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2007/09/15

上海は日本の未来だ。二極化の姿に直面して













なぜそんな逆行したことを考えたのか?
上海が日本になる途中なのではないのか?
そんなふうに思われるかもしれませんが。

上海で一番感じたことは、この二極化の行く末です。

裕福な人たちは、世界とつながり
世界基準の生活を謳歌できる。
もちろん、仕事も報償も世界基準だ。

一方で、何もない人たちは
道に座り込み、お金を強請る。
みんなが貧乏だったころは、
何も感じなかったが、
裕福な人が出たことで相対的に
自分たちのあり方に怒りを感じる。
それは、どこに向けたらいいのかわからない怒りだ。

日本で今後ますます進行する「二極化」「格差社会」とはこういうことだ。
すでに、全体に富を配分できる時代ではない。
国が豊かになれば、自分もおこぼれを自動的にもらえる時代じゃない。
世界基準で働く機会が生まれる一方、
あきらめが慢性的に漂い、仕事も生活もできない人が出てくる。
幸福とは、相対的に感じることが多いため、
この人たちにとっては、許し難いことになるだろう。

上向きのベクトルの上海では「二極化」はなんとか溶け込んでいる。
一方で、下向きのベクトルの日本では
二極化が起こることを具体的にブレイクダウンして
語らないことで、イメージさせないことで蓋をしている。
格差社会と言っておきながら、その具体的な姿はイメージさせない。

どちらがヤバイかというと、それは日本だろう。
今回の上海行きのおかげで
言葉の上では理解したつもりになっていた「二極化」「格差社会」の
本当の意味が腹に落ちた。

























庶民向けの20元もあったら腹一杯になる食堂と
100元単位の料理が並ぶ高級店。
服の価格差だったて尋常ではない。
もちろん、質も違うってことだが。
その異なる層が同じところにごった返している。
上半身裸の人と、ブランドを身につけた人が一緒の道に存在する。
そんな社会をいままで見てこなかったから
特に感じたのかもしれない。

2007/09/13

磁場について考える。上海M50 莫千山路

上海に来て、引き続きいくつかの疑問を検証中です。
その一つが、この「M50」莫千山路50号です。
なにかという、この川沿いの工場密集地帯に
アーティストが住みだして、NYのソーホーのようになった場所です。
工場をそのまま使って、ギャラリーなどになっているので
これがまた、オシャレだったりします。

上海に数日いると、その混乱ぶりに
最初は興奮するのですが、自分の場合は
整理された、美しくて、驚きのあるもの、
特にアート、デザインに飢えてしまいます。
それを埋めるために行ったのが、M50です。
まあ、とにかく写真を見てください。




































それで考えていたのが、
土地の持つ磁場であり、人が人を呼ぶ磁場についてです。
歴史上、何度もこのような磁場が役割を果たしたことがあるように思えます。
とくに、クリエイティブ系は多いように思います。
・パリのカフェ
・NY。特にウォーホールのスタジオ
・ときわ荘
・下北沢のZOO(90年代の渋谷系発祥の地)
etc.
まだまだ、メモ的ですが。
そんな磁場を発生させるような都市計画が必要ですよね。
でも、行政がやり出すと反発するのもアーティストであり、
お金のにおいがすると入ってくるのが企業であり
そうするとバランスが崩れるわけですよね。
ここのところが難しい部分だと思うので
今後も引き続きこの問題について考えていきます。

2007/09/12

上海にいますが、「上海らしくない」写真を

上海に来てからbloggerを利用している
blogにアクセスできないような気がするのですが、
そんなことないですか?

こっちの環境のせいでしょうか?

さて、初上海ですが
ケータイもE61にSIMをさせば問題なく
通じます。いつものFOMAの番号に普通にみんな電話してきます。
docomoは問題ないのですが、softbankから電話が来ると
そのたびに電話番号が変わって、だれからの電話かよくわかりません。
それぐらいですかね。問題は。
と思っていたら、docomoでも番号が変わるみたいです。
現地のキャリアによる問題ですかね?


とにかく、なんとなく写真を数点アップしておきます。












上海美術館の中にあるcafeなのですが
なんだか光も含めて、とても居心地のいい空気が。
最近、こういう空気感って日本じゃなくなってきてますよね。
上海っぽくないんだけど、なんだこのクオリアは?













これ、上海のスタバで窓際の光が綺麗だったのです。
なんでしょう?この感じ。
スタバの中にいるとどこの国にいるのかよくわからなくなりますが
なにか輝くような希望がこの国にはあるのが伝わってきませんか?













もう一つ、自転車のスポークデザインです。
こういうデザインって、日本ではもうないですね。
色、素材、質感、デザインすべてがあわさってこれです。
付加価値が高い位置づけにあるわけではなく、
庶民が何も感じずにつかっているデザインがこれです。
恐るべし。

2007/09/10

上海に行くことにしました。











渋谷からリムジンバスで成田に向かうときの画像です。
10日(月)から14日(金)まで上海です。
もちろん、こっちでもnet環境もあるし、快適です。

海外からの視点でいろいろと考えてみようと思います。
特に、日本と違ってベクトルが上を向いている国ですから
違う視点がもてるかもしれません。

2007/09/09

【書評】「芸術脳」茂木健一郎さん




茂木さんの本は、ついつい買っちゃいます。
もちろん、それだけの「何か」が得られるから。
この「芸術脳」も待ち合わせをしていた
書店で見かけてすぐにレジに持って行きました。

「芸術脳」はdictionaryというフリーペーパーでの
対談連載をまとめたものとなっています。
dictionalyでの連載は、フリーペーパーだけでなく、
podcastでも公開されています。
http://www.clubking.com/news/


普通の対談モノに比べて、
茂木健一郎さんの対談モノは、相手に触発されて
茂木健一郎さんが何かすごいものをはき出すので
そのたびに、相手も次のスゴイモノを
ぼそっと出しちゃうのですよ。
「芸術脳」が出る前から
podcastやフリーペーパーで読んでいたのですが、
また、その聴いていたときの思い出しながら
たくさんの気づきがありました。

僕の中でのオススメは「佐藤雅彦」さんとの対談です。
これは、もうものすごい情報量です。
studiousな状態が、欲しくて欲しくてたまらなくなると思います。

こうやって考えてみると
誰と誰が会うのかで新しいものが
創造されることの可能性を
とても感じますね。

僕も
できるだけ人に会って
こういう驚きや
創造を手に入れていきたい。


(登場するクリエイターのみなさん:掲載順)
●佐藤雅彦
●内藤礼
●小野塚秋良
●いとうせいこう
●松任谷由実
●ヒロ杉山
●リトル・ブリテン
●菊地成孔
●天野祐吉
●リリー・フランキー

プロデュース:桑原茂一
装幀・装画:エンライトメント
執筆・構成:吉村栄一

芸術脳

2007/09/06

柏崎刈羽原発の運転再開は危険です。

「おやすみなさい、柏崎刈羽原発」という
運転再開を反対するための署名サイトです。
https://www.sitesakamoto.com/unplug_kariwa/index.php
もちろん、僕も署名しました。

賛同者は以下の人たち
賛同者:
坂本龍一、 高橋健太郎、 shing02、 吉原悠博、 飯野賢治、 空里香、 吉村栄一、 山口モトキ、
大林ミカ、 高谷史郎、 村上龍、 SUGIZO、 名和晃平、 大貫妙子、 松武秀樹、 サエキけんぞう、
青木孝允、 桑原茂一、 濱野貴子、 高田漣、 高野寛、 カクマクシャカ、 米田知子、 谷崎テトラ、
西健一、 テイ・トウワ、 祐真朋樹、 石川直樹、 平間 至、 堀信子、 田島一成、 飛矢崎雅也、
瀧本幹也、 佐々木直喜、 椎名和夫、 kyoka、 もりばやしみほ 、 Oto
(以上、artists' power)
田中 優(未来バンク)、 辻信一(ナマケモノ倶楽部)、 中村隆市(ナマケモノ倶楽部)、
信藤三雄(CONTEMPORARY PRODUCTION)

新iPodシリーズ iPod touch購入しちゃいました!











本日、iPodシリーズが新しくなったので
すかさず、apple storeをチェック。

1click設定をしているので
ついついそのまま購入してしまいました。

で、何を買ったかというと
iPod touchの16GB

以前、iPhoneが日本で出たら絶対に買う!
とこのblogに書きましたが
電話機能以外はiPhoneのiPod touchが出たので
そりゃもう即決です。
5万円弱という価格でしたが
applestoreの3000円のクーポンを使用。

届くのは10月頭ですが楽しみですね。
どんな使い方しようかなぁ?


そういえば、今回のiPodシリーズリニュアルの前に
新しいiPodの名称はiPod!になるのではないかという
なかなか素敵な噂が流れていました。
!を後ろにつけるだけで
ひっくりかえしてもiPod!になるというアイデアです。
素敵な発想ですね。

ディスク容量が足りない! "Y世代"の若者が持つコンテンツ総額は平均の2倍

Y世代についての情報を集めています。
こんなおもしろい調査結果がありました。
まあ、そういう環境で育ってるからしょうがないですよね。
死ぬまでわれわれはどのぐらいのハードディスクを消費するのでしょうか?


http://journal.mycom.co.jp/news/2005/09/05/006.html

日立グローバルストレージテクノロジーズ(HGST)は、米国におけるストレージデバイスなどの利用事情を調査した最新レポートを発表した。デジタルコンテンツなどを保存するディスク容量の現状について、不足気味に感じているユーザーも少なくないようだ。

このレポートは、同社および米KRC Researchが先月、米国内に居住する18〜65歳の男女1,004名を対象に実施した電話インタビュー調査に基づくとされており、PC / PDA / 携帯電話 / デジタルビデオレコーダ(DVR) / デジタルカメラ / ポータブル音楽プレイヤーなどに搭載された、デジタルコンテンツの保存スペースの利用実態が明らかになっている。自分が所持しているデジタル製品の総ディスク容量について、1〜200GBとの回答が49%、200GBを超えているとの回答は10%に上ったようだ。

1人のユーザーがストレージデバイスに保存している全デジタルコンテンツ(エンターテインメント分野)の平均価値は約US1,135ドル相当に達しているとされ、全回答者の56%は、保存中の写真 / 動画 / 音楽 / ゲームについて、簡単には消去できない貴重なものであるとの認識を示したという。しかしながら約6割の回答者は、現状のディスク容量に満足しておらず、もっと多くのスペースを確保したいと望んでいるとの調査結果も発表されている。

