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2008/10/28

アクションさせるツボがよくわかって、ツボを伝えることに特化した中吊り。ニュートンの「虚数」特集

いやぁ。やられました。この中吊りにやられて、初めてニュートンを購入しました。

普通、雑誌の中吊りは、特集記事を興味をひくようにたくさんのとっかりを見せることで購入を訴求してきました。この目次型中吊りは一定の効果があり、他の中吊りに比較してもニュースがあり、読んでいる人にとっても新しい情報が得られる「疑似立ち読み」効果があるので、閲読率が高くなります。見出しの一つでも引っかかれば購入につながる可能性があり、電車から降りた駅売店などが流通チャネルなので速攻性があります。

しかし、このニュートンの中吊りは、訴求ポイントをほぼ一つに絞っている。そうです。「虚数がよくわかる」です。電車で良くある「自己破産」や「消費者金融」の広告と違って、普段から悩んでいたり興味を持っている人が少ない分野です。さらに、雑誌は「ニュートン」。僕もそうですが、ほとんどの人は、科学系の雑誌を購入しようとは普段考えないと思います。そこに「虚数がよくわかる」で一点突破です。
ある疑問に答えを出すために編み出された魔法の数、それが「虚数i」。
2乗して-1になる“想像上の数”だが、現代の科学技術には不可欠な存在だ。
その誕生物語から、「どう役に立つのか?」まで、なるほどよくわかる特集!
このボディコピーを読んで、ものすごく知的好奇心をくすぐられました。科学や数学に興味がない人でも、誕生物語やなぜ役立つのかとかなら知りたいですよね。
いままで取り込めていない新規ユーザーを狙いに行くときに、雑誌の特集自体を新規ユーザー向けに組むことはよくあることです。ただし、既視感のある媒体、手垢がついた媒体になればなるほど、狙おうと思っているユーザーは表紙なども読んでくれませんし、手にとってもくれません。だから、プロモーションが重要になってくるのですが、そこが首尾一貫していると、この中吊りの事例のようにスイッチが入ります。



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2008/10/27

カタチを作っても、運用でダメになる事例。セブンイレブンレジの荷物置き場。

以前 に、セブンイレブンのレジの荷物置き場もほんのちょっとした出っ張りなのに、お客さんに対しての思いやりが現れているいい事例というふうに紹介しました。

しかし、やはりカタチ作っても、運用でダメになる例でした。。。都心の店舗は狭いので、どうしても他のものに転用して使っちゃいますよね。このお店では残念ながら、おでんのお品書き置き場となっておりました。




ただ、このお店。本部のチェーンオペレーションを無視して、店長がレジやっていると夜など、「お帰り。」とか「おつかれさん。」と声をかけてくれるお店なので、こんな荷物置き場よりも接客で「おもてなしするぜ!」ということなんでしょうか?僕は、この人間味あふれる接客オペレーションを応援してますよ。
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2008/10/25

「永井荷風Tシャツ」に思う、かつて人気があったものを再評価する発想の視点。

この永井荷風Tシャツ 。売っているのを見てびっくりしました。いろいろ調べてみると、JJこと植草甚一Tシャツ、坂口安吾Tシャツに続いての第三弾の企画のようです。個人的には中学の頃に植草甚一にものすごく影響を受けたので植草甚一Tシャツが欲しい。



話がそれました。
本題に戻ると、有名でみんなが知っているけれど最近使われていないモノを掘り起こすというのも発想術の王道です。なんだ、そういう有名人や「あの人は今?」みたいな企画として使うってことねぇ、と思っている人。もっと深いですよ。糸井重里さんもよく言っていますが、「世の中で、本来の価値より低く評価されているモノを再評価する」が重要です。

僕の思考法だと、Wiiのコンセプトもこれで作られたと思っています。ゲームを「お茶の間」に取り戻すのだ!!ってね。これも、もともと大人気だった「お茶の間」がいつの間にが消滅していて、いつの間にかリビングなんてスマしているけど本当は「お茶の間」を再度フューチャーできないかという問いと、ゲームのカスタマーを掘り起こすという問いがぶつかって、科学反応が起きたものだと思っています。

だからこそ、ちょっと手垢がついて古くなったモノでも、手法を変えて再評価するというのは結構使えると思いますよ。それで思い出しました。先日、スタバの缶コーヒーの考察 を書きましたが、これも同じです。

もう一つ、過去の成功事例で言えば、ハーゲンダッツのアイスです。
「アイス=子供のための食べ物」と低く評価され、大人にとっては心理的なバリアが存在していたところを、「大人のためのアイスクリーム」とコンセプトを置き直し、利用シーンも「おやつ」から「夜のゆっくりした時間」と置き換える。さらに、「食べることで幸せな気持ちに浸れる」と価値も変えていったのが好例です。こういうリポジショニングの例は、勉強すればするほど、自分のアイデアを考えるときの元になりますよ。


