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2013/02/21

修繕中の観光名所を「希少価値」と変えるアート


2011年に体験したことを、ふとこれってアートによって課題解決している事例だったよなぁ、と思い出しました。

世界三大がっかり名所と言われれば言われるほど、観てみたくなるマーライオンが修繕に入ったときの話です。観光名所が修繕に入ると、修繕費用が発生するだけでなく、修繕中には集客が減ってしまうという機会損失も同時に発生してしまいます。

しかし、2011年のシンガポール・ビエンナーレの時に、足場が組まれたマーライオンを利用して、日本人アーティストの西野達さんによって1室だけのホテルが作られました。それが、マーライオンホテルです。


ビエンナーレ期間中という限られた期間ですが、期間中は抽選によって選ばれた当選者が有料でホテルに宿泊することが可能で、昼はアート作品としてマーライオンホテルが一般に無料で公開されるという展示でした。



足場の中には、当然マーライオンの胴体が・・・
中にはホテルなので、バスもあります
エントランス入ってすぐにマーライオンの後頭部が。。。
調度品なども文脈のあるもので構成されていました
もちろん景色も抜群!


この展示によって、修繕期間が逆に貴重な鑑賞タイミングという価値を産み出していました。
・間近でマーライオンの頭部が観ることができる
・マーライオンホテルというアート作品を体験できる
・稀少なタイミングに行ったという記憶が残る
・この期間じゃないと撮影できない写真が撮れる

世界の名所をホテルにするという西野さんのインスタレーションシリーズの一つですが、経済的な価値を提供しながら観光名所という歴史的な文脈も利用できるこの仕組みは改めて素晴らしい発明だと思います。

実際、僕もいつかはシンガポールに行かなくちゃと思っていたものの、明確なきっかけがありませんでした。しかし、このマーライオンホテルの話を聞いて、このタイミングに行かなくちゃ!という理由が生まれて、行動したわけですから。

アートやクリエイティブを、経済的な数値で判断する人へも説明できれば、もっともっと活用の場は拡がるはずです!


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2013/02/15

「インタビュー」は大人のための素晴らしい遊び!



自由大学でやっている脱藩学ですが、無事に第二期が終了しました。脱藩学は5週にわたり、一回1時間半の講義で構成しているのですが、学びの集大成が宿題として講義の時間外にやってもらう「脱藩者へのインタビュー」です。

脱藩学の中でこの宿題を課しているのは、考えてばかりで行動が伴わないとマズイので、「アポを取り、人に会って話を聞き、まとめる」というアクションを組み込みたいかったからです。

実際に、自分で決めた道を歩み始めている人をインタビューしてもらうと、プラスの面だけではなく、苦労している面や悩んでいることも含めて“現実”を知ることができます。


さて、前置きが長くなってしまいました。
実は、この脱藩者インタビューですが、受講生が講義が終わった後もハマっており、卒業後も続けるケースが出てきました。

「インタビュー」は、仕事や飲み会以外で、目的を持って人と会う素晴らしい機会となるからです。

■なぜハマるのか?

・インタビューというきっかけで、会いたい人に話を聞ける
・直接会うことで、言葉だけではわからない、人となりを知ることができる
・飲み会ではないので、グダグダにならずに真面目な話ができる
・自分の質問や悩みを相手に直接ぶつけることができる
でも、一番はインタビュイーからインタビュワーに「元気がうつる」からのように感じます。

みどり荘をやっている小柴さんにインタビューしたときの笑顔

株式会社ベビログの板羽さんをインタビューしたときの笑顔

自由大学学長の和泉さん(左)をインタビューしたときもやっぱり笑顔

この写真を見てもらったら、元気がうつるという感じが伝わると思います。テーブルを囲んで、自分の生き方について語り、一緒に笑えるのっていいものです。


インタビューの場合当然のことながら、インタビューを受け手側であるインタビュイーにもメリットがないと成立しません。

今のところ受けて頂いた方に聞いたところ
・「脱藩学」および「脱藩学受講者」に興味があった
・質問者が事前にしっかりと質問を準備していて、真剣さが伝わってきた
・話すことで、自分を振り返るきっかけになるから
・自分も同じ立場で悩んでいたことがあったのでお役に立てれば・・・
と協力いただいています。本当にありがたいことです。