一方、"ジェネレーションY"と呼ばれる世代とも重なる18〜24歳の回答者に限るならば、保存中の全デジタルコンテンツの平均価値は約US2,199ドル相当と全世代平均に比べ2倍近く、どの年齢層よりも高額になっているという。音楽コンテンツに関しては、18〜24歳の回答者の保有している楽曲数は、全体の平均の3倍に値する約1,200曲。所持製品の総ディスク容量は、他の年齢層と比較して最も高くなっているものの、もっと多くのディスク容量が欲しいとの回答も、最も多くなる傾向が示されている。

HGSTのHDD Business Planning & Strategy部門でマーケティング副社長を務めるBill Healy氏は「HDDの大容量化と省サイズ化に伴って、家電製品のスタイルも変化し、人々がエンターテインメントを楽しむ時の保存スタイルも変化を遂げてきている。若い世代ほど、この変化の程度が大きくなっており、新たなデジタル生活とも呼べるライフスタイルの形成に意欲的である」とコメントした。

2007/09/05

Louis Vuitton × Gorbachev ルイ・ヴィトン×ゴルバチョフ












Former Soviet leader Mikhail Gorbachev sits in a car, a Vuitton bag at his side and the Berlin Wall in the background as he appears in an ad campaign for the French luxury label Louis Vuitton.
Photo: AP


背景にある歴史。
ルイ・ヴィトンだからある長い歴史。
他のブランドではなしえない、しっくりくる相性。

大変だったゴルバチョフ=ソ連の最後の歴史を感じさせ
そのときに一緒に過ごして歴史を刻んだルイ・ヴィトン。

そんななかなかいいキャンペーンです。
写真で伝えられる情報量の多さと
見る人に与えるイマジネーションがスゴイですね。

脱帽。

グローバルダイニング 全店禁煙!!

昨夜、家の近くのZESTに行ったところ
入り口で入ってくるお客さんの半分ぐらいが
帰って行きます。

どうしたんだろうと思って見ていると
9月1日から全面禁煙になったことで
影響が出ているようでした。

グローバルダイニングも思い切ったことをやりますが、
現場で対応する店員の方も気の毒ですね。
お酒を出しているお店で
禁煙というのが違和感があります。

しかし、それも日本の感覚なんでしょうか?
この取り組み、成功するのでしょうか?
ノンスモーカーとしては陰ながら応援します。



2007/09/04

同クールのドラマテーマから「時代の空気読み」

同じタイミングのドラマテーマから
「時代の空気読み」をやってみました。
基本的に、毎Q主要なドラマはざっくり目を通して
時代の空気感を読みっています。

毎Q終了に近づいてくる
タイミングでまとめてメモしておきます。


■山田太郎物語
チャンス、能力、努力、清貧、お金じゃない幸せ、笑顔、家族、仲間

■ホタルのヒカリ
タナボタ型恋愛、不器用さ、弱さの露呈、素直になれない

■肩越しの恋人
弱さの露呈、不器用さ、自分に対する葛藤、自分の殻をやぶらない、30代女性独身

■ファーストキス
病気、兄弟、仲間、暖かさ、素直になれない、リスペクト世代、もう一歩踏み出せない人々

<考察>
時代の流れは、明らかに「疲れ」「癒し」「なめあい」の方向にあるね。
原点回帰で「家族」「友情」とか「お金じゃない幸せ」にどんどん流れる。
→これがみんなのユートピアなのだろうか?
→自分たちの周囲の人をリスペクトする雰囲気
→結構、みんな頑張って生きているし、いいやつらだよね
→自分たちを肯定する雰囲気

Y世代が中心のM1層、F1層がターゲットで
心をつかむことを考えると、この編のテーマを
掲げていくことが有効なんでしょう。


これが2007年の気分ですね。

2007/09/02

「やりきった感」を得るための「苦痛消費」

最近、やりきった感の充実を味わいたい人って多くないですか?
普段の生活に刺激が足りない。
本気で頑張る対象がない。

などなど、なんとなくで過ごしていると
「やりきった感」が欲しくなります。

だからでしょか、
「ビリーズブートキャンプ」
「富士山登山」
「断食合宿」

などなど
苦痛を乗り越え、
頑張った後の充実感のための消費が増えているようです。

キーワードは「苦痛消費」、「やりきった感」消費でしょうか。

JR東日本のうちわ







会社近くの中華料理屋で発見!
なんだかシュールな歌詞です。

2007/09/01

下北沢で古くからの友人と飲み会

昨夜、大学生の頃からの友人と
下北で飲みました。

お店はオイスターバーのジャックポット。
ジャックポット

牡蠣をを食べながら
飲んでいたわけですが、
12月にイベントを思いつき
2人で連絡してみると
何人かの戦友が快諾してくれました。

彼も戦友だけど、
やはり一緒にプロジェクトや
創刊などを乗り越えてきた人たちは
信頼感があるなぁ。

と、再確認した飲み会を
忘れないようにメモしておきます。

2007/08/31

所有欲の減退する若者。引き続きY世代のメモ。

「首都圏・若者消費意識調査」


日経新聞が首都圏の20代、30代を対象にやった
調査結果が結構、話題になっています。

========================
「無駄な支出を嫌い、貯蓄意欲高い」

クルマを買わず、酒もあまり飲まない一方、

休日は自宅で過ごし、無駄な支出を嫌い、
貯蓄意欲は高いという、予想以上に堅実で慎ましい
暮らしぶりが浮き彫りになりました。

=========================

やはりY世代(ポスト団塊ジュニア世代)は
不確実な未来に対して、対処するために
無駄な支出を嫌って、貯蓄意欲が高いという結果が出ています。

また、住宅購入の意欲が高いのも
彼らの特徴のようです。
自分たちのコミュニティ、家族。
そこが落ち着ける場所、信頼できる場に
お金を払う傾向がありますね。

こっちのY世代に関する考察もあわせて読んでみてださい。
http://kuuki-yomi.blogspot.com/2007/08/blog-post_31.html

ジェネレーションY、Y世代についての考察

自分のメモのためにも
ここに記入しておきます。
ちょっと、Y世代についてのサービスについて
企画書を書いたばっかりだったので。

Y世代のことをポスト団塊ジュニアとも言いますが、
もちろんジェネレーションXの次の世代ということで
Y世代と呼ばれています。

ジェネレーションXはダグラス・クープランドの小説。
ここに書かれている世代像がまさしく
ジェネレーションX世代をあらわにしていました。
一方でジェネレーションY(Y世代)については、
この後書かれた「シャンプー・プラネット」が
当てはまるかもしれません。
日本でいうY世代よりはちょっと上かなぁ?

ちなみに、日本では1976年~1980年代初頭
生まれあたりを指しています。
この世代の親には団塊の世代や
その少し下の世代が多いので
「団塊ジュニア」とも呼ばれているというわけです。


さて、このジェネレーションY(Y世代)ですが
生まれたときから、家にはほとんどすべてのものがあって
自分の部屋を持ち、
早い段階でポケベルやケータイの洗礼を受けています。

満たされた環境で育っているので
「ハングリーさがない」とか
「何をやりたいのかがわからない」とか言われています。

しかし、彼らの立場からしたら
親の姿を見ているわけです。
親は「いい会社」に入って、
一生懸命にやっていれば・・・と言っていたのが、
どうやらそれが間違いだったことに気がついた世代です。
もう少し上の世代は逃げ切ったのに、
自分たちには、おいしいところが残っていなかった。。。
それを見ているので、
頑張っても、必ずしも報われるとは思っていません。

また、正解のない社会になっていることを気がついています。
もはや全員が同じ方向を目指していた時代ではない。
親が苦しんでいる環境を見ている。
これから、どういう方向に進んだら希望があるのか見えていない。
そんな環境にありながら、「どうなりたいんだ?」と問われても
彼らも無邪気に答えが出せるわけはありません。
その部分を外から見られて
「もやもや」層ととらえられてしまいます。

だからこそ、Y世代は、お互いのことを信頼しています。
社会は信頼できないけど、家族や地元の友人、
近しいコミュニティを信頼し、リスペクトしているのです。
また、繊細でまじめです。無邪気に明るく馬鹿になれないのです。
馬鹿をやる場合でも、周囲の空気を読んだ上で演じている。
あくまで、第三者の目線をかなり意識している世代だと思います。

邪悪なことや、マナーを守らないことを嫌がり、
自然や環境に対して本当にまじめに考えています。


ちなみに企画書を書いていて
参考になったのが以下の資料です。

リクルートの住宅総研が出している「ポスト団塊ジュニア」考
「ポスト団塊ジュニア」考

日経BP社から出ている
「平成男子図鑑」~リスペクト男子としらふ男子~  深澤真紀
平成男子図鑑 リスペクト男子としらふ男子

追記
NBonlineで参考になる対談があります。
「平成男子図鑑」を書かれた深澤真紀さんと
「だめんず・うぉ~か~」の倉田真由美さんの対談。
こちらもあわせてご確認ください。
「だめんず」と「平成男子」~知らないことが、怖くない 深澤真紀氏×倉田真由美氏

2007/08/26

「白い恋人」はなぜ不祥事を起こしたのか?

食品に関わる不祥事のニュースを見ていて
ハッと気がついたことがあります。
ニュース単品で見ていると見落としてしまうことがありますので
必ず、因果関係を見るようにしましょう。

白い恋人の石黒製菓ですが、
社長の人柄とかを見ていてもなんだかいままでの
悪質な利益を求めただけの不祥事と違うような気がします。

不正を始めたタイミングがヒントになります。
白い恋人の石黒製菓は11年前からと言っているので
1996年からということですよね。
北海道拓殖銀行が97年に経営破綻。99年に法人解散しています。

北海道拓殖銀行の不良債権がいよいよまずくなり、
融資が続かなくなってくるタイミングなのです。
政府はこのことがばれないようにしているのでしょうか?
マスコミはなぜ、この視点で質問をしないのでしょうか?

他の企業不祥事の中にも
銀行の不良債権や政府の対応のせいで
追い込まれてやったケースはないのでしょうか?

