプロダクトを販売する必要性がでてきたのと同時に、「プロダクト(商品)」を「チャネル(販売網)」に「ディストリビュート(配送)」して、販売するというシステムができあがりました。それと同時に最も効率的に多くの商品を同じような手法で誰でも同じ様に販売するために「小手先のマーケティング」必要となったのだと思います。

失ったものは、「直接対面して取引を行う」ために「相手の喜んだ顔が見られる」「商品に対する期待や不満が把握できる」機会。また、取引相手と知り合いになり、 自分が逆に相手の商品を購入する側に回った時にコミュニケーションができる喜び。お互いを自分の人脈に組み込んで、知り合いを紹介し合い広がっていく人脈形成のチャンス。別に安さだけ求めるのであれば、他の売り手から購入するけど、知り合いから買ったほうがうれしいよね、困ったことがあったら、お役に立てることだったら言ってね、という感覚でしょうか。

行きつけの飲食店には、この法則はまだ健在です。「安さ」よりも、相手が自分のことを知っていてくれる喜び、コミュニケーションできる楽しさが心地良さを提供していますよね。英語でも「local」って言いますよね。 I have a local!ってね。

前者は、グランズウェルでよく知られるようになったソーシャルメディアをやるときに重要視されている「傾聴」そのものですよね。

このことが、一番最初に「ソーシャルメディアによって我々が手に入れられるのは、長い回り道を経て『商売の原点』『人付合いの原点』を取り戻すことなのかもしれない。」と書いた根拠です。


CRM(カスタマー リレーションシップ マネジメント)が、江戸時代に進んだ商売方法である「三河屋の御用聞き」の現代版に過ぎなかったように。。。※前回購入したものを把握し、切れた頃にアラームを提示して、次の注文を取る。従来の注文タイミングなどの履歴でそろそろ注文を取りにいくべきかを把握して、訪問する。そして、それを家にいながら注文も配送まで行っているもらえたわけで、ECの非常に進んだ形式ですよね。


これが、私のソーシャルメディアに対する視点です。人間や動物が昔から行っている習性に逆らうことは難しく、DNAに記憶され、生き延びる過程で獲得してきたことはそう簡単には変わらない考えているからです。テクノロジーを使って、人間くさい楽しみを取り戻す!社会的な動物である人間の楽しみを追求する! 人はこれをやりたいだけなんだと思います。

自分が今一番楽しいのが出会った人と知り合いになり、お互いが手伝えそうなことを持ち寄って協力する。そして、その信頼から次の人脈形成につながっていく。ということなので。この手助けをしてくれるソーシャルメディア、使わないわけないでしょう!

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2010/10/13

「くたばれ!就職氷河期」を読んで感じた、自分の社会問題との関わり方

リクルート時代の同期で、今もいろいろと一緒に企てくれている常見くんの最新作をやっと読み終えました。「くたばれ!就職氷河期」。この書名だけでも、そうとう気合い入っています。






読後一番印象に残ったのは、「就職に関わる社会問題」に対して、ここまで熱く、真剣に、解決しようという彼の真摯な姿です。学歴格差・地方格差・女性の就職環境・人気企業と不人気中小企業などの構造課題を、自ら背負ってすべてを解決しなきゃという彼の責任感の強さです。まさしくジャーナリストだなぁ。

ハッ、としたのが、自分との姿勢の差です。私の場合、すべてにおいて、全体を救おうという考えが欠落しているということに気がつきました。つまり、こういうことです。私の場合、一部のルールを変えるような人々を支援して、新しい道を造ることで問題解決をしようというアプローチを好みます。たとえば就職しない道を選ぶ人たちを支援することで、多様な生き方を見せる、など。一部のやる気ある人達を動かすメッセージを作る方法です。上位10%を動かすことで、社会を変えるアプローチと言えばいいのかもしれません。


しかし、本当に社会問題に取り組む人たちは、弱者をどう救うかということに真摯に取り組む必要があります。行政なども、この視点で動いているのだと思います。常に、この弱者も含めた全体を救うために、どう資源を配分すればいいのかを考えているのだと思います。彼は本当に立派だと思います。だからこそ、ジャーナリストなんだよなぁ。



同じタイミングで橘玲さんの「残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法」を読了。結局、私もこっち側(リバタリアン)なんだよなぁと再認識しました。



この本の文脈で、上記で書いた「自分の社会問題に対するアプローチ」について書くと以下になります。
すべての人に「頑張れ!」を強制することはできないから、 
問題意識があり能力のある人間と共謀することで、 
 社会問題を切り崩して行きたい。
梅田望夫さんも本の中で、似たようなことを書いていた記憶が。。。なんだか、この二冊をたまたま同じタイミングで読んだことで、自分の嗜好がすごくよく理解できました。