今後は、もう少しメリットを感じてもらえるように、脱藩学で行われたインタビューを受講生たちが記事を書いて掲載していく予定です。(今のところ、まだ2つしかアップできていませんが・・・)


なりたい自分になるための「脱藩」Back Packers Japan本間貴裕さん・宮嶌智子さん/空間デザイナー東野唯史さん



自然エネルギーを地産地消できる地域にしたい特定非営利活動法人地域再生機構 副理事長 平野彰秀さん



そんなわけで、自分の人生に主体的に挑戦している大人に、仕事でも飲み会でもなく会いにいける「インタビュー」という作法オススメですよ。

4月10日から始まる脱藩学第三期も募集中です!


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2013/02/07

「ないものねだり」から「あるもの活かし」へ


「ないものねだり」じゃなくて、「あるもの活かし」ができる人はすごく楽しそうに輝いて活動しているなぁ、と感じた出張でした。

遠くにあるものに目標を定めて頑張ることも、もちろん大事ですが、身近にある素敵なものに気づける能力のほうが希少価値になっているように感じます。

世界の最先端のもの・「鉄板」だと言われている方法を追いかけるのではなく、自分たちが独自に持っている素晴らしいものを育てていくことが、結果的に生き残り戦略・差別化戦略になることだってあるのです。

今週も、山形県に伺って、その土地の気質を尊重して、胸を張って地域の魅力を発信することに関わっている方たちに会ってきましたが、すごく輝いていました。

彼らが、「ないものねだり」をするのではなく、「あるもの活かし」ができているのは、一度その土地の外に出て生活していたり、都会のものさしを持つことで、自分たちの地元にあるものを客観的に見る目を持っているからです。

以前、自分の書籍にも「外国人や宇宙人の視点を持つ」ということを書いたことがありましたが、彼らも外の人の目線を持つことで、自分たちの身近にあるものを捉え直し、外の人たちに翻訳することで「あるもの活かし」を行っていました。

「あるもの活かし」は、地域の魅力を発信することだけではありません。自分の未来を考えるとき、会社や組織の今後を考えるときにも当てはまります。

もう一度、自分の身の周りにあるもの・リソースを、「あるもの活かし」の視点で、誇りをもって再評価してみませんか。


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2013/02/03

使命や大義よりも「ほだされる」という自然な動機。



先日聞かれて、ちょっとドキッとしたのが、以下の質問でした。

「どんな使命感で動いているのですか?」

そんなたいそうなことまでは、正直意識していないなぁ。。。

もちろん、今自分がやっていることを大義として、言い換えることはできるけれど、意識していないしなぁ。


大きな組織やブランドでは、このミッションが不可欠です。何を約束して、何を解決しようとしているのか?それは、個人ではなく組織として同じものを提供する必要があるから。

一方、僕のような「法人格=個人」として活動している人にとっては、大義よりも、自分の気持ちを裏切らないほうが結果的に質を担保できると信じています。

そんなに難しい大義ではなく、自分の出会った人や関わったもので、なんとかしなくちゃと意義を感じたことをやる。自分が出会ってしまった素晴らしいもの、お手伝いしたいものに対して、放っておけないという気持ちから自然と動く。

使命というよりも、目の前の人や事象に惚れて、参画したくなるという感覚。「ほだされる」という言葉が一番近いのだと思います。

さて、そんな気持ちで月曜日も朝から山形入りです。自分がほだされたものに、何らかの貢献ができるように楽しんできます。これって、最高に贅沢な仕事の仕方だよなぁ。


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2013/01/25

「量が質に変わる」のは「ものさし」ができて「解像度」が高まるから


輝いて生きている人の、今に至るまでのストーリーを聴けるのは、この上ない喜びです。

昨日も自由大学で「東北復興学」、「東京・日帰り登山ライフ」の教授の大内征さんとじっくり話をする機会が持てました。合計3時間にもわたって。(お互い暇なのかw)