今回の件は、ただ単に時期があっているだけなのかもしれませんが、
どうも一致しているような気がします。
こういう目線をなくさないように空気読み続けようと思います。

2007/08/25

レゲエの人気と、リスペクト世代。

渋谷駅の山手線フォームにある立て看板に
タワーレコードが広告を出していた。

そのメッセージがざっくり言うと
レゲエは「ファミリー」を大事にし、
「リスペクト」大事にする音楽というようなメッセージが書かれていた。

ブラザー、シスターなどと呼びかけする
文化もブラックカルチャーにはやはりある。
これもファミリーとして、自分たちを意識することからもあるからだろう。

そうそんなレゲエだったり、R&Bだったり
HIPHOPの人気は年々高くなる。そして、年々日本は熱くなる。
ジェレレーションY世代以降のファッションにも
ブラックカルチャーの流れを受けている。
暑さをやわらげるファッションでもある。

そう、日本が暑くなり
レゲエの人気が高まり、
この世代の価値観はより「ファミリー」を大事にし
お互いを「リスペクト」する方向になってきている。

これっていいことだと思うんだけど。
どうでしょうか?

2007/08/23

「今すぐ自信回復する20ハック」こういうの大事だね。

セルフイメージが低くなると、どうもうまくいかなくなることって多いですよね。

そんな中、こんな役立つライフハックを書いてあったサイトがありました。
「モチベーションは楽しさ創造から」というblogです。

以下、転記させていただきますね。
20個からなるライフハックです。

1.「競わない。比べない。自分が今できることを精一杯やろう。」と意識する。

2.自分をスクリーンに映して遠くで見ているような気分で、まるで他人のように見る

3.自分のサポーターとなってくれる人を5人上げてみる。彼らが、今の自分に何と声をかけてくれるか書き出してみる。

4.許せない人を許してみる

5.あなた自身を愛することが、 あなた自身を好転させる最も素晴らしい方法。

6.「あなたの価値」の重要性を確認する

7.NOを言う勇気を持つ

8.「うまくいっていない時は、今は、準備をしている時だ!」と言い聞かせる。

9.「自分の大好きなことは何だろう?」に取り組む

10.自信がなくなったら、取りあえず壁をうち破る方法をブレーンストーミングしてみる

11.「無理だよ!」と考え始めた時には、別の質問をしてみる

12.大きすぎる問題ならば問題を小分けに切り分ける

13.自分の中のグレムリン(あなたの自信を奪っている、言葉、固定概念)を知る

14.自分が勇気を出せた状況を思いだし、再利用する

15.自分らしさを整理する

16.自分の枠を外す

17.自分の前進を阻む思いこみを知る

18.自分が自分をリラックスさせたり、可能性を開いてくれる思いこみを再利用する

19.自分が誇れる事を再確認する

20.自分を認めてあげる。承認してあげる。自分を褒めてあげる。

なんだか、元気がなくなったから
ここに戻ってきて、唱えてみたくなりますね。
こんなルールがあるといいですよね。
ライフハックはやっぱり重要です。

2007/08/22

神保町花月で考えた「お笑いブーム」の背景

吉本興業と小学館の共同事業により
7月にオープンした神保町花月に行ってみました。

出し物と映画の2つの会場があるようです。
今回は出し物。「パパはヒットマン」を見たわけですが。

大塚製薬が提供している部分もあるらしく
「オロナミンC」劇場のようにネーミングライツも行っているようでした。
終演後に、オロナミンCの自販機で使えるコインも配られました。


さて、ここからが空気読みです。
前売り2000円、当日2300円という価格。
火曜日と平日であるにも関わらず席はほぼ満席。

客層は圧倒的に20代、30代の女性。F1層です。
なぜ、この層に「お笑い」がマッチングしているのでしょうか?
ターゲットであるF1層の
「なぜ芸人が今モテルのか?」というのがわかれば、
上記の問いに答えられそうです。

「自分を客観的に見れていて、
 自分の弱み・欠点をさらすことで笑いをとっている」
これがキーな感じがします。
人が言いづらいような自分の欠点を自ら指摘する。
それを自分で言って、笑いをとる。
これ共感を生みますよね。

「マイナスイオンの法則」という言い方もあります。
自分の欠点や、失敗談を最初にさらすことで
相手が共感や、協力してあげたいという
気持ちを抱かせるというものです。

芸人がモテるのは、まさにこれだと思っています。
今、世の中では競争が激化して隙を見せない人たちが増えています。
隙を見せる余裕はないのです。
一方で、出来るわけもないのに根拠のない自信のみで
うぬぼれて自分を客観的に見れない人も増えてきています。
自分大好きな人たちです。

そんな中、芸人たちは「笑い」をとるために
自分の欠点をむしろさらして、「笑わせる」のです。
だから、F1層に笑いが支持されるように思えてなりません。


もう一つ。
F1というターゲットから切り離せば
お笑いは、もう一つ今の世の中に受ける
重要なファクターを持っています。

それはコントやギャグという「フォーマット」です。
短い時間での一発芸。ギャグ。
メディアにのりやすいのです。

小泉元総理のコメントも同じです。
5秒とかに収まるように、短い言葉でメッセージを出します。
だから、ニュースの最後のぶら下がりにでも
とにかく何度も露出されます。

お笑いはYOUTUBEなどのメディアとの相性も抜群です。
コミュニケーションはどんどんビジュアル化され、
短くなっていきます。わかりやすく人をひきつけます。

というのが「お笑いブーム」の背景に
あるように思うのですがいかがでしょう?

2007/08/20

その人の「持ち調子」 人が持つクオリア

表題に書いたことって、ちょっとわかりづらいかもしれません。
自分でもうまく整理できていないので、ここに書いておこうと思いました。

人にはそれぞれ「持ち調子」ってものがありますよね。
言葉を変えると、その人のカラーとか
その人の雰囲気とか。
ちゃんとは説明できないけどありますよね。

あの人とあの人は同じ「くくり」っていうのもつかめますよね。

もちろん、いろんな切り口や「くくり」方があると思っています。
世の中でよく使われているのが
血液型や星座、年代など。
客観的なFACTを使って、「くくっている」例だと思います。

でも、みんなわかっているように
そんなに人間って単純じゃないですよね。
あまりにもざっくりしすぎていて、
これで人を分類していると、「あいつとおれを一緒にすんな!」がおきますよね。

でも、なんだかうまくいえないけど
脳は「あの人とあの人は、同じトーン」
「あの人と会うと、あの人のことを思い出す」などなど
言語化できないけど、高度な分類を勝手にやりますよね。
クオリアを認識しているんでしょう。

で、今ずっと、これをこんなに複雑にしない形で
言語化できる範囲で分類できないのかを考えています。
そのためには、嗜好、動機、生活信条などなんらかの切り口で
しっくり来るモノを探そうと思っています。
もちろん、世の中にいろんな分類があることはわかっているのですが
脳で感じるほど、しっくりこないのです。

この言語した分類ができたときには、
それを使って、検索軸、生き方軸の提案。
「もやもや層」に対してのサジェスチョン。
自分と同じ「持ち調子」の人を見ることで
人生にきっかけを与えるなど、
なにか揺さぶるモノができないのかと考えています。

さて、もっともっと右脳でぐりぐりと
マッピングや軸探しをしっくりくるまでやってますか。

2007/08/18

24時間テレビに見る 時代の空気の変化

1978年にはじまった「24時間テレビ 愛は地球を救う」も
今年で30回を迎えたようです。
長期間続いている番組は、時代の変化、
見ている人の求めている「時代の空気」を
読み取るにぴったりの題材。

「24時間テレビ 愛は地球を救う」から
時代の空気の変化を自分なりに考察してみます。

1978年〜1991年の第一期
まさに「愛は地球を救う」をコンセプトに
・饑餓に苦しむ難民への寄付
・身障者への寄付
この2本柱で、番組が構成されています。

なにより、各地での募金に並ぶ人の様子や
人気のあった萩本欽一さんが各地を訪れて
握手をする姿を中継することをメインにしていました。

この時代には、
日本の成長がピークに達しているタイミングで
「日本人が世界の貧しい人を助ける」という
余裕があったのかもしれません。
1年に1度は寄付を行う。
そして、テレビで流される飢えに苦しむ人を見て
募金することで、自分の汚い行いを清めるような
効果があったのかもしれません。
とにかく、硬派でした。

それが、視聴率を意識した番組づくりに変更されたのが1992年。
多くの人が「24時間テレビは、日本テレビを救う」
なんてことを言い出したのもここからだったように記憶しています。

しかし、それも時代の空気が変わったから
そうならざるをえなかったととらえられます。
むしろ、ここでうまく時代に合わせたことは
賞賛されることだと思っています。
1992年からリニュアルを行って、
マラソンのある今の形にばっさり変更。

それまでの時代とは変わって
日本はデフレに突入していきます。
人のことを心配する余裕があるわけでもない。
募金をする心の余裕がなくなっていく。

そんな中で、番組の内容も
・難病と闘う人、子供のドキュメンタリー
・芸能人がマラソンで走ることでの「感動」
・サライに代表される「助け合い」の歌
・一人一人が自分を変えた瞬間の発表
と変更していきました。

すでに時代は、上からの目線による善意の時代から
同じ目線、身近な人としての絆を感じられる「助け合い」に変化しました。
不特定の誰かに対しての募金ではなく、
もっと身近な助け合いにシフトしているのだ。

それと、世の中に対する取り組み方も
「そこそこ」で「地域」や「家族」など
目に見える人たちが幸福であればいいというふうに変わってきている。
(若年層でここのところ、日本語のレゲエ人気がどんどん高まってきているが
 気候的に熱くなって来ていることと、歌詞の内容が
 地域や家族、恋人など身近の人たちへの愛のメッセージ、
 そして「リスペクト」であることがはまっているのだと思う。)
そうキーワードは「絆」です。

テレビで芸能人がマラソンで頑張っている姿を見て
「プチ感動」をする。それで自分が走り出すわけではないが
自分も同じ「感動」を消費できるのだ。
そして、ちょっとでもハードルの高くない
募金に参加することで
身近な社会に貢献できればいい。
自分も助け合って生きて行ければいい、という構造です。

だから、飢えに苦しむ人の映像も減るし、
間違ってもメインキャスターに叶姉妹なんかもってきません。

随分と長くなってしまったが、
最後に1つだけ。
村上龍がこう書いていました。
やはり、この人も時代がよく見えている。
(以下引用)

現代を象徴するキーワードは「趣味」だろう。ありとあらゆることが趣味的になった。考え方や生き方の変更を迫るような作品は好まれない。その作品を見たあとで何か新しいことを始めたくなるような小説や映画やテレビの番組はほとんど消滅した。また現代のほとんどすべての表現は洗練され、何かをなぞるような性格を持っている。感動の精神的機序をなぞるだけだから考え方や生き方を変える必要はない。タレントがマラソンを完走したシーンを見て涙を流しても、せいぜいジョギングを始めたり募金に応じたりするだけで、その人が生き方を変えるわけではない。(すぐそこにある希望 村上龍)