=================================================
さて、そろそろ間近になったのでトークショーの告知です。
このイベントに集まった人から、社会を変えるような未来のリーダーが一人でも出てくれたら!それが僕の願いです。グラミー賞受賞アーティストの生き方が直接聴ける貴重な機会ですよ。聴き手の私が一番楽しみだったりしますが。。。よろしくお願いします。

世界的アーティストの歩みを通じて生きるヒントを学べる 
新しいスタイルのトークショー 
~日本を支える未来のリーダー達へ~ 
“超プロ”の生き方・働き方 
presented by Billboard Live TOKYO 
ヒューマン・ケミストリー・プロジェクトVol.1 
2010年10/22(金)  
東京国際フォーラムホールD7 
18:45開場 19:30開演
S席3500円A席2500円
*チケットぴあにてチケットご購入いただけます*通訳あり

*フライヤはこちら→https://www.billboard-live.com/membersarea/info_pdf/bblforum.pdf 



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2010/09/24

「複数タグ」の付く「はみ出し者」のポジショニングを取る

自分がこだわっていることは、この「はみ出し者」であることをkeepすることだと認識しています。

よくよく考えてみると、小さい頃から僕の気になるロールモデルの人々はカテゴライズできない職業の人たちでした。

糸井重里さん、桑原茂一さん、イームズ夫妻、高城剛さん、ポールウェラー、タイラーブリュレ、伊丹十三さん、橋下徹さん(アプレミディや元Bounce編集長のほうです)、ニーハイメディアのルーカスB•B、ナガオカケンメイさんなどなど。通常の職業枠から越えたところで活躍している方々です。

もちろん、それぞれに軸となる分野があるのですが、そこから広げて行くところで緊張感というか面白みが出て来ているように感じます。

複数の職業タグが付いており、いろいろな分野に越境し続け、結果的に新しい職業を作りだしているように思います。(だからこそ、スーツを着ない職業にもともとこだわっていたり、高校の選択基準が制服がないことだったりしたのも潜在的に関係している気がします。)

私も気が付いてみたら、複数タグが付く越境者のはみ出し者にどんどんなってきています。喜ばしいことに、はみ出しが増えてきています?!

「空気読み」というコンセプトで起業したこと自体が通常の枠組みではない「ナナメの切り口」を意識していました。メディアの立ち上げやコンセプト設計という職業。書籍などのコンテンツを産み出すという職業。インタビューやトークショーを通して新しい生き方を紹介して行く職業と広がってきました。

と越境するに連れ、私の肩書きをなんと表現すればいいのかが難しくなってきます。よく一言で自分を表現しなければならないと言いますが、一言で表現する肩書きがないのですから。しかしこれは歓迎すべきことだと最近は捉えるようにしています。表現すべき肩書きがないということは、自分が新しい職業を作り出しているということですから。

結局、「空気読み」というコンセプトでいろいろなことに取り組んで行く。それが新しい職業になり、新しい道を作り続ける。そんなはみ出し者活動を今後も続けて行ってやろうと思っています。ありきたりな肩書きで表現できる職業には不安定さも危なっかしい感じもなくてつまらないですよ!自分で新しい肩書き分野を開拓していきましょう!

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2010/09/20

同じターゲット層を持つ他社と相乗りマーケティング。MONOCLE×TOMORROWLAND

雑誌MONOCLEがTOMORROWLAND丸の内店でショップインショップを行うということで見てきました。創刊時からこの雑誌のファンなので、見るだけのつもりでも買っちゃうわけですよ。完全に狙い通りです。(冷静になって考えてみると、ロンドンの雑誌サイトでポンド建てで購入したほうが安かったはずだよね?)



まさしく、「相乗りマーケティング」です。同じターゲット層のブランド販促に協力することで、そのブランドの顧客を自分の顧客にするというマーケティング手法です






以下、引用。 
プレミアムメディア"MONOCLE"が展開する"THE MONOCLE SHOP"が9月17日(金)から26日(日)までの間、期間限定でトゥモローランド 丸の内店にショップ イン ショップとして登場します。
"MONOCLE"が世界各国の厳選されたブランドとコラボレーションしたアイテムが揃います。
〈about...MONOCLE〉
ロンドンを拠点にスタートした"MONOCLE"は、雑誌、ウェブサイト、さらにリテール機能をあわせもつ既存の枠を超えたプレミアムなメディアです。雑誌とデジタルの連動によって、男女を問わず世界90カ国以上の知的で好奇心旺盛な読者にオリジナリティあふれる最新情報を提供し続けています。世界情勢、ビジネス、文化、デザインに焦点をあて、常にその動きをウォッチすることが"MONOCLE"の使命なのです。
issue 35.volume 04 JULY/AUGUST 2010
MONOCLE Official Site