独立して「故郷・地方・地域社会・自然」をテーマにコンテンツ・プロデュースを行っているローカライズ・プロダクションを立ち上げたタイミングでもあり、ちょうどここまでの経緯を振り返るいい時期でした。


インタビュー内容に関しては、今準備している脱藩者インタビューメディアに掲載していくので、ここでは省略します。

ただ、タイトルにした「量が質に変わる」ということについて、インタビューでお話を聞いているうちに、自分の中でしっくりと整理できたことがあるので、ここに書いておきます。

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「量が質に変わる」


小さいころからよく言われた言葉で、ちょっとスポ根的な響がして、あまり好きな言葉ではありませんでした。

質は、あくまで価値で判断されるべきで、そこまでかけた量(つまり時間やコスト、労力)で判断すべきことじゃないよなぁ、と。

しかし、昨日インタビューをしながら、「量が質に変わる」って、質を作るために必要な応用可能な法則をいろいろ省いて説明しているということに今更ながら気がつきました。

省かれているのは、「ものさし」であり、「ものさし」ができることで自分の眼の「解像度」が高くなるというこの流れなんだ、と。

量をこなす
 ↓
自分の中にものさしができる
 ↓
ものさしが増えてくると、良い悪いの違いに気がつける
 ↓
自分が見たものから得る情報の解像度が高まる
 ↓
作るものの質が高まる

この一連の流れを「量が質に変わる」と、課程を省いて説明していたことが、やっと理解できました。

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大内さんもそうですし、僕もそうだったのですが、経験がまだ少ないころには、自分の中に「ものさし」がないから世の中の常識的なルートが絶対だと信じてしまう。

それが、仕事や失敗などを通して、いろいろな「ものさし」ができてくると、自分が重視していること、嫌なことがはっきりと見えてくる。

そうしているうちに、自分の道・自分の社会的な役割が見つかっていく。


未来が見えなかったり、自分の役割や道がわからないと感じている人は、まだまだ「ものさし」づくりの時期なのかもしれません。見つからないと焦らずに、「量が質に変わる」と思って、体験量を増やすことに注力してみることをオススメします。

関連エントリー:僕が、わざわざ現地視察することで得られる3つの理由


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2013/01/17

両方いることで、僕らはシステムとして最適化している


ネット論壇は、対立構造で盛り上がっている。それぞれの意見がぶつかりあうからこそ、面白い。

とはいえ、個人で何かを選択したり、意志決定しなければならないときには、いつまでもこのような議論に振り回されていても時間の無駄なんだと思う。

だって、議論がおこっているトピックスは、まだ答えが見えない分野だから。

共通のものさしが共有されていない中での議論は不毛だ。「何のために?」「何を望んでいるのか?」が握れていないままに、方法論を議論しても仕方がない。


ノマド論争や働き方、生き方、評価経済についての議論は、まさしくこのような不毛な状態に陥っているように思える。


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社会が不安定であるほど、元気になる種類の人間がいる。僕も、間違いなく、その中の一人だ。

このような人間は、ダーウィンの言う

最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるでもない。唯一生き残るのは、変化できる者である

という格言を信じているので、現時点の環境への最適化よりも、未来の環境(予想でしかすぎないのだけど)への最適化を優先する。

一方で、現実派の賢い人たちは現時点の社会システムの中で最適化を優先する。見えているものの枠組みで、勝つ方法を考えて論理的に実践している。

未来予測に基づいている人は、人より先に動いてしまうため、現時点での利害関係でみると最適ではない行動をとってしまう。そしてその説明は未来予測に基づいているため、論理的ではない。

現時点での最適な戦略をとっている人はロジカルだ。議論に向いている思考だ。一方で、未来に基づいて動いている人は「青く」見えるし、議論の土台が未来予測だからふわふわしてしまう。

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結局、どっちが正しいのかは、未来にならないとわからない。