2007/08/17

編集者という病い 見城徹

帰省する新幹線の中で、一気に読んだ。

いつも本を読むのが速い自分が、
ゆっくりと考えながら
自分に当てはめながら
珍しく感傷的に読んでいることを感じた。

この本は、見城徹が編集者としての壮絶な出来事、
交友関係、幻冬舎を創ったときの思いなどが綴られている。

エピソードに出てくる人物は、尾崎豊、浜田省吾、
坂本龍一、ユーミン、大江千里などのミュージシャン。
中上健次、村上龍、山際淳司、石原慎太郎、
五木寛之、重松清、銀色夏生、高橋三千綱などの作家。

とにかく、ロマンチストで熱く、人たらし、
その陰で努力していたことを感じさせる。

気になった言葉がいくつかあるので
後ほど、アップしておきたい。
この本は、何度か読み返す必要がありそうだ。

2007/08/16

ギルバート&ジョージ テートモダン

























なんだか急に、GWにテートモダン@ロンドンで見た
ギルバート&ジョージの展示のことを思い出した。
写真は二枚とも、ロンドンに行ったときの写真です。

この人たちを純粋に動かすモノってなんだろう。
ボクらには、こんなに強いモノがあるのだろうか?
マイノリティのほうが、社会に憤りを感じるからこそ、
それを浄化した上ですばらしいモノをoutputできるのだろうか?

急にそんなことをボーっと考えました。
自分の「憤り」。それを浄化される手法ってなんだろう?
それがないと、空っぽな気がします。

「プロ」として生きるための10話 ビジネス・プロフェッショナル

ビジネス・プロフェッショナル—「プロ」として生きるための10話  大久保幸夫著

世間が夏休み中ということもあって、
集中して本が読める時期ですね。
何より、外はものすごい暑さですし。

そんな中、
自分のあり方を考えさせられる刺激的な本に出会いました。
リクルートワークス研究所の大久保幸夫さんが書かれた本です。

特に揺さぶられたところが2つあります。

1つめは以下の部分です。
「筏下り」から「山登り」に切り替えるタイミング
 筏下り期間の目安はざっといって10〜20年です。年齢にすると35歳前後でターニングポイントに到達するはずです。そのときの判断基準は、仕事がこなれてきて「楽になってきたな」と感じるときです。最初はきつい筏下りも、一心不乱に続けているうちに力がついてくるので、10年もするとどんな激流も楽に乗りこなせるようになってくるはずです。現在の仕事が物足りなくなり、成長意欲がぐぐっと頭をもたげてきたら、そろそろ山登りに切り替える時期だと見ていいでしょう。つまり、自分の専門性を決めて、その専門性を極めるための、さらなる修行の道に進まなければなりません。
 少なくとも一年に一度は、自分自身のこの一年を振り返り、自身が成長しているかそうでないかをじっくり考えてみるといいでしょう。もし、一年を振り返ったときに成長実感がなかったら、筏下りをちょっと長期にやりすぎているかもしれません。

プロフェッショナルの成長5段階
第一段階 専門領域の仮決め ←入門の壁
第二段階 ロールモデルをめざしての見習い
第三段階 専門領域の本決め ←決断の壁
第四段階 オリジナルティの開花 ←自立の壁
第五段階 無心
で、第三段階以降ではじめて「プロ」と呼ばれる領域

2つめは、以下の部分
「同業者」コミュニティ
コミュニティには情報源としての意味があります。卓越した一次情報はその道のプロに集中しますので、プロ同士が集まれば情報収集の力が相乗します。また一人ではできない大きな仕事や、別のプロの助けが必要な複雑なプロジェクトを請け負ったときのパートナーになります。さらに、ライバルとしての機能もあります。



僕自身、会社に入り10年が経ちました。
編集、カスタマーマーケティング、戦略立案、メディア設計などなど
筏下りと山登りを繰り返しながらキャリアを作ってきました。
次の10年のことを考えると、プロフェッショナルとなる領域も見えてきています。
そのために、磨くべき部分も認識してきました。
一方で、「同業者」コミュニティにもっと働きかけるなどの
部分が不足していることも今回本を読んで再認識しました。

自分がどの位置づけにいる人も、この本を読んでみると
自分のタイミングで気がつくことができると思います。


ビジネス・プロフェッショナル—「プロ」として生きるための10話  大久保幸夫著
第1話 プロフェッショナルの起源
第2話 誕生!ビジネス・プロフェッショナル
第3話 プロへの5ステップ
第4話 プロの三つの意識
第5話 プロに不可欠な知識・技術・人脈
第6話 プロがつくる人間関係
第7話 プロの日常学習
第8話 プロの職業倫理と哲学
第9話 プロフェッショナル人事制度
第10話 プロが活躍する未来

映画「カート・コバーン」about a son






カート・コバーンがなくなった時のことをよく覚えている。
NHKにニュース速報のテロップが出た。NHKと、カート・コバーン。
まったく、相容れないもののように思えた。
そんな環境では、本人が病んでいるのもしかたがないように感じた。


27歳で、カート・コバーンがなくなる前の
インタビューをもとに、イメージ映像をつけて
約90分間の構成で作られたのがこの映画だ。

もちろん、見に来ているのはコアなファン。
もしくは、なんらかの影響を受けた人々だろう。
渋谷のアミューズCQNで見たのだが、もちろん観客はまばらだった。

内容的には、本人の痛々しいまでの告白で
追い詰められていたことが伺える。

意外によかったのが映像だ。
期待していなかったが内容に沿いながらも、綺麗で澄み切っていて、
だからこそ寒々しい感触を見ている人に提供してくれていた。

「ブレーク前の瞬間が一番楽しかった。」
バンドだけじゃなく、すべてそんなものかもしれない。
ベクトルが上に向かって急上昇している瞬間が一番幸福感があるのかもしれない。


2007/08/14

「発想する会社」を考える上でのヒント。Googleが発見した10のこと

Never settle for the best
http://www.google.co.jp/corporate/tenthings.html

これはスゴイ。
こんなことを「会社の理念」部分に掲げる勇気。

この10個について考えてみてください。
「発想する会社」というキーワードで最近考えているのですが
なかなか刺激的です。

<Googleが発見した10のこと>
Ten things Google has found to be true

・ユーザーに焦点を絞れば、「結果」は自然に付いてくる。
1. Focus on the user and all else will follow.

・1 つのことを極めて本当にうまくやるのが一番。
2. It's best to do one thing really, really well.

・遅いより速い方がいい。
3. Fast is better than slow.

・ウェブでも民主主義は機能する。
4. Democracy on the web works.

・情報を探したくなるのは机に座っているときだけではない。
5. You don't need to be at your desk to need an answer.

・悪事を働かなくても金儲けはできる。
6. You can make money without doing evil.

・世の中の情報量は絶えず増え続けている。
7. There's always more information out there.

・情報のニーズはすべての国境を越える。
8. The need for information crosses all borders.

・スーツがなくても真剣に仕事はできる。
9. You can be serious without a suit.

・すばらしい、では足りない。
10. Great just isn't good enough.

2007/08/13

「フィードとフリーペーパー」 フィードがグーグルの世界を阻止する!を読んで

情報誌からフリーペーパーになったときの利点は、
「流通」をターゲットにあわせて決められる自由度だった。

情報誌は、コンビニや書店などの流通網に頼るため
そこにいかない人たちにはリーチができなかった。
ターゲットを特定しても、本の流通網が行き届いていない場所には
配本できないし、置くわけにはいかない。

HTMLからXMLの世界へ
WEBからフィードへと変わっていく。
これは、上に書いた
「情報誌とフリーペーパーの使い分け」と同じようなものだと捉えた。

フィードは、新しく更新されたときに
そのターゲットに配信が可能になる。
広域向けから狭域向けに変更してもメディアが成り立つようになるということだ。

一方で、紙の世界ともっとも異なるのが
フィードによって、受け手側が自分向けのメディアを
たくさんのフィード情報をセレクトすることで作ることになるということ。
自分で情報源を選び、それをまとめて読んでいるフィードリーダーやRSSリーダーが
カスタマイズされたメディアとなってくる。

そうなってくれば、
同じような情報源を選んでいる人同士を
つなげることで共感が生まれたり、
新しい知の創造ができやすい環境をつくることができるかもしれない。


以上のようなことをこの本を読んで考えていました。
もうちょっと未来を読む必要がありそうですね。思考メモでした。

フィードがグーグルの世界を阻止する!
ウェブからリアルへの逆流が始まった
小川浩

まえがき
序章フィードなしにはウェブ2.0は進化しない
第1章ウェブ2.0とは何だったのか
第2章多様化するウェブの世界
第3章ウェブ2.0からフィード2.0へ
第4章2007年はフィードビジネス元年
第5章グーグルはフィードでも覇者であり続けるか
第6章もっと深くフィードを理解するキーワード
第7章フィード2.0時代のビジネスモデル
第8章新しいパラダイムの誕生


2007/08/12

インフォメーション × セレクトショップ

情報が大量にあふれる中で、
本当に価値のある情報を知っている目利きが必要になる。

情報があふれればあふれるほど
ガイド役が必要になってくる。

この情報洪水の中を
うまく余裕をもって楽しんで泳げる人は
「誰にきけばいいのか?」という
know howよりもknow whoな知識を持っている人だと思う。

まちがいなく、そろそろ
洋服だけではなく、
情報やライフスタイルセレクトショップが必要とされる時代が来る。
「情報のセレクトショップ」が求められる時代です。

誰かの目利きで準備されたものが
そこに行けばあって、その中から選んでいれば間違いないという状況。
さて、どっから手をつけたらいいかなぁ?
しばらくこの構想についていろいろと考えてみようと思います。

今後の先行きが暗いポータルサイトという位置づけは
本当はこっちを目指すべきなのにね。


■浜野安宏さんのblogに「セレクトショップの時代」という書き込みがありました。
セレクトショップの時代

■この方のblogの「情報の目利き」というエントリーがあり、秀逸です。
情報の目利き

「前傾姿勢」メディアと「後傾姿勢」メディア

先日、某サイトの編集長といろいろと
お互いのメディアについて、語っていたときに出た話を
考え方として整理してメモしておきます。

「前傾姿勢」メディア
自ら目的を持って調べる。
検索条件を自らが考えられる。
自分が探している基準が明確になっている。
=webでも情報誌でも向かうときに前傾になることより命名
・検索軸のある情報誌
・検索軸のあるnetメディア
・検索軸のあるmobileメディア
・検索エンジン
・オークションサイト
→PULL型メディア