〈EDITOR in CHIEF Profile:TYLER BRULE〉
"MONOCLE"編集長/クリエイティブディレクター カナダ生まれ。
1989年にイギリスに渡りBBC番組Reportageにてジャーナリストとしての経験を積む。1996年、雑誌『Wallpaper』を創刊し、その手腕で瞬く間にその名を有名にし、そのデザインと内容を高く評価され数々の賞を受賞。また2000年、彼自身も編集者として最高栄誉と謳われるThe British Society of Editor's Lifetime Achievement Award(功労賞)を受賞した。
2007年2月、"MONOCLE"を創刊。
[日程]
9月17日(金)~26日(日)
で、ショップの方に話を聞いたところ、実際MONOCLE編集長のタイラー・ブリュレをはじめとしたMONOCLEチームがよくTOMORROWLAND丸の内店に買い物に来るそうです。本当はマーケティングどうこうじゃなくて、そこからショップインショップが始まったのでしょう。そのぐらいの、力の抜けた企画スタートのほうが意外とうまくいくんですよね。


DEFRAGでのタイラー・ブリュレのインタビュー映像
http://mediadefrag.jp/people/profile027tylerbrule/

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2010/09/18

アーティストSarah Tseさん講演@東洋美術学校での気付き。

東洋美術学校副校長の中込さん(@dconcert)にご招待いただいて、学生向けの講演に参加させていただきました。香港出身でロンドンのセントマーチンを卒業し、アーティストとして活躍しているSarah Tse(サラ・ツェー)さんの講演です。



いろいろと気がついたことがあったのでblogに記録しておきます。

■AIR:アーティストインレジデンスという化学反応を起こさせる仕組み
今回日本には、アーティストインレジデンスと呼ばれる地域にアーティストが滞在し、地域の人や環境の影響を受けながら作品を作るプログラムで別府を訪れたそうです。そこで、別府に住む8人の宝物とそのストーリーをインタビューし、ドローイングの作品を完成させています。

別府という地域の持つ特異なコンテキスト(過去には新婚旅行に訪れるような観光地。温泉が地域のコミュニティの中心にある土地。港町で外から移ってきた人が多い地域。そして、衰退してしまった地域)が、香港出身のサラにどんな化学反応を起こさせるのかという仕掛け自体が興味深いです。

■クリエイターを育てる学校で、年齢の近いロールモデルを見せること
東洋美術学校という日本のアートスクールで、未来のアーティスト候補である学生たちに、ロンドンのセントマーチンを卒業して活躍し始めたアーティストを引き合わせる。そして、彼女の口から今回の初めての個展のことや今の表現に行き着くまでの紆余曲折を語ってもらう。これ以上に刺激的な授業はないと思います。

講演の最後に未来のアーティストである学生に対して、サラは以下のメッセージを送っていました。
「アーティストになること。それは一日ではなれないし、長い期間がかかります。強い情熱で常に取り掛からなくてはなりません」
とても大切なメッセージだと思います。これは別にアーティストだけのことだとは思いません。全ての個人名で勝負している人たちに共通したメッセージです。自分のブランドが簡単に形成できるような風潮が最近横行しているように感じますが、長く時間をかけて築いて行くものです。人との繋がりだって同様です。うまく言えませんが、だからこそ大人になればなるほど、年齢を重ねれば重ねるほど楽しくなってくる。そして、何かを成し遂げようとしたときに、やりやすくなっていきます。

このことをすでに気がついていて、学生へのメッセージとして提供できるのはすごく深いです。。。

■学生をさらに巻き込む次に繋ぐ仕掛け
最後に面白いなぁ、と感心したのがサラの東京での個展準備を手伝ってくれるボランティア学生をこの場で募うという仕掛けです。これは、きっと副校長の中込さんから学生への更なる機会のプレゼントだと思いました。

話を聞けるだけでなく、一緒に個展設営を手伝うことで多くのことを学べるし、何より擬似体験ができるのではないでしょうか。アーティストとしても人手が必要でしょうし、学生としては機会が得られる。いい仕組みだと感じました。

今回、学生に混じって講演を聞けにいけたお陰で、いろいろなことに気が付けました。中込さんご招待いただきありがとうございました。

■サラ・ツェーさんの中落合ギャラリーでの個展情報




2010年9月25日(土) ~ 10月9日(土)
人も物も、すべてゆかしき、奇妙な驚きの物語り 展
http://www.nakaochiaigallery.com/jp/index.html