未来に基づいて行動した人が生き残るのか?
それとも現時点に最適化した人が生き残るのか?
どちらも生き残るのか?だれも生き残れないのか・・・。

ただ一つわかっていることは、両方必要だということ。
未来予測に基づいて、群れを離れてチャレンジする変わり者が一定数いないと、新しい環境に適応できない。一方で、全員が奇異な行動をとれば種が全滅する可能性がある。

そう考えると、未来派と現実派の論争なんて、どうでもよくて、両方いることで僕らはシステムとして最適化しているだけなんじゃないだろうか。



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2013/01/09

「お呼ばれ」される人でいることの「ありがたさ」

空気読み一人シンクタンクの跡部です。先日まで忘年会シーズンだと思ったら、すっかり新年会シーズンですね。写真は自由大学の教授・キュレーター新年会。



僕みたいに、一人株式会社をやっている人間にとって、忘年会や新年会・パーティなどクローズドな場に「お呼ばれ」することは、すごくありがたいことです。

クローズドな場に「お呼ばれ」するということは、コミュニティの一員として認めてもらえているわけであり、「あの人、呼んでおいたほうが、場が楽しくなるよね」と思ってもらっている証です。これは嬉しいですよね。

なによりありがたいのは「ハズレのない出会い」です。

コミュニティの一員であり、同じく「あの人は呼んでおかないと!」という幹事のフィルターを経て集まってきた参加者は、間違いなく興味深い人たちです。

共通の繋がりがあり、面白いネタ(知識・スキル)を持った人と出会える環境にいることは、ビジネス面でも重要な競争優位性です。実際、こういうところから、新しい企みや、事業が始まってきています。

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ちょうど、一年前に「過去の自分の好奇心が、今の自分の武器になっている」というエントリーを書いていました。

この季節になると、過去に自分が作った他人とのつながりが、新しいチャンスを運んできてくれることに感謝の気持ちを抱くようです。

未来の自分に、感謝してもらえるように、「お呼ばれ」する人であり続けるために、今年も頑張ろう!

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2013/01/04

神社で体験、クラウドファンディングの原点

今頃ですが、新年あけましておめでとうございます。今年も飄々と、粛々とやっていこうと思っています。

お正月は実家に帰省していたので、仙台の愛宕神社に初詣に行ってきました。お参りするまで約1時間半並びましたが、おかげでゆっくりと神社について考えることが出来ました。

気持ちよくお祈り(というよりお願い)するおもてなし、お財布を開いて奉納したくなる気分の作り方です。普段のお金の使い方とは違う「晴れ晴れ」とした気分にさせてくれます。


神社で体験するクラウドファンディング

今回、私が気持ちよく「財布を開いた」体験を順を追って写真で説明していきますね。

もともとクラウドファンディングの原点はこういった寄付や支援活動だと思いますが、リアルで体験すると、タッチポイント、説明方法など非常に勉強になりました。


クラウドファンディング(英語:crowd funding)とは、不特定多数の人が通常インターネット経由で他の人々や組織に財源の提供や協力などを行うことを指す、群衆(crowd)と資金調達(funding)を組み合わせた造語である。[1][2] ソーシャルファンディングとも呼ばれる。[3] クラウドファンディングは防災や市民ジャーナリズム、ファンによるアーティストの支援、政治運動、ベンチャー企業への出資 [4] 、映画 [5] 、フリーソフトウェアの開発、発明品の開発、科学研究 [6] などの幅広い活動の支援において利用されている。via.wikipedia


長く続く参道を登って、神門と呼ばれる天狗の像が両側に奉納された門がやっと見えてきます。しかし、今年は例年と違ってブルーシートがかかっています。昨年は市内の民家でもあちこちでこのブルーシートの屋根を見かけました。「もしや、東日本大震災の影響???」



近づいていくと、やはり東日本大震災の影響で、天狗像は修復工事に入っており山門の中は空っぽ。それにあわせて、この山門の屋根のふきかえをするようです。ブルーシート姿を見ると震災後のことを思い出してしまいます。