「後傾姿勢」メディア
なんとなく見ているうちに触発される。
もしくは、ひまつぶしとしてのメディア
=ソファに座ってテレビを見ていたり、姿勢が後傾きになることより命名
・TVCM
・TVでの通販番組
・チラシ
・フリーペーパー
・友人などから聞いているうちに洗脳される口コミ
→PUSH型メディア

で、議論していたのが
自分が得意なもの、軸がある物に関しては「前傾姿勢」メディアを
みんな手軽に活用している。

一方で、無気力層やよくわからないものに関しては
「後傾姿勢」メディアですましてしまっている。

気になるのは、「後傾姿勢」メディアで選んだとしても
満足できる人が若年層を中心に増えてきているような気がすること。
たくさんの情報があふれる中で育った世代で、
豊かになったことで情報選択をすることで、大きな失敗を経験する必要がなくなった世代だ。

このような世代に対応したメディアの作り方を考える必要があるんだろうな。

一方で、「後傾姿勢」メディアは
以前にもこのblogに書いたように、「自分の時間」と交換している可能性が高い。
ダラダラと「後傾姿勢」メディアを選択することは
実は危険なことだと思っている。
でも、こんな熱いことを言ってしまうのも、ジェネレーションの違いなんだろうか?
そう考えてしまう32歳の僕。


この流れでもう一つすごいと思っているのが
「後傾姿勢」メディアである通販番組のPUSH力のすごさだ。
通常、その気になっていない人を動かす「後傾姿勢」メディアは
コンバージョンレート(CVR)が低い。
しかし、深夜の通販番組はCVRが高い。
なぜだろう。展開の仕方。人を動かすポイントがいくつかある。
数を限定にしてあせらせることで、アクションを促す。
などなど、実はメディア作りをやっている人にとって
勉強すべき表現技術がぎっしりとつまっている。

やはり通販番組を「前傾姿勢」で見て研究する側にならないとまずい。

2007/08/08

南国日本で印象に残った一文。悪い週間との決別

「テレビの影響力は思った以上にある。
無料でもない。
じつは、自分の時間や考え方と引き換えているのだ。」

これ、すべての無駄な習慣にあてはめてめましょう。
もう一度、自分の生活をリストラクチャリングすべきですね。

「○○の影響力は思った以上にある。
無料でもない。
じつは、自分の時間や考え方と引き換えているのだ。」

さあ、考えよう!

2007/08/07

20万円ガンダムTシャツに考えるアパレル業界に起こっていること。

ものを考える思考をかなり訓練しているが、
以下のシナリオはまさしく、ものごとをとらえるすばらしい表現だと思います。

以下、昨日紹介した高城剛さんの
「南国日本」からの引用です。

地球温暖化→ファッションの春夏化→秋冬ものが売れない
→単価の高い冬物コートが売れない→春夏もので高単価を実現する工夫が必要
→スワロフスキーのクリスタル付きの高級Tシャツでブームを仕掛ける
→スワロフスキーのクリスタル付きの高級ジーンズでブームを仕掛ける
なんて流れが起きています。

Tシャツなどのデイリーウェアの高級化が進んでいます。
これは、自然発生的なブームではなく、アパレル業界の苦境から
起死回生のために仕掛けているブームなのかもしれないですね。

そんななか、高級Tシャツとの組み合わせではかなり意外なのが
ガンダムTシャツですね。20万円です!
マスターマインドが出しています!
そして、スワロフスキーのクリスタルがついてます。
WIREDVISON
SLASHGEAR
My life is XXX

そうか、こういうTシャツ1枚から
われわれを取り巻く世界でどんなことが仕掛けられているかを
考えることが大事なんだなぁ。

2007/08/05

サヴァイブ!南国日本 高城剛

スタジオボイスで高城剛の大穴イッパツ (SV books)を連載していたころから
どうも、この人の影響は多大に受けています。
なにより、ちゃんと今起こっていること、なんかおかしいと感じることから
未来予測をちゃんとたてられる貴重な人物だと、ホンキで尊敬してます。

その高城剛さんの新刊が出ました。
「サヴァイブ!南国日本」という温暖化という現象から
我々、日本人にどんな影響があるのかを一気に描いています。

宝島社から出ていた「ひきこもり国家」日本―なぜ日本はグローバル化の波に乗り遅れたのか (宝島社新書 238)に続き
さっそくもう出たの!?という感じで
同じタイミングでかかれていることからも
主張が一貫しています。

世界という単位で自分の位置づけを俯瞰して見て
今おかれている危機的状況を把握する。
その上で、未来に向けてどんな行動をしなければならないかが書かれています。

本当に、読んだほうがいいですよ。
僕はこの二冊を読んで、ホンキで自分の生活をシフトすることを決めました。
経済、環境どちらから考えても
結局、変えなければならないのは自分のライフスタイルと時間の使い方です。

僕は、この炎天下の中
公園で横になりながら読んでいたので
なおさら温暖化を肌で感じ、ジリジリとする皮膚感覚の中で
危機感を覚えながら、考えてしまいました。

わくわくすると思いますよ。
1時間ぐらいで集中して読めてしまうと思いますので
ぜひ一読ください。今後の10年が変わると思います。



サヴァイブ!南国日本 高城剛 集英社
・はじめに
第1章 新しい世界を見つけた喜び
・消費社会のパワーユーザーだった僕が、温暖化にもの申す理由
・2001年9月、バーチャルとリアルの世界は逆転した
・未来に対する新しい考え方とは
・「ちょいケミカルのほうが安全」なのでは?
・本当のアル・ゴアの姿とは
・温暖化を機に、生活をより良くバージョンアップ!
・「日本南国化」に向けての警告
第2章 地球温暖化の現在
・未来の良いシナリオと悪いシナリオ
・「日本南国化」の実態
・海外マネーが日本の土地を狙っている!
・世界マグロ会議に食料難を見よ!
・エンゲル係数が5倍になる時
・「大きい物語」とは?
・コンビニに行く回数を減らし、車に乗る日を決めてたっぷり楽しむ
・世界中のウォーター・マフィアは、日本の水を狙っている
第3章 流行や文化は、南からやってくる
・冬でもノースリーブ、ランジェリー・ファッションが当たり前
・元気のいいスペインのメーカーと、働くようになったラテン系たち
・音楽は南下し、スペイン領イビザがダンスミュージックの流行発信地に
・南米の「昼ドラ」人気と、ハリウッドで躍進するラテン系
・デザインの主流は北欧からブラジルへ
・次なるリゾートブーム地は?
・国内のリゾートの傾向と、沖縄に学べ!
第4章 南国化時代の日本、そして日本人
・高城式「やっってできないことはない10のこと」
・1.決断
・2.体力づくり
・3.装備
・4.装備の使用
・5.ライフスタイルの見直し
・6.所有物の処分
・7.日本版ダーチャ
・8.時間の使い方
・9.世界の中の日本、そして世界の動向を知る
・10.エコブロダクツへの買い替え
・おわりに


ちなみに、神保町の三省堂書店では、以下のような場所に展示してありました。
たしかに、この本。どのジャンルにおいてもらうのか大事ですね。


2007/08/04

「これから10年愛される作家になるために」セミナー

本日は、エリエスブックコンサルティングが主催する
「これから10年愛される作家になるために」というセミナーを受講してきました。

エリエスブックコンサルティングといえば、
元アマゾンのカリスマバイヤー土井英司さん。
多くのビジネス書などを仕掛けてきている土井さんが
どんなことを考えているかに興味をもって参加してきました。

気になったことをメモしておきます。
ちょっとメモなので、わかりづらいところも多いと思いますが。

1.なぜ本を書くと人生が加速するのか?
自分のキャラを理解しているか?
自分が誰に好かれるのかを認識すること。
自分と同じ価値観、理念に共感する人がどのくらいいるのか?

出版することが目的ではない。
本を出すことで、その世界のオピニオンリーダーになる。
だから、本を出すと人生が加速する。セルフイメージが上がる。

人は「影響力」がほしい。
だから「人を動かす」は売れ続けている。

オピニオンリーダーは、情報や人脈を求め続けている。そこに入れるかどうか。

メッセージが重要。
別に本じゃなくても、CDでも、映像でもWEBでもいい。

Y(売り上げ)=a(コンテンツ力)x(マーケティング)+b(おまけ。販促キャンペーン)
だから、コンテンツが大事。
本を読んで、どれだけの人が動くのか?影響を持つのか?
だからaが重要。

ネットの時代にとって、「表現の技術」は重要。
ネット上では、絶対にものにふれられない。だから、表現が重要。
それによって売り上げが変わる。
逆に、人に会う、触れ合うなどの行為が非常に高級なものとなっていく。

「言葉」も「人間」もメディア。
コンテンツは自分自身。「何を言うのか?」の時代から「誰が言うのか?」の時代
結局、人の話題になるのは「人」か「物」の話。
話題の大半は「人」についてのはず。

2.作家になるために求められること
・自分を知ること
 自分を外から見れること
 茂木健一郎さんの言う「自己反省文」のようなトピックス
 自分の人から思われていて、なかなか指摘できないようなことを自分で言ってしまう。
 そうすると、周囲は言っていいということで一気に広まっていく。
 みんなつがっているから、あっという間に広がっていく。

・言語化の技術
 インタビューを受けるときにも、言語能力によって
 露出に大きく差が出る。
 小泉元総理は、トピックスを15秒に収まるように露出していた。

・ブランディング
 人は変わっていっても、ブランドは固定化されやすい。
 間違ったブランドを行わないこと。特に手段をブランド化すると
 時代が変わったときや、手段が変わったときに影響を受けやすい。
 ex.石炭王の○○、そろばんの○○、ポジティブシンキングの○○

・良いパートナー選び
 出版社や編集者を選ぶときには慎重に。
 編集者は最初の読者。一緒に仕事をやり通せる人だけ仕事をすること。
 出版社の特徴や色に注意。自分のテーマと合っていないと本が売れない。

・マーケティング
 出版流通をキチンと学ぶこと。
 地味だが非常に重要。

・メディア戦略 
・ふさわしい人格とセルフイメージ
 信用を大切にしているか?出版は狭い世界。

・継続力(探求心、情報、人脈)
 間違ったブランドを創ってしまうと、、、
 常に世の中の状況をウオッチして、自分の位置づけを知っておくこと。

3.作家志望者のカン違い
 創作物を書いていたとしても、自分の価値観は文章に入る。
 物の見方や作り手の人間性。
 江藤淳さんは「作家の作品はその時代の影響を受ける」と言っていた。
 その時代や、その人の見方によって、物事を見る目は変わってくる。
 いかに、人は正しく物を見ていないか。

4.売れている本はすべてフィルターで売れている
 「国家の品格」はノウハウを得るために売れているわけではない。
 あくまで、物の見方、藤原さんの意見に共感して売れている。
 だから、自分のフィルターを明確にしておく必要がある。
 どんな主張、どんな意見、どんなことで共感させられるのか?