Tokyo Nakaochiai Gallery
Sarah Tse (サラ・ツェー)
期間中の開廊日時 : 木曜日 / 金曜日 / 土曜日 12:00‒17:00
上記以外の日時でご覧になりたい方は、ギャラリーまでお問い合わせください。




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2010/09/14

男性にとっての「武器」の移り変わりと共通項。

最近、難しいことばかり考えている気がしているので気分転換。
ふと、思ってつぶやいて。そしてなるほど!と感動した記録です。

武器として、自己顕示の象徴になるものたちって時代は変わっても共通項があるなぁ、と。

確かに!RT @deeji_muller: 共通項は「ツヤ」? RT @atobeck: ふと、思ったこと。男性にとって「武器」のポジションのもののニーズの変化。鎧・刀→クルマ・時計・カメラ→ケータイ・PC。でもいつでも自分と一緒に移動出来るもので相手を威嚇するためのツールだよねless than a minute ago via Echofon



そこに、「ツヤ」という回答をもらって目が覚めました。
そうか。鈍い「ツヤ」だ。靴だって、鞄だって。鈍い「ツヤ」系のものは自己顕示アイテムだ!
しばらく「ツヤ」系の男性アイテム写真を並べて考え見ようっと。

一見どうでもいいことに思えますが
僕にとっては、このひらめきがのちのち役に立つ重要な情報になるので。


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2010/08/22

映画「ようこそアムステルダム国立美術館へ」と「金沢21世紀美術館」に行って感じた問題意識

映画ようこそ、アムステルダム国立美術館へを見てきました。かなり良くできたドキュメンタリーで多くの教訓が得られる作品です。普通に映画を見に行く人には退屈かもしれないけれど。。。






あらすじを引用しておきます。
オランダ・アムステルダム美術館の改修工事の模様を、工事関係者約400人への取材を交え、4年以上かけて捉えたドキュメンタリー。'04年に始まった改修工事は、地元サイクリスト協会の猛反対でとん挫。理想に燃える館長、こだわりの強い学芸員たち、彼らに振り回されるスペイン人建築家たち。それぞれの主 張が絡み合い、改修計画は難航していく。


うまくいかないプロジェクトが陥る罠。最初にあった情熱がどんどん失われていく状況。
誰もが責任を取りたくないため、もっともなことを言って前に進めなくさせる役人や大臣。

現代民主主義よりも独裁制度のほうがうまくいくものについて考えてみたり。
メディアを創刊するときに、せっかくいいコンセプトを打ち立てたのに、実現する段階になるにしたがって、バランスを取り丸くなることで誰にも刺さらない凡庸なものが出来上がる様を思ってみたり、本当にいろいろと考えさせられました。

プロジェクトの失敗が起こってしまった一番の原因だと思えることは、「誰が顧客か?誰のために改築するのか?」という今後起きる選択肢を評価するための立ち位置と評価の重み付けを設定しなかったこと。そのため、自分の立場や各種既得権益団体の立場からの反論にロジカルな解答ができなくなって行きます。当たり前だけど、当事者になるとこのことに気が付くのはなかなか難しいことですよね。










さて、もう一つ国や行政がお金を出す美術館運営の難しさを感じたの金沢21世紀美術館」です。僕自身、開館してから定期的に4回ばかり訪れているのですが、今回訪れたときに質の低下に驚きました。(夏休みだったということもあったかもしれませんが・・・。そして私の期待値が高かったということもあると思いますが。)


開館当初から数年間に渡り、現代美術館として精力的なキュレーションを行ってきていました。自らのコレクションをほとんど持たないという制約の中では、素晴らしいキュレーターが、エッジの立った企画を行うことが美術館の質を担保するほぼ唯一の方法となります。数年間本当に地方美術館のあるべき姿を示してきたと思います。


※もちろん、写真のレアンドロ・エンリッヒの「スイミングプール」やジェームズ・タレルの「ブルー・プラネット・スカイ」など毎回行くたびにある恒久展示だって素晴らしいです
しかし、昨年行ったときにも、その徴候を感じましたが、今回はすでに地方行政からの圧力なのか劣化してしまった姿を目の当たりにしました。地元市民の文化展をやらなくちゃ行けなかったり、地元一般市民の集客が見込めるような「人体の不思議展」を開催していました。キュレーターの人は相当心苦しいでしょうね。集客を追うためには、ポピュラーなものをいれる必要があり、地域行政からお金が出ている以上、市民の展示もやらざるを得ない。しかし、立ち位置についてちゃんと握っていれば「21世紀美術館」のおかげで、どれだけ金沢に観光客を呼び込めたか、観光に与えた影響をちゃんと主張し、だからこそ地元の人が沢山くるよりも、観光客が訪れる重要性を示ていたかもしれません。結局、政治家も市民の民度が反映されてしまうのかもしれません。