そこに、この看板。「なるほど、山門の屋根のふきかえには2000円で一枚の銅板瓦を奉納することができるんだ。せっかくだから、初詣ついでに、屋根のふきかえの支援をしようかなぁ。あのブルーシートを見るのは、やっぱり辛いし・・・」



さらに先に進むと、本殿の屋根のふきかえをしたときの銅板奉納者の名前が掲示されていました。「いままでも多くの人の寄付のおかげで神社が維持されてきているんだなぁ」と、ちょっと感慨深くなりました。



本殿で初詣のお参りが終了して、そのまま足は社務所の銅板奉納受付へ。2000円を納めて、自分が奉納する銅板にマジックで住所と名前を書くという単純な仕組みです。それによって「自分が奉納した銅板がこれから数十年、あの山門として活躍するんだ」と誇らしい気分になります。

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偶然かもしれませんが、上記の一連の流れは、神社に訪れる人の流入導線上のタッチポイント・順を追った説得材料がすごくよく設計されていました。こうやってまとめてみると、よくできた情報商材系の縦長のWebページを思い出させられますねw

初詣という一年分のお願いに来たタイミング(都合良すぎるよなぁと薄々感じているのでなおさら・・・)で、自分も神社に協力することができ、誇らしい気分にさせてくれる素晴らしいリアル・クラウドファンディングの取り組みでした。

あらためまして、今年もこのBlogよろしくお願いします。

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2012/12/31

2012年の振り返り:全体編


すっかり大晦日です。そして僕の誕生日でもあるわけです。現在、実家の仙台へ帰省する新幹線の中で、一年の振り返りであるこのエントリーを書き始めています。

昨年2011年末にBlogで振り返っているものを読んでみました。東日本大震災の年でもあり、緊張感や決意といったあのときの空気を今でも思い出せます。

2012年に取り組んできたのは、以下の3つでした。


1:「楽しくたって仕事はできる」という一人株式会社としての働き方

2:有形資産よりも、信頼などの無形資産に価値を置く古くて新しい価値観

3:コミュニティの複数化、経済基盤の分散化、次の社会に必要となるライフスタイルの追求


自分にとって、これから数年、ブレずに追求することになる3つの方向性です。2012年は、この3つの方向に向かって、着々と進んだ一年でした。

2012年に新たに取り組んだ「自由大学 脱藩学」は、1にあたる固定概念に囚われない働き方を伝え、3のコミュニティ形成を自分でやるということをチャンレジする活動でした。

誰かに依存するのではなく、自分で何か仕掛けてやろうと思う人たちが刺激しあえる場を運営することで、化学反応を起こす。そう思って取り組んできました。(もちろん2013年も引き続き、やりますよ!2013年1月10日から開講です。若干名であればまだ間に合いますよ)

そのためには、多くの人間ではなく世の中の3%ぐらいのターゲットに対して深く・濃くコミュニケーションすることで、自分のアウトプットを最大化するということにシフトしてみました。

ある程度、腰を据えて取り組んでみたことで脱藩同士に出会えて、たくさんのわくわく感をもらえた一年でした。労力がかかるけれども、それを上回るリターンがあったと思います。やって良かった!!脱藩学に参加したおかげで、人生の転機となる決断をしたり、新しい人生を歩み出して輝いている仲間から、本当に多くの勇気を僕がもらえました。

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ちなみに、一年前の自分が書いていたことを読んでいて「面白いなぁ」と思ったのが、「急ぎすぎず、自分のペースで、飄々と続けていく」と明言していること。

“僕らしさ”ってここにあると思うので、飄々としながら、大胆な謀反を仕掛けていきたいですね。


“価値観の変化を感じ取り、それにあったライフスタイルを提示する”

来年も、僕のメインテーマであり、知的好奇心の中心です。このblogもそうですし、脱藩学を今僕がやる意味もここにあります。来年新しく仕掛けようとしていることもここにすべて通じています。