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2008/10/23

iPhoneでパノラマ写真が撮れる「Pano」 視点を変えるツール

iPhoneはシャッター音がなく撮影できるすばらしいツールだということを書きましたが、そのツールをさらに強化するアプリケーションが登場しました。書かずにいられません。

Panoというアプリケーションです。横に四枚撮影して、一枚の横長の画像を生成するという仕組みです。試しに、事務所スペースとして契約した六本木ヒルズのアカデミーヒルズ六本木ライブラリーのカフェスペースをパノラマにしてみました。ちなみに、これコーヒーを買うのに並んでいる間に撮ったものです。そのぐらい手軽です。




ダウンロードはこちらです。これがたった350円!

このツールを使うことで、俯瞰の視点とは異なる「パノラマ」の視点を手に入れることができます。googleのストリートビューを見ていても感じると思うのですが、「ここの横ってこんなものがあったんだ!」という並んでいるものの関係性を発見できます。

人の本棚を見たり、レコード・CD棚を見るときの発見の面白さはこれですよね。会社のオフィスをレイアウト変更するたびに撮影しておくと時系列で人間関係を思い出せたりするかもしれません。自分が住んでいる商店街をパノラマで撮影するのも有効そう。

あ、もちろん縦に使って高いものを撮影することで「階層」の視点を得ることもできそうです。ちょっと自分なりにこの新しい視点を使い倒してみようとワクワクしてます。


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大江戸線の中吊り掲示方法。課題解決のためのデザイン

写真が汚くて、ごめんなさい。
iPhoneで撮影しているもので。。。撮影音がしないので公共の場での撮影に便利です。



大江戸線は、車両が狭く天井までの距離もない車両です。とはいえ、広告は大事な収益源なので、中吊りも重要。ただ、通常の車両のように吊り下げると、歩く人や立っている人にあたって邪魔になってしまう。そこで考案されたのが、この形状だと思います。クリアのガイドに沿って、中吊りを挟み込むような形状となっています。




もちろん、中吊り広告のフォーマット自体を独自サイズで設定する方法もあったと思います。ただし、その方法を取った場合に出広側がまとめて統一サイズで作っているので、独自サイズを取った大江戸線の出広を控えるようになるでしょう。そこを考えての工夫です。




こんな小さなところにも、課題解決のためのアイデア、デザインが見えてとれる例です。



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2008/10/22

スタバの缶コーヒー発売! 既視感を覆すマーケティング

スターバックス&サントリーの共同事業の新商品です。すでに、あちこちで広告展開されているので目にされている人も多いと思います。ちょっとブレてますがこんな広告を見ました。



国内初スターバックスの缶コーヒー発売へ−21日より関東圏のコンビニで

(2008年10月20日)
国内初スターバックスの缶コーヒー発売へ−21日より関東圏のコンビニで
写真=国内初となるスターバックスブランドの缶コーヒー「スターバックス ダブルショット」
 国内初となる「スターバックス」ブランドの缶コーヒー「スターバックス ダブルショット」の発売開始前日となる10月20日、東京ミッドタウン(港区赤坂9)で同製品の発売記念イベントが開催された。

米スターバックスとサントリーのRTD(Ready to drink)コーヒーの事業展開に関する2005年の業務提携に伴い、両社ではチルドカップコーヒー「スターバックス ディスカバリーズ」を発売している。同製品は両社が販売するRTDコーヒーの第2弾。アメリカと韓国では既にスターバックスブランドの缶コーヒーが販売されており、今回日本向けにアレンジした「エスプレッソコンパーナ」と「エスプレッソドッピオ」の2種類を販売する。スターバックスの店舗で使用されているコーヒー豆「エスプレッソ ロースト」を使用した本格的なエスプレッソとなる。

価格は共に170円(140グラム缶)で、国内の缶コーヒーの中では高価格帯に位置する。両社では「プレミアムカテゴリー」の商品と位置づけ、30代の男性をメーンターゲットに、10月21日より1都10県(東京、神奈川、千葉、埼玉、群馬、栃木、茨城、静岡、山梨、長野、新潟)のコンビニエンスストアで販売する。
「缶コーヒー=まずい。本格的なコーヒーとは別のモノ。」という既視感があまりに強すぎて、メーカー側が新ジャンルとして「おいしい缶コーヒー」に何度もチャレンジしてもなかなか受け入れられませんでした。