5.自分自身のフィルターを知るためにどうするべきか
 他人の視点と比較してみる。
 注意しているものが違うはず。
 すべての物を「好き」と「嫌い」で分けてみる
 そして、その違いがどこから生まれているか一段上から考えてみる。

 一流の人間に触れることで、自分のグレード、スケールがわかる。
 一歩上の視点から見ると、発言の説得力が違う。

6.これからは書籍が求められる時代
 netで情報がますますあふれてくる
 →まとめたものがほしい
 →整理して、理解するためのものがほしい
 だから、「ものの見方を売る」=親書がやっていること。
 今、新書が売れているのはこれが背景としてある。

7.ノンフィクション→フィクションの時代「虚にして虚あらず、実にして実あらず」
 お金、ビジネスにかかわるものが売れている。
 書籍=教養の時代から、実用にシフトしてきている。
 
 今までは、「職業作家」「職業芸能人」「職業アナウンサー」の時代だった。
 今後は、情報を持っている人やその分野の専門家で話がうまい人がメディアに出る時代へ。
 すでに、話のうまい「弁護士」「医者」などがタレント化している。

 今後、TVが他チャンネル化してくると相対的にギャラが下がり、
 しゃべりのうまいプロフェッショナルが重宝がられる。

8.売れる作家になるために 出版マーケティングの視点
 マーケットのグループを理解する
 信念のグループ、自分の主張に共感するグループはどのぐらいいるのか?
 どの表現に共感し、どの表現に共感しないのか?
 たとえば、「魔法」というワードは女性にはいいが、男性にはNG

 出版社によって、どのジャンルにおかれるかが決まってくる。
 
 出版は、早ければ早いほど効果が大きい。なぜなら効果が持続するから。
 ファンがつく。実績があると初版の部数が上がるから。
 本田健さんは「初版を上げ続けられる著者になりたい」と語っているそう。



土井英司さんは、自分自身のフィルターが「影響力」というだけあって
人脈は「数ではなく、質」や、自分が一日動いたことによる話題にあがる
影響の循環の話など、自分のまわりで起こることをわかりやすく話していただきました。

2007/08/02

web3.0型社会リアルとネットの進化、融合、淘汰 神田敏晶×橋本大也














web3.0型社会リアルとネットの進化、融合、淘汰
神田敏晶×橋本大也
@webマーケティングROI day 国際フォーラム

対談形式で3つのテーマに関して
それぞれが感じていることを発表される形で行われた。
50分と時間は短かったが、逆に内容が詰め込んであったため
非常に濃いヒントが得られる場だったと思います。

3つのテーマは
1.technologyの未来予想
2.communityの未来予想
3.businessの未来予想

■気になったコメント
1.techonology
skypeやwebカメラを使って、買い物に行っている場で
仮想空間の知恵を借りることができる(神田)

「人海知能」テクノロジーではできないことを
多くの人が感覚や複雑な判断でタグづけや評価を行う(橋本)

2.community
同期され、共有された空間によって
高感度な人や同じ嗜好の人が何をやっていることのほうが価値を持つ(神田)

web→メルマガ→blog→チャット
・文章は短くなる傾向にある
「空気嫁」分極化し、ハイコンテクスト化するコミュニティ
・ソーシャルキャピタル。信頼。与信装置としての人間関係(橋本)

先祖のblogがある時代。自分の小さいころのlogが残っている時代。(神田)

3.business
ニュースよりも自分のまわりの高感度な人の情報(神田)
JOOST:TV画面にCGM情報が満載↑

グローバル アービトラージ
・規模の経済→差異の経済
・文化の差異、社会の差異
ex.各国のYOUTUBEのTOP画面が文化ごとのおもしろさを表現しているとしたら?(橋本)

限られた24時間をもっと濃密に生きるために
寝ている間に別人格が情報収集、経験をしてくれ、そのおもしろい部分だけを
ピックアップしてリアルな自分に紹介してくれるセカンドライフなどが理想(神田)


と、自分の中では
この辺のやりとりの中からいろいろヒントをもらえました。

のちほど、当日使われたファイルが
神田さんのサイトにUPされるということなので
UPされたら、掲示しておきますね。


と書きましたが、リンクはっておきますね。
こちらからダウンロードしてください!!
KandaNewsNetwork

2007/07/31

「身体性」に縛られる僕ら。

気づいたことメモです。

なぜ、われわれが10進法を使っているのか?
指が10本だから。

「身体性」というフィルターで世の中を見つめると
いろいろな発見があるかもしれない。
気がついたらアップしてみます。

CMとRealで、心地よい観光地を作り出す。















心地よい風と心地よい音楽。
そこにある飲み物は「EBISU the HOP」という
良くできたCMだ。
何より、参加しているミュージシャンもそうそうたるメンツ。
ゆるくて、自分らしい音楽をやっていて
なにより肩の力が抜けている。
我々の世代のあこがれのスタイルだ。

で、ここからが本題。
そんなCMの中で重要なアイコンとなっているのが
グリーンのベンチ。
そのベンチを心地よい風の吹き抜ける
人がたくさんいる場所に設置する。
もう、それだけでいろいろな人の写真におさまり
それがBlogにアップされていく。

なにより、リアルの場としても
このベンチに座ったら、極上の心地よい時間を過ごせると思わせる
CMのコンテンツ力はすごいねぇ。

ちなみに、写真の場所は恵比寿ガーデンプレイスです。

2007/07/27

蛍の光。

素朴な疑問。

日本以外でも、
「蛍の光」のような
この曲がかかるとお店が閉店だということを
知らせる曲ってあるのでしょうか?


コモンセンスってすげーなぁ。
どこで習ったんだろう。

2007/07/22

自宅でパーティ。おかげでこんなボトルが空きました。




会社のメンツが大量に来て、自宅でホームパーティ。
しかし、最近のホームパーティにWiiはもはやなくてなはらないアイテムですね。
ああ、なんだか心地いいメンツだ。

2007/07/18

三連休に、大大掃除。

嵐の中の三連休。
予定も何もあったものじゃない。
荒ぶる自然の前で、逆に心は落ち着いた。

そこで、キモを据えて
「大」大掃除をやることになった。
はじめは、少し片付けをしている中でとまらなくなった。

普段から、そんなに汚しているわけでもないはずなのに、
勢い付いたせいで、きっぱりと捨てられものが多かった。
ブックオフに持ち込んだ大量の本。二回に分けたがホント大量。
鞄や服も、この際、整理した。

普段、いかに自分が多くのものに囲まれて生きているのか認識した。
そして、すべてのものに細やかに掃除をすることで
いとおしく、そしてすがすがしく過ごせる気持ち。
きっと、いつも心のどこかで、整理したり、掃除したくて
気になっていた部分なんだろう。

なんだか、とりとめもない話になったが、
掃除が終わり、お香をたいてリラックスしているころには
雨はあがり、気持ちのいい風が流れていた。

2007/07/12

オイスターとオクトパスとスイカ。















電車に乗っていてハッと思った。

ロンドン地下鉄のパスカードは、oyster(オイスター)
香港地下鉄のパスカードは、octpus(オクトパス)
そして、日本はJR東日本が、SUICA(すいか)

ネーミングを考えた人が連想で考えただけなのか、
何か人間が共通して感じる何かでこういうネーミングになっているのだろうか?

忘れそうなので、書いておきました。

2007/07/11

記憶とは未来のためにある。




茂木健一郎さんの講演MP3をダウンロードして
常にiPodの中に入れてある。
最近、公開されていた神奈川大学での講演で以下のような内容を話されていた。
衝撃だった。
(写真は、室町塾での茂木さんの講演時のものです。)

脳にとっては、過去にすでに起こってしまったことは
生きていくために、必要がないことである。
だから、未来に対処するために記憶が創られる。
正しい記憶が、未来にとって必要であれば、正しい記憶が残る。
都合良く書き換えたほうが、未来にとって必要であれば、
記憶を書き換えてしまう。


かなりの衝撃を受けました。この講演。
自分の記憶の多くは、都合のいいように組み立てられている。
特に、シナリオとしてできすぎのものは、怪しい気がしてきた。

そう考えると、自分の記憶を分析することで
自分が何をおそれ、困難に出会ったときにどんな判断を下すのかが
自覚的にわかってくるかもしれない。

2007/07/09

J-WAVE GOOD MORNING TOKYO

朝は、だいたいこれで起きてます。。。
ラジオをセットして起きるのが癖になっているので。

『プロフェッショナル進化論』にも書いてありましたが、
「ラジオでは、その人の人となりが伝わる、だからパーソナリティと呼ばれる」と。
このことが一番伝わってくるのは、
毎朝聴いているJ−WAVEのGOOD MORNING TOKYOのパーソナリティ、
別所哲也さんです。毎朝聴いていると第一印象と違うんですよね。
この人。いい意味でですが。

不思議な信頼感というか。
言葉に信念があるというか。ただ元気なわけじゃないところが。
そう考えると、自分の持っているパーソナリティってどうなんだろう?
自分の持ち調子が気になる今日この頃です。

2007/07/08

プロフェッショナル進化論 個人シンクタンクの時代

土曜日に読んだ本です。
このblogのテーマでも「一人シンクタンク」というのを掲げていますが、
田坂さんのこの本では「個人シンクタンク」を提唱しています。

詳細な感想は後ほど掲載しましすが、
まずはかなりオススメ本ということで紹介させていただきます。
いろいろ考えさせられます。



第一部
「個人シンクタンク」の時代が始まる
第一話プロフェッショナルは「個人シンクタンク」へと進化する
第二話なぜ、個人でも「シンクタンク力」を身につけることができるのか
第三話なぜ、プロフェッショナルは進化するのか
第四話これから、プロフェッショナルの「能力」は、次々と進化していく