なんだか来年の話が多くなってしまっていますが、2012年は2013年に続く仕込みの年という気分なので、こんな感じの振り返りとなってしまいました。

また、来年もこのBlogをよろしくお願いします。

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2012/12/29

2012年振り返り:海外都市編「経済の成長カーブと都市の歴史・地政学的位置を頭に入れながら、“今”どこに行くべきかを考える」

やっと2012年の仕事も納まり、振り返る時間ができたので、備忘録的に今年行った海外の都市について振り返っておきます。

2月:西安


西安で考えた「この時代の日本だからこそ得られるハイブリッドな生き方の恩恵」


成長著しい中国。沿岸部にはいままでも何度か行ったことがあったのですが、内陸部は始めての訪問。この写真でもわかるように空気と引き替えに経済成長を謳歌しています。

一番印象的だったのは、現地の人たちがこれからの豊かになっていくこと、今までの不自由から解放されて新しいチャンスが生まれていることへの希望でキラキラに光っていたことです。

日本にいると中国経済についてのネガティブな情報にばかり流れてくるように感じますが、ぜひ自分の足で沿岸部と内陸部の違いなどを感じて、「これから」のことを考えて欲しいと思います。

5月:台北

エントリー書いてなかった・・・。関連しそうなエントリーがこれですかね。

「新しいだけ」では、もはや優遇されない。



台北はアジアという目線では、すでに成熟しています。日本と同じトレンド上にあるとすごく感じる都市です。軍需工場やミシン工場跡地を使って、クリエイティブ産業を振興するための「基地」が興味深く、自分のツボでした。

日本人クリエーターが、香港や台北・シンガポールで起こっていることと、彼らとのネットワークをもっておくことがここ数年ですごく大きな価値になると思います。

11月:ポートランド


【ポートランドで考えた】その1:なぜ、ポートランドに興味を持ったのか?


ポートランドは、かなり前から興味があったのですが、いろいろなタイミングが重なって、やっとこの11月に行くことができました。

経済的にも文化的にも成熟した都市なのに、なぜか新しいものが出てくる、「個人が活躍できる土壌」のある都市。ここにこれからの日本の地方都市が参考にできる要素を発見することができました。もちろん、なにが日本の地方都市の「しがらみ」や「壁」になっているかもクリアーに見えました。

魅力的な「人」が「人」を呼ぶ引力をもつことの強さ、全体的な成長ではなくて、個人が自分の欲しているものを求めていくという次の方向性にすごく共感できました。


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「この時代に、どの都市を観るか?」という選択肢


都市を巡るときに、その都市の置かれているポジションについてよく考えます。経済の成長カーブと都市の歴史的・地政学的位置付けを頭に入れながら、“今”どこに行くべきかを考えています。

西安は成長カーブが始まりだした古都としてのポテンシャルと、シルクロードの拠点だったという地政学的にも重要な場所。一方で、ポートランドは経済は成熟期に入り、「個人・自分たちで楽しく暮らす」ことに成功したお手本の都市。そして、台北がその中間で、日本と同じようなポジションにいる都市という捉え方をしています。

自分が今観たいもの、学びたいものは何で、“今”行っておくべき都市はどこなのか?という問いが重要なのだと思います。自分が問題意識を持っていることを明確にし、その問いがあるからこそ、現地で解像度高く、いろいろなものを体験でき、人に会って話を聞くことができます。

上記の位置づけでの僕の2012年の旅は、非常に収穫が大きい旅でした。現地でお世話になった方々、行く前にヒアリングさせていただいた方々に感謝です!

さて、2013年はどんな問いを抱いて、どんな都市を選び、そしてどんな発見をしてくるんだろう。2013年は国内の地方都市とも、もっと向き合っていこうと考えています。



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2012/12/25

今年のベストバイガジェットは、NIKE Fuelband

2012年も沢山のガジェットが出た年でした。特にタブレット系の製品にバリエーションが増えて、多くの人が手にして、話題にしていた印象が強いです。




そんな中で、私的な2012年に購入したガジェットでナンバー1は、NIKE Fuelbandです。正式に日本デビューしている製品ではないので話題に上ることはないですが、「目から鱗」を実感できる商品であり、自分の日々の生活に間違いなく影響を与えた商品です。

NIKE Fuelbandとは?