そこをスターバックスというブランドを活用することで、缶コーヒーというジャンルではなく、スタバのチルドコーヒーがコンビニで買えるやつの新商品という位置づけで売り出しています。すでに「パックコーヒー」としてラテなどは流通させて一つのジャンルを作っています。こちらも缶コーヒーに比べてうまいというポジションだったと思います。

実際に、自分が既視感の強い商品のマーケティング担当になったとして、このような大胆な打ち手ができるかを考えてこの事例を見ていきたいと思います。なぜなら、海外で売っていた商品ですが、日本に入れるときには「缶コーヒー」という確立されたカテゴリーがあったからです。勉強になる材料ですね。


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2008/10/21

公共の表示にデザインを似せた広告 プラザタワー勝どき

















大江戸線で見つけた広告です。
まるで、地下鉄の表示かと思うデザインで
目を引いています。


以前、アップルストアが地下鉄の表示に似せて
場所案内を告知していた例を紹介したことがありますが、
その日本版ですね。このパターンいろいろ使えそうです。

「広告での場所表示に公共の案内表示パターンを使う
=見慣れているユーザビリティを使用する」です。
だから、すんなり頭に入ってくるのです。
利用しない手はないですよ。


ちなみに、ネットで検索してみると
プラザ勝どきはblogで賃貸情報 を常に出しています。
最近は、大家さん自身が物件の空き状況や
「売り」をblogを利用して告知していることが目につきます。
客付けの業者に頼るだけでなく、
自分でも集客を行うことで
空き室の機会ロスをなくすように努力しているのだと思います。

「集客の効率化」を目的とした
広告プランやメディアの使い方なども得意分野なので
興味ある方はご連絡ください。



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2008/10/20

回らない立ち食い寿司屋のコミュニケーションデザイン

昔の画像を探していたら、
気になってメモっていた写真が出てきました。
確か、品川駅にあるカウンターだけの立ち食い寿司屋さんです。


面白いのは、
お店の人とのコミュニケーションである「コイン」です。
ファーストフードである回転寿司だと「皿」で
コミュニケーションを行っていますが、
ここは回っていないので「皿」は使えません。
そこで、「コイン」上のものを使って注文を行い、
支払いのときのカウントも「コイン」で行われいます。

ファーストフードで、間違いなく注文を受け
間違いなくお会計を行うために、
デザインされたコミュニケーションだと思います。
結果的に、場所柄近くで働く
外国人の方がランチに来ていましたが、
コミュニケーションのシンプル差や
煩わしさも排除されているからかもしれません。

商売で解決したい課題があって、そのためのデザイン。
シンプルなことですが、僕がとても大事にしていることです。
だって、ちゃんと「空気を読んだ」仕組みになっているでしょ。



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2008/10/19

「ありがとう屋」 敵を作らないネーミングのお店。

オフィスリサイクル専門店の「ありがとう屋」
ロゴの5色使いは、昔はヒーローもの。
今ではすっかりGoogleイメージが強くなったものです。
歩いていて、たまたま気になったのですが
うまいと思ったのは、やはり「ネーミング」。

商売をやっていくためには、利害が反するところに対して
納得していただく、文句をいわれづらくするための
「大義名分」が必要になります。

この「ありがとう屋」というネーミングは
買う人、売る人に感謝を表し、敵をつくりづらくなっています。
オフィス家具のリサイクル
=何かの事象で会社を解散するときに売ってもらう
=新品のオフィス家具にとってはおもしろくない存在だと思います。
そこに、感謝のイメージなどがあることで、
文句をいいづらくなりますよね。

ちなみに、サイトを見てみたら
オフィス家具の交換サービス 」もやっていました。
面白い取り組みですよね。
きっと仕入れが大事なのと、商品を交換させることが大事となる商売だと思うので
モノが動いた方が、ビジネスチャンス、接点ができるので
オフィス家具の交換サービスも有効なのでしょう。
なにより、交換レートはお店側が設定できますからね。



商売をやる上での大義名分の必要性とネーミングをうまくやっている事例でした。


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2008/10/17

ただの突起が東京メトロが「空気が読める」姿勢を示しています。

本日、銀座線上野駅のきっぷ売り場で発見した
「思いやり」画像です。
「傘・杖をお掛けください」と表示してあります。
なかなか「空気を読んだ」思いやり物です。
切符を購入するときに
両手がふさがっていることがよくあります。
鞄などの荷物は台に乗せたり、
足下に置くなどの選択肢があります。
しかし、傘は。。。(私は、杖まで空気読めなかった)
こんなちょっとの突起物を置くだけで
東京メトロは、なかなか空気が読めるやつだと思ってもらえますよね。


カスタマー目線で、何を改善したら喜んでもらえるのか?
このサービス精神を最低限のコストで導入しているところは立派。
セブンイレブンのレジ前にある荷物置き場もそうですよね。


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