今回たまたま、金沢の21世紀美術館を取り上げましたが、地方の美術館は似たような状況に苦しんでいると思います。もしかしたら、今はすごくうまく行っているように見える十和田市現代美術館」青森県立美術館なども、しばらくしたら同じ状況に陥るのかもしれません。企業パトロンが支えているベネッセと直島の関係、などを除いて。。。なかなか悩ましいですが、現代美術ファンとして、気がかりです。









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2010/08/17

【告知】Billboard グラミー賞受賞ジャズオーケストラリーダーに聴く "超プロ"の生き方・働き方




ちゃんと告知できてませんでした。。。
昨日8月16日(月)からチケットぴあにて
グラミー賞受賞ジャズオーケストラリーダーに聴く "超プロ"の生き方・働き方
チケット販売開始しました!


開催期間 2010年10月22日(金)
時間 18:45開場 19:30開演
料金 S・3,500円/A・2,500円
会場 東京国際フォーラム ホールD7




いろいろなきっかけがあり、この企画で聴き手として参加させていただきます。
ステキな生き方をしている人に、僕自身が聴きたいと思っている「働くコト」に関しての思想を深くインタビューしてみたいと思います。


アーティストとして演奏のクオリティを追求し、バンドを黒字経営していく。その一見相反することを両立してきているダグラス。「どうしてアーティストという道を選んだのか?」「何の保証もない不確実な道を選ぶことへの恐怖感はなかったのか?」「人生で直面した困難は?」・・・ 「超プロ」だからこそ見えた、ライフワークとしての仕事を掴む方法を聴き出したいと考えています。



そして、僕にとってもこの仕事は、いままでやったことのない「新しいステージ」の仕事になります。本当に人生とは不思議なものです。思いがけず、こういった新しいチャンスが他人から急にもたらされます。楽しみながら、柔軟にチャレンジしていきます。


最後に、このチャンスを与えてくれたジャズピアニストの宮嶋みぎわさん。この企画をサポートしてくれている就職ジャーナリストの常見陽平くん。さらに、ビルボードライブ東京で新規事業としてこの公演をプラニングしている鮫島さんに感謝しています!





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2010/08/13

自分の能力を買ってもらって、自分の人生を生きるための4つのヒント。

一昨日夜、大阪から東京に来ていた社労士の井寄さんに誘われて飲みに行きました。井寄さんと言えば、「稼げる社労士の集客術」を出版されたばかり。この本、士業の人たちが、どうやって営業せずにも仕事が来る状態をつくるのかについて書いてあるのですが、これって士業だけじゃなくすべての独立した存在の人々に必要なスキルです。

さて、もう一つ。昨日朝8時からジャズピアニスト@MiggyMigwaさんと就職ジャーナリストの@yoheitsunemiさんと朝食MTGしてきました。もちろん本題はあったわけですが、そこで出た話と井寄さんの本に書いてあることをあわせると、タイトルに書いた「自分の能力を買ってもらって、自分の人生を生きるためのヒント」になるんじゃないかと思いこのエントリーを書き始めました。



■自尊心を高め、自分の自信を保つ
「筏下り」と「山登り」の話がでましたが、まずは社会人として目の前の仕事を頑張って認められることが自尊心をつけることに繋がります。自分も会社入った頃に「自尊心」って言われても「?」だったと思います。社会人になって仕事を与えてもらえることが、自分に自信をつけるための栄養だったかもしれませんね。

■不確実な人生を楽しむ。キャリアデザインから外れることを恐れない
自尊心さえあれば、キャリアデザインから外れることを恐れずに、計画外の依頼に応えることができます。そして計画外の出会いやチャンスに柔軟に自然体で飛び込んでいく。これが「自由に生きる」人たちに感じる自然体の理由のような気がします。

■頼まれたことをやってみる
他人のほうが自分の新しい能力に気がついていて、依頼してくれることがあります。そのときは「えいや!」と仕事を受けてみると、そこから新しい自分を発見できます。もちろん、受けた仕事はプロフェッショナルとして完遂する覚悟が必要ですよ。

■コミュニケーション能力を磨き、人脈を大切にする
目の前の仕事をキチンとやり遂げることで、信頼ができ人脈となっていきます。地味な話ですが、これがもっとも大切なことです。井寄さんの本でも、価値を提供し対価をいただくことの大切さが書かれています。そのためにも、「コミュニケーション能力」を磨くことはますます重要です。相手に対して不快感を与えないこと。意志の疎通ができること。そして、相手に興味を持てる好奇心。


最近、blog(更新頻度低いですが。。。)で、この手のことを考えることが多いのも、自分の周囲からたくさんの新しいチャンスをもらっていて、挑戦していっているタイミングだからだと思います。なので、時々立ち止まって自分の状況を冷静に考えて、こうやって普遍的な法則を書き出す作業を必要としているようです。まあ、blogは一種のライフログですから、お許しください。



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2010/08/06

「働き方革命」自分の能力を無駄遣いしなければ、停滞した社会を活性化できる!?