第二部
「個人シンクタンク」への進化 六つの戦略

第一話「コンセプト・ベース」の戦略
インターネットを自分の「知的創造の場」にする
・ウェブの世界での「サーチ」と「ウォッチ」を使い分ける
・「サーベイ」と「フォーカス」の切り替えを身につける
・「コンステレーション」と「ストリーテリング」の力を鍛える
・「師匠」のサイトを見出し、「私淑」する
・先達プロフェッショナルの知恵を借りる「心構え」を身につける

第二話「パーソナル・メディア」の戦略
良き影響力を持つ「自分だけのメディア」を育てる
・まず、「パーソナル・メディア」という「修練の場」を持つ
・最初は、「メッセージ発信」よりも「知識ポータル」の戦略に徹する
・「批評」においては、かならず「ポジティブ・メッセージ」を語る
・「ブロゴスフィア」でメッセージを広げていく
・メッセージに「言霊」を込めて発信する

第三話「プロフェッショナル・フィールド」の戦略
異聞の「経験の知恵」を語れる専門分野を定める
・自分の「プロフェッショナル・フィールド」を明確にする
・高度な専門知識を「素人にも分かりやすく語る力」を身につける
・「知識」を伝える技法だけでなく、「知恵」を伝える技法を身に学ぶ
・「テーマの知恵」ではなく、「メソッドの知恵」の棚卸しをする

第四話「アドバイザリー・コミュニティ」の戦略
人々の知恵が集まる「コミュニティ」を創り出す
・「読者コミュニティ」を「アドバイザリー・コミュニティ」にする
「ギブ・アンド・ギブン」の精神を大切にする
・「共感」という言葉の本当の意味を理解する

大五話「ムーブメント・プロジェクト」の戦略
人々の行動を集めて「ムーブメント」を創り出す
・まず、「ムーブメント・コミュニティ」を生み出す
・コミュニティを「学びと成長のコミュニティ」にする
・「アクティブ・キーパーソン」をパートナーに迎える
・この社会を変えるための「ビジョンと志」を語る

第六話「パーソナリティ・メッセージ」の戦略
自分の「パーソナリティ」を発信する
・個人サイトやブログで「ネットラジオ局」を始める
・メッセージを「語る」スタイルを身につける
・「イメージ・コミュニケーション」を重視する

終話プロフェッショナルにとって
「最高の戦略」とは何か

2007/07/02

Media Creator. 自分の職業を定義する

社会人になってから丸10年。
自分のやれることを一度言葉として定義しようと思った。

ずっとやってきて、世の中的にも自分の価値として
社会に胸をはって提供できるのは
「メディアを創る」ということだと思っている。

ちょっとわかりづらいのだが、
メディアを創るといっても、ただ本を出すとかそういうことではない。
商売の仕方、ユーザーの集め方、広告の集め方
それがそろったメディアの場がくるくると回る仕組みを設計することだ。
編集長であり、プロデューサーであるという立場だからこそできる。

マーケットを見て、位置からモデルを創る。
そのために必要な要件をユーザーサイド。クライアントサイドから考える。
その二つが交わる場所がどうあるべきかを設計する。
ユーザーサイドのターゲット設定と集め方。集める手法。
クライアントサイドのターゲット設定と集め方。=セールスフォースの定義。

そんなことをずっと考えて実践してやってきている。
そろそろ、自分のいる場所以外でも、この能力を活用してみたい。
また、新しいメディアを創って、ゼロから挑戦を起こしたい。
そういう気持ちがとてもとても強くなっています。

どこかで、僕に新しいチャレンジで
なおかつ、お役に立てることないですかね?
今は、知的好奇心に飢えています。

2007/06/19

Hope for the future.













本当に、自分がやったほうがいい未来にかけてみよう。
もっと、楽しまなくちゃ。

2007/06/15

iPhone 出たら絶対買う!



もちろん、日本でってことですよ。それまではNOKIAのE61を活用しています。

2007/05/22

ダニエル・ピンク、茂木健一郎対談。常識を打ち破る直感力とは














刺激的な対談でした。昨日六本木のアカデミーヒルズで行われた
「ハイ・コンセプト」のダニエル・ピンクさんと茂木さんの対談に行ってきました。

ホワイトカラーの働き方、求められる能力がグローバル化の中で
起こってくる変化を語った「ハイコンセプト」。日本では、大前研一さんの監修で本が出ています。

いろいろな書評で書かれているので内容はいいと思いますが、
彼の生き方やなぜホワイトハウスのスピーチライターを辞めたのかなど
そこに至る人生のエッセンスにものすごく惹かれました。

ダニエル・ピンクさんはすでに1ヶ月ほど日本に滞在しているらしく、
いろいろな発見を含めて話をしてくれました。
おもしろい視点だと思ったのは、チップのない日本のほうが
チップのある諸外国に比べて、サービスがいいという発見。
金銭的なインセンティブがある仕組みより、
自発的なモチベーションのある仕組みのほうが質が良くなる例なのかもしれないですね。


茂木健一郎さんのポジション発表で刺激的だったのが
以下のセンテンスです。

To strike a balance between the secure and the challenging

そうか、secureだけが高まって、challengingが足りなくなると
気持ち悪くなっているのが、今の自分の状態かもしれない。
茂木さんも、その場で言っていましたが、「いっそ、組織をやめちまえ!」と。
そうだな。自分のぶつかっている壁が見えたぞ。
また、challengingな部分を増やしていこう。

今回のトークで印象的なメッセージは、自分の違い、得意な分野を見つけるためには
たくさんの人にあって、ぶつかってそのことによって相手を鏡にして
自分がどんな人物なのかを認識していくということ。

もう一つは、今後求められることがよりデザイン、右脳的、シナリオ的、直感的なものに
変わっていく中では、組織に従っていることや自分の可能性を殺していることは
もはや意味がないということ。自分がより一歩飛び出して新しいことにチャレンジする。
そのためには、secureな部分とchallengingな部分のバランスを持ってやっていくこと。
それが人生の成功の秘訣なのかもしれない。

なんだろう。この後ろから押されるような感覚は。
やはり、今の状況は明らかにsecureなんだなぁ。
なんだか、興奮気味な書き方でちょっとまとまりのないメモですが。

2007/05/20

デスクライトで変わるワークスタイル。Artemide Tizio Micro













夜中に、家でじっくりと仕事をする。ものを考える。
新しいものを産み出すための下ごしらえを行う。
そんなデスクワークに合うように、やさしい光で
疲れず、集中して物事が考えられる環境を準備しました。
そう、Artemide Tizio Microを購入しました。

ちょっと目をあげると、フォルムを楽しむことができる。
アームを動かすことで、また異なった表情を楽しめる。
自分のやりたいことを考えるときぐらい、美しいプロダクトに囲まれていたい。
理想系を求めて、思考をしている時間を豊かなものにしたい。

そんなことを考えて
結局少々高いですが、このデスクライトを購入しました。
デザインはRichard Sapper、ブランドはArtemideです。
これより一回り大きいサイズのTizio 35というのがありますが、
机の上で毎日使用することを考えると自分にはこのサイズで
ちょうど良かった。光も目に優しいし。
落ち着いてモノを考えるときには、Tizio Microのような
優しい光のほうがいいですね。

色は黒とシルバーと白がありましたが、
MacBookもマッドブラックな僕はついつい黒を選んでしまいました。
ワークスペースって、自分の中では
一番お金をかけたいものの一つかもしれない。


2007/05/16

レム・コールハース「行動主義」と吉本隆明「ひきこもれ」

「ブックMix」というDJ的な読み方があると思っている。
GW中に、レム・コールハースの行動主義と
吉本隆明のひきこもれを同時に読んでいた。
そう、読んでいた自分はロンドンに行きながら読んでいたわけだが。

建築家コールハースが世界中をとにかくすごい勢いとパワーで
飛び回りながら仕事をしている。世界の各地で、ぶつかりながら。
多くのものを見て、人に会い、そこから新しいものを生んでいく。

一方で、吉本隆明は自分の考えをじっくり持つために
一人になってひきこもることを薦めている。
もともと、ひきこもりなんて昔からいて特に問題になっていなかったと。
じっくりと腰を落ち着けて、取り組むことの大切さ、
それがないと一人前になんかなりゃしない、という考え方。

結局、同じなのかもしれない。
コールハースだって移動中など思考の時間があるだろうし。
スタイルの違いぐらいの問題かもしれない。
とにかく、なにかにちゃんと取り組み、夢中になり
自分の考え方を持つ。その上で、その主張を通したり
世の中に発表して実現する時点で、社会とぶつかったり
傷ついたりしていけばいいだけなんだろう。

両方のスタイルを志向し、ミックスして
自分のスタイルにしていくのが僕のやり方だと思った。


■行動主義 レム・コールハース


■ひきこもれ 吉本隆明

2007/05/15

写真を撮ったときの気持ちを覚えておく。














まだ、よくわからないことがある。
写真を撮ったときの感情を写真を見ると思い出す。
これが、写真に撮ったときの自分の感情が写っているからなのか
それとも、撮ったときのことを思い出すから
そのときの感情を思い出すのだろうか?

でも、いつか自分が撮った写真で
そのときの自分が考えていた感情が伝わるようにしたい。
そんなことを考えている。

昨夜もまたたくさんの懐かしい人に会った。
昔、その人たちと会っていたころの自分の感じていたこと、
なんとなくあった空気感。いろいろなものが立ち上がってくる。
あの頃の自分に比べて、どうしてこんなにも自信があるのだろう。
悩みも随分変わってきている。
どうしてあの頃、もっとこの人たちとコミュニケーションをとらなかったんだろう?
そんな感情のタイムトリップができる脳や、脳に与える刺激ってすごいなぁ。

2007/05/14

EVERYBODY NEEDS A PLACE TO THINK.