センサーがついたリストバンドです。手首につけておくことで、自分の活動が記録されていきます。リストバンドに表示されるのは歩数、カロリー、時間とFUELというNIKEが独自に設定した「活動量」です。


FUELはカロリーなどは異なり、人の体型などに関係なく、どのぐらい活動したかを表す単位となっています。このため、動けば動くほどFUELを獲得できます。毎日0時にリセットされるのですが、そこから獲得したFUELが数値と、ゲージとして表示されます。

自分で設定した一日のFUEL量を超えると「GOAL」と表示され祝福してくれます。また、NIKE+というNIKEのサイト(付属のUSBで接続)もしくはNIKE+FuelBandというiPhoneアプリと接続(Bluetoothでシンク)することで、データを保存していくことができます。





毎日のデータが残っていくことで、何日間ゴール達成が続いているのか? 最高記録を抜いたのはいつなのか? 自分の行動として、何時頃よく活動しているのか? などのデータを見ることができます。


Fuelbandが、どう生活に影響を与えたのか?

さて、もともとの趣旨である今年ナンバー1ガジェットがFuelbandである理由がこれです。そう、生活に影響を与えるし、行動に影響を与えてくれました。

帰宅時に、このままだとGOALしないと思ったときには、歩いて帰る距離を増やすことで、活動量を増やしたり・・・。

ランニングするのがめんどくさいと感じることから、ランニングすることで、FUELが稼げると楽しみになったり・・・。(おかげで泳ぎに行く時間が減りましたw 水中ではつけられないので・・・)

逆もあって、FuelBandを付けるのを忘れて家を出てきたことに気がづくと、歩いたり動くのがもったいなく感じます・・・。

現実の世界で動くことで、Fuelが溜まっていくというゲームにどんどんはまってきます。もちろん、健康的で肉体をすごく意識するプラスのメリットの多いゲームです。


Fuelbandで学べたこと・感じたことメモ

いくつか箇条書きで
・店頭で購入するときに、手首のサイズにあわせてS,M,Lの中から選んで購入する。今後、ウェアラブル・コンピューター(wearable computer)の時代になればなるほど、サイズという概念が出てくるよなぁということを認識

・ウェアラブル・コンピューターの時代になると、体型データと運動などのデータ解析の両方が必要になるため、NIKEのようなスポーツブランドやワコールようなブランドが持っているリソースとブランドイメージは有利かもしれない。自分の日々の行動データを「誰にならば、託していいか」という観点は大事かも

・$149払って、Fuelbandを購入して、毎日自分の行動データをNIKEに送っていることを頭では理解しているが、この行為を含めてなぜか誇らしい気分になっている。彼らのブランド・自社サイトへのアクセス接点を、お金出して購入しているわけだから

・毎日送っているデータを元に、目標設定をされて、活動量をストレッチされるようなマネジメントをされることが、心なしか嬉しい

・毎日付けるものだから、ファッション性は大事。そういう意味でFuelBandは良くできている。ウェアラブル・コンピューターはファッション性とバリエーションが必要になってくるだろうなぁ

・時計ブランドにとっては、思ってもいない方向からの競合だろうなぁ。一時期のハイブリッドカーと同様に、高級ブランドの時計よりも、Fuelbandのような時計機能付きリストバンドのほうが健康的なイメージも含めて優位に立つシーンがあるだろうから

・人に話したくなる見せたくなるガジェットで、手首にあるため、沢山の人に紹介してしまう。今だったら日本未発売のガジェットだから、なおさら先行者が口コミで紹介するので、マーケティング的によくできている

・というか、普段ガジェット系の記事をあまり書かない自分が、ついここまで書いてしまう力があるのがびっくり。なんか「未来を感じる」製品です






日本で購入するためには、アマゾンなどで扱っている並行輸入品を購入するなどの入手方法があります。ちなみに僕はSサイズに付属の調整コマを付けて使ってます。普通、日本人女性でSサイズ。日本人男性であればMサイズでいい気がしますよ。





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