最近、自分が会社を創ったのは2つの目的がある、ということに気がつき始めています。

1つは、本業である時代の空気、消費者の求めているものを把握した上でメディアを創ることで世の中をよりよい方向に持って行きたいという想い。そして、2つ目が、法人というカタチを取りながらも、僕個人が新しい働き方のロールモデルとなることで、サラリーマンとして働くという常識を「選択肢の一つ」という位置づけに持って行きたい、という理由です。

この二番目の「僕個人が新しい働き方のロールモデル」となるという目的に最近気がつきました。本日は、このパンクな社会実験である「働き方革命」について考えていることを書いておきます。

この「働き方革命」の動機は大変個人的なことから始まっています。
私は、サラリーマンのいない家庭環境で育ちました。働くことと、お金を稼ぐことが非常に近い環境です。

小さい頃に父親の仕事についていって感じたことは「大人になっても友達っているんだね」ってことと、仕事してお金をもらうって、「別にペコペコすることじゃないんだね」ということ。

相手の役に立つ仕事をしてその対価をもらう関係は、対等だということを学びました。また、仕事する相手って友達と遊んでいるような関係だということも理解しました。納品しに行って、お茶出してもらってお菓子食べながらダベっているのが、テレビでやっている働く人のイメージとあまりに違うのに驚き、喜びました。


サラリーマン環境ではないところで育ったことに本当に感謝しています。おかげで、僕は自分の働ける時間とその間になにをやるのかを常に考えて生きるようになりました。

「働き方革命」とぶち上げましたが、自分もサラリーマンだったので、その生き方を否定するつもりはありません。僕が否定したいのは「自分の提供価値と関係なく、給与を当たり前にもらう働き方」です。言い換えると、従業員であることを「給与と引き替えに、会社に隷属することだ」という認識です。

まずは自分が価値を提供して、その対価が戻ってくるのが当たり前だと思うのですが、
サラリーマンで会社が大きくなればなるほど、自分の仕事と給与の直接の関係が感じられなくなってきます。そして、いつの間にか給与やボーナスでさえも既得権益になってしまう。。。これは大変危険です。

その分、自分の仕事の価値が見えなくなってしまい、本当は会社外でも充分価値ある仕事を提供していても、会社と条件・対価交渉やより機会を得るための要望をしなくなってしまいます。これは、大きな機会ロスです! 労働組合的なことを訴えているつもりは一切なく、労使共に緊張感の関係であるべきだと思っています。

特に、給与という金額以上に自分の能力を無駄遣いしないために、機会がない場所に縛られるのではなく、自分の能力を活用するもっといい選択肢があったら、会社と交渉できるような社会にならないと、社会がますます面白くなくなってしまいます。

そのために、僕は「株式会社空気読み」という器を使って、働き方革命を実現するために、自分自身がロールモデルとして「自分の価値」を販売して、「自分の能力を活用する機会を得る」ことを続けていきたいと思っています。

なんだか、書けば書くほど社会の既得権益を「ぶちこわしたい!」衝動に駆られてきます。きっと、先週渋谷のFACEで「People to the power」飲み会を人生の先輩たちとした影響かも。。。




■トークショーの告知
「働き方革命」ロールモデル化のためにこんなトークショーやります!

なんと、トークショーのお相手は
The Vanguard Jazz Orchestra のリーダーで、Bass Tromboneプレイヤー、音楽プロデューサー
グラミー受賞アーティストの
Douglas Purvianceです!

2010.10/22(金)東京フォーラム ホールD7


日本を支える未来のリーダー達へ -超プロの生き方・働き方とは-

プロの働き方に学ぶ、生きるヒント


就職や転職を考える日本の若者へ、音楽家の枠を超え、一人の人間として彼がどのような人生を送って来たか、その苦労や秘訣にせまる温かなトークショー。学生や若い社会人の皆さま向けに作り上げますが、同年代の子どもや部下を持つ皆さまにも是非お聴きいただきたい内容です。
聴き手:跡部徹(株式会社空気読み)
開場18:45 トークショー開始19:30
S席3500円(ダグラスに比較的近く、質問などしやすいお席です) 
A席2500円(後ろの方で、ゆったり眺めたい方に適したお席です)
8月16日(月)チケットぴあにてチケット販売開始
主催・問合せ:ビルボードライブ東京 pp@hcl-c.com
よろしくお願いします!


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2010/07/23

「笑っていいとも」に学ぶ、ソーシャルグラフの面白さを殺すやってはいけないこと



「笑っていいとも」は、ソーシャルグラフの面白さにいち早く注目して企画された番組だったんだ!ということに、時代がやっと追いついたおかげで気がつきました。

「笑っていいとも」のソーシャルグラフとは「テレホンショッキング」における有名人の交友関係の可視化であり、関係性が感じられることが面白さだと目を付けた先見性です。

意外な交友関係。上下関係や友達関係の近さ。カレンダーボードに貼られたときに「AさんとBさんはCさんを通してつながっているんだ!」と発見できること。すべて今ではソーシャルメディアで僕らが夢中になっていることが盛り込まれています。

さらに、まるでバナーのような「ポスター」。当然ゲストがもってきて貼るため、コンテンツマッチ広告となっています。また、芸能人をサポートしている人を感じさせる「お花」。事務所や近々やった仕事の関係者が送っているので有料広告枠です。名前を呼んでもらえるかもしれないし、スルーされるかもしれないけど。

そうそう。もう一つ重要なことが、「笑っていいとも」は28年間ずっと生放送です。リアルタイムで観客を入れてやっているのです。観客の反応で、ゲストとコミュニケーションが生まれる。まるでメインの番組に対してタイムラインが流れていて、そのタイムラインを見ながら反応を変えることができるUstreamの醍醐味が行われているのです!



と、ここまで「笑っていいとも」企画の先見性を絶賛してきましたが、一方でこんなにすばらしいプラットフォームでも、商業的側面を意識しすぎたがために、台無しになってしまった部分もあります。

ソーシャルグラフの面白さを殺すやってはいけないことを「笑っていいとも」を反面教師として学ぶことができます。

そう、「テレホンショッキング」の面白さはソーシャルグラフが見えることです。
しかし、いつの頃からか番組の宣伝(特にドラマや映画)のために「共演者」つながりでのブッキングが起こり始めました。

これが、ソーシャルメディアの面白さを殺すやってはいけないことです。

そりゃあ、共演者は当然知り合いです。でも、見ている側からは宣伝です。宣伝のためのソーシャルグラフは見たくないのです。「お金を払ったらこの著名人の知り合いになれますよ」ということをやってしまったら、そのソーシャルグラフの価値は一気に落ちます。

また、マスメディア自体を俯瞰すると、この時期に宣伝したい番組があるので、露出をこの時期に強めようという意図も見えます。

「テレホンショッキング」だけではなく、映画やドラマの番宣のために各種番組に出まくるのです。そのため、その芸能人自体に宣伝のために出ているという文脈がつくため、広告枠としてしか見えなくなってしまうのです。結果的に、番組というメディア自体の価値や発信内容の信頼感を落とすことにつながってしまいます。


今多くの人がソーシャルメディアで「どうマネタイズするんだっけ?」ということを考えていると思いますので、やってはいけないことを学ぶために「笑っていいとも」でも見ながら、過度なマネタイズ思考を正す材料にしましょうね。



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2010/07/12

次の通貨が「信頼」になれば、起業する人が増える社会が到来する!?

先日、ふと以下のようにtwitterで考えていることをはき出してみました。いろいろと反応をいただきながら、自分の考えをまとめるきっかけになったので、御礼にみなさんにもシェアします。(これも「受け取ったもの」を「自分が返せるカタチで社会に還元する」方法かも?)


次の通貨が「信頼」になるまでの流れを考えてみようかな、とふと思った。顔が見える社会になれば、信頼を通貨にする仕組みが自然と生まれる気がする。まだ、うまく言えないけど。less than a minute ago via Echofon





そうなんです。まだ、うまく言えないけど繋がる気がするときってありますよね?そこに以下の反応をいただきました。


@atobeck ツイッターのリストが、通貨にもなりえるんですよねー。もともと、信頼性の担保のために人はいろんなものを発明してきたと、会社、お金........less than a minute ago via web





そうなんです。信頼性の担保のために、法人であれば決算書。個人であれば確定申告or源泉徴収のレコード。キャッシュや不動産、有価証券などもお金という数値化できる「ものさし」に置き換えられるので「信頼」として使われてきました。そうそう、これはすべて信頼性の担保のためですよね。


そうですよね。一方で田舎に帰ると実感する非貨幣経済に未来のヒントがある気がしてます。RT @sayuritamaki: @atobeck ツイッターのリストが、通貨にもなりえるんですよねー。もともと、信頼性の担保のために人はいろんなものを発明してきたと、会社、お金........less than a minute ago via Echofon




実は豊かだと考えているのが、田舎に帰ったときに行われている「物々交換」や「労働を対価にする」ような非貨幣経済です。この非貨幣経済の存在を忘れて、都会と田舎もすべてひっくるめて平均年収とか可処分所得とか出してもまったく意味がないと思っています。


.@atobeck そうなんですよ、私畑仕事手伝うから、そのかわり野菜ちょうだいねーの世界ですよね。ソーシャルメディア使えばお金ぜんぜんなくても生きていけるんですよ。less than a minute ago via web




実は、この「非貨幣経済」に「信頼」が通貨になる社会のヒントがある気がしています。いままでは、数値化しやすいものだけがお金として信頼の尺度にしてきました。上にも書きましたが、現金、有価証券、不動産などです。銀行が評価するものはすべてお金に置き換えられるものです。結局、技術などについても評価するといいながらも、できないのは金額に換算するところに無理があるのかもしれません。


そのとおりなのですよ〜。そして気持ちいいし、そこに再び戻る気がするので。RT @sayuritamaki: .@atobeck そうなんですよ、私畑仕事手伝うから、そのかわり野菜ちょうだいねーの世界ですよね。ソーシャルメディア使えばお金ぜんぜんなくても生きていけるんですよ。less than a minute ago via Echofon



1対多、もしくは不特定多数との取引のときには、一度共通の物差しで評価する必要があるので、現在のお金換算での仕組みが必要になっているのはよくわかります。しかし、ソーシャルメディア時代になり、一番に変わってくるのは「1対1」の取引がどんどん成立してくることです。貨幣って1対多の取引を行うために産まれたんですよね? 相対取引ができる相手を見つけるプラットフォームがあれば、貨幣の役割も変わって来る気がしています。


トフラーのプロシューマの概念に近いのかな? RT @atobeck: 気持ちいいし、そこに再び戻る気がするので。RT @sayuritamaki: .@atobeck 私畑仕事手伝うから、そのかわり野菜ちょうだいねーの世界ですよね。ソーシャルメディア使えばless than a minute ago via HootSuite





アルビン・トフラーが『第三の波』で提示した「プロシューマー」の概念はまさしくピッタリだと思います。そして、プロシューマーになるということは、現代のマスプロダクト・マスサービスの会社に勤めて、顔の見えない役割を担うという生活から離れる人が増えてくるのではないか?と考えています。つまり、信頼をベースに相対取引が成立するようになれば、Independentな生き方を選択する人が自然に増える気がしています。このことが、自分が最初に直感した「顔の見える社会」と「信頼が通貨になる仕組み」との関連性なのかもしれません。


ちょっと話はそれますが、起業する人が少ない原因は、小さい頃に「雇われずに食っている親戚や大人を見る機会」がないからだと思います。プロシューマーが増えるということは、小さい頃から「雇われるずに食べている大人」を見ることになります。正直、自分がそうでした。親も含めて親戚はみんな自営業だったので、何かを提供して、その対価としてお金をもらうということに慣れ親しんで育ちました。そして、お客さんとのやりとりも「こびへつらう」ものではなく、友達関係のように対等なものなんだということも感じていました。



そして透明性の時代、ですよね。企業同様、個人も隠し事が出来ない時代になると思います。“@atobeck: 次の通貨が「信頼」になるまでの流れを考えてみようかな、とふと思った。顔が見える社会になれば、信頼を通貨にする仕組みが自然と生まれる気がする。まだ、うまく言えないけど。”less than a minute ago via Twitter for iPhone




いい商品を作る。いいサービスを提供する。そのことで「人への信頼」が記録されていく。それを相対取引を行う市場を通して透明化されていく。結果的に「信頼」が商品価値に反映されていく。従来も独立して成功している人や、商売を長く続けている人は、実際「信頼」を積み重ねてきた人です。だから、また仕事が戻ってくるし、お客さんが戻ってくる。しかし、それが可視化されていなかったから、その世界を経験したことがない人にとっては、起業することに恐怖感があったのだと思います。しかし、透明化されて法則が外からも見えることで、ハードルを低くすることができそうな気がしてきました。そんな社会がすでに始まってきているのかもしれません。


ちょっとした僕の独り言から、思った以上に深い意見交換となってしまいました。
なんだか、まだうまくまとまっていませんが、ひとまず何か考えるきっかけになれば。。。



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