ロンドンにいたのが、随分と前のことにように感じる。
帰国してからは、いろんなことが、どんどん良い方に回っている。
やはり、偶然体質にすっかり切り替わっているかのよう。

さて、写真はロンドンで撮ったものだが、この言葉がとても残っている。
場所ということもそうだが、考えるタイミングというのも大事。
ついつい、インプットが多くなり本を読み、多くのアートから感じることも大切だが、
そんなことより、それをどう考えるのかが大事だと思う。その時間を確保する必要がある。

最近は、考える場所を散歩コースとしている。
慣れた散歩コースは刺激が少ないからこそ、多くのことを考えられる。
ここは完全に自分だけに割ける大切な考える時間だ。
そして、その散歩コースの途中にあるベンチ。
ここも至福の思考スペース。

そんなわけで、ときどきこの写真を見て
考えることの大切さを思い出そうと思う。

2007/05/07

ロンドンから帰国














数日間ですが、いろいろ刺激されました。
なにより、偶然の出会いがたくさん得られました。
偶然体質になりつつあります。

2007/04/21

なんとなくロンドンに行くことを決めました。

残念なのは、ただのGW旅行だということ。海外移住ではありません。

いつかは、海外にも拠点を持ちたいと常に思っています。
ロンドンは遠いですが、行く度に何か発想がわいてきます。
特に、アート系の施設がどんどん充実しているので
それが何かを感じさせるのでしょう。

そして、なんともいえない空気感。
すでに3回目のロンドンになりますが、
必ず何かを持ち帰ってこようと思います。

2007/04/19

新規ビジネスの筋のよさ。

しばらく、更新してませんでした。
本日朝から、とある企業を訪問し
新規ビジネスの案を聞きました。

それに対して、アドバイスというか肉付けをして
プロトタイプを提案することになるのですが、
なんだか、今一歩、どこかがつながらない。

新規ビジネスの筋は、どこかがかみ合っていないと
うまくシナリオとして流れなくなる。
流れるように、治療したり、つなぎ替えたりするのも
僕の仕事なんだなぁ。

そう、考えながら、
外で仕事をすること、提案を求められることの幸せを
かみしめています。

2007/03/18

NET化が進むほど、リアル店舗にはセレクトショップが求められる。

今日、会社で働いた帰りに渋谷で
アプレミディ・セレソンによってCDを購入。

このNETでなんでも買える時代で
なおかつ、本やCD、旅行商品なんかは
一番NETで購入するのに適した消財のはずなのに。
もちろん、本もCDもNETで大量に購入してますが、
アプレミディだけは来たくなるんですよねぇ。

ここには、ちゃんとクオリアがあって
自分が探している音楽やテイストのものの
保証がされているから。
橋本徹という人間のテイストを通したセレクトだから
ぜったいに裏切られない。
セレクトショップの時代になる気がするのは、こんなことがあるから。

明確に欲しい音楽が、アーティスト名などがないと
NETでは購入できない。購入できないというか、絞り込んでいけない。
一方で、自分の好きなテイストのセレクトショップに行けば、
そこに並んでいるものから選ぶだけだ。そこには検索という概念はない。

あとは、どうやって自分のテイストに合う
セレクトショップを見つけるかがキーになる。
NET化が進めば、リアル店舗がセレクトショップ化していくのか?
それともNETの中で、検索型の大型ショップと
ジャンルやテイストごとに商品を並べるセレクトショップ型が
今後増えてくるのか、ちょっとウオッチしていきたいと思う。



でも、今回考えてみたことの肝は
アプレミディにおける「橋本徹」のような
テイストの品質を保証してくれる人間の価値が
ますます重要になるということだよね。

2007/03/04

10年前の人たちと会って感じる、安心感。

ほぼ10年前に会社にいた人たちでの飲み会があった。
同窓会のような、まるで昔にもどったかのような人間関係。

自分が新人だったころに
頼れる人たちがいて、自分は背負うものがまだ少なかった時代。

癒しとは
「欠乏しているものが充足したときに表れる」と考えると
今、背負うものが多くて疲れている状態で
10年前の人間関係に戻ったときに、安心感、心地よさを感じた。

今、自分がどんな状況に置かれているのかを
非情に明確に感じるいい機会になった。

僕は決定的に、ここから次に行かない限り
もうダメなのではないかと、とても感じた飲み会だった。

暖かくなると、哀しくなる気持ち。

すっかり春のような陽気。
散歩している人たちもみんな浮き足立っている。
魚や鳥など、動物たちも活動的になっている。
この季節の風の匂い、甘いような冬とは明らかに違う匂い。

そのおかげでなんだか、毎年哀しくなる。
春には、なにか隠蔽された何かがある。
人の気持ちを哀しくさせる何かが。

自分がとどまっているのに
世の中が新しい生活を始める、芽が出る、など
次の生活に向かって希望を爆発させる季節だからだろうか?

なんだか自分がちっぽけで
置いていかれているように感じるからだろうか?

2007/02/18

映画「ユメ十夜」

見ました。

思ったよりも人が入っていました。
原作の夏目漱石をもとに10本のオムニバスで構成される映画。

短い時間で、1話ごとの突拍子もない
摩訶不思議な物語に集中させるのって
映画でもかなり難しいことを思い知らされました。
もしかして、小説のほうがやりやすい手法なのかもしれません。

もともと小説でも一気に10本を立て続けに楽しむのではなく、
一話ごとを味わっていく読み方をしていたと思います。

そう考えるとファーマットの向き不向きって大切ですね。
勉強になりました。

2007/02/14

ダーウィンの悪夢

グローバリズムを、いつも経済から考えていたことに反省。
経済は、戦争や飢餓、病気、憎しみすべてのネガティブな面を見えなくする。
そして、奪う側はもっともな理由をつけて、奪われる側の実情を見せないようにする。

そんなことを考えた映画だった。
うっているべきことがあれば、画質が悪くても
カメラワークもカット割りが悪くても
十二分に迫力のある映画となりうる。

2007/02/05

FREESPOTのありがたさ。

打ち合わせて、講演のはざまで時間が空いたので
銀座のシアトルコーヒーで、集中して仕事に向かう。

フリースポットのおかげで
すこぶる快適に仕事環境が持てた。

現代の人を集客する仕組みの一つに
目に見えない、電波の影響が組み込まれていることに気がついた。
なんだか、フリースポットという無線LANのポイントが
海から見る灯台のような、
山の中で見た民家の灯りのような位置づけになる気がする。

あったかいよなぁ。こういう仕組みって。

2007/02/04

Macbook黒の設定中。仕事環境の整備は大事。

先日、注文したMacbookが届いていますが
まだ環境設定中です。

いままでは、powerbookG4の12インチモデルと
windowsはLet's noteのW4を使っていました。
できることなら、これを1台で済ませたいというのが
今回の環境設定のテーマです。

購入したのは、Macbookの黒。
つまり、2.0Ghzのintel core2duoモデルです。
見た目がマッドブラックのMacbookが欲しかったからですけどね。
HDDは150GB。メモリはまだ1GBです。
足りなければ、2GBで増設しようと思っています。

まだまだ設定中なので、こなれていない状態です。
Parallelsを利用して、windowsと併存する環境を構築中です。
課題としては、外出中につかっているUSB接続のAIR EDGEが
windows環境では認識してくれない。。。
Airmacは対応しているので、外で運良く野良電波を拾えればいいのですが。

そういえば、NHKプロフェッショナルの仕事術スペシャルで
茂木さんの仕事術が紹介されていましたね。
ものすごく刺さりましたが、つい黒のMacbookに目がいってしまいました。
僕も、起きてすぐ立ち上げて仕事をすることにしよう!

2007/02/01

人間ドックで考えた、自分の定義。

人間ドックにいってきました。
二度目の経験です。

普段、あまり体のことを考えていないので
自分の体調を徹底的に調べるという機会は
本当に貴重です。
頭の中だったり、気持ちだったり、精神だったりについて
多くを考えますが、その思考だって
体の調子によって左右されていることだってあるはずです。
自分というものの、大きな要素であるはずの「体」。
自分=脳、精神、体ということを再定義しました。

千駄ヶ谷のフェニックスメディカルクリニックで受けたのですが
非常にきれいな病院で丁寧な対応を受けました。
結果は後ほどわかるのですが、人間ドックにいっただけで
なんだかちょっと健康になった気がしてしまうのは
それだけ普段、自分の体を無視していることの現れですね。

人間ドック後、気分がよくなったので
北参道から入って、明治神宮を散歩しました。
天気がよく精神的にも軽くなった、そんな一日でした。

2007/01/29

「両方!」と答えたい欲張りな生き方。

前からここで書いていますが、
どうしても選択を迫られるシーンがあります。

そのとき、普通ならどちらかを選ぶことを考えて
二つの選択肢を比較検討すると思います。

でも、最近考えているのは、
選択を迫られたシーンで、
「両方!」「どちらも!」を実現するための方法を
考える思考をもったら現状を打破できるのではないかということだ。

どちらかを選ぶという枠組みでものを考えない。
両方を選択するためには、自分がどうなればいいかを考える。

都合よすぎますか?

2007/01/25

音楽のある風景

先日、「音楽のある風景」という本を読んだ。

この本当に薄い文庫本サイズの小冊子は、
USENのアプレミディチャンネル5周年を記念して
作られたもので、たぶんあんまり流通してないと思う。

でも、とても音楽が恋しくなる
すてきな話と選曲に対する想いが綴ってある。
丁寧に気持ちを込めて仕事をすること。
その積み重ねによって、街のBGMの質をあげることができる。
こういう地味なことこそ、日本を豊かにできるのだろう。

そんな大事なことを考えさせられた。
apres-midiの音楽、カフェ、
ジャンルを超えながら統一感のある雰囲気(クオリア)を
頭の中で味わってみながら。

2007/01/21

渋谷大学 コミュニケーションクリエイティブ学科に参加。

土曜日に会社の研修を途中で抜け、
原宿で行われていた「渋谷大学」に参加してきました。

気になっていたのですが、
いつも受講枠がすぐに埋まってしまっていて
今回はじめての参加となりました。

参加したのは
コミュニケーションクリエイティブ学科「送る言葉」という授業です。
講師は風とバラッドのコピーライター中村聖子さん。
コピーライターから見たメールコミュニケーションのツボを
紹介するという内容でした。

メールの特徴を活用したコミュニケーション事例の紹介。
お題があっての実習編と1時間半という枠では、
ちょっと物足りなくなるぐらいの濃密なエッセンスがありました。

参加後、会社の研修に戻りつつ考えていたのが
ここの場にある雰囲気、何か?がとても気になるということ。
なんだろう、手作り感?
日本にも自ら知を求めて集まってくるコミュニティがあるということ?
ここから何かを作り出そうという気運を感じました。

だからこそ、箭内さんがコミュニケーションクリエイティブ学科を
作って提供しているのでしょうね。
こういう場に参加すると、自分が社会に何を提供できるのかを
本当に本当に考えてしまう。
早くに自分も何か提供する側にまわるべきなんだろうなぁ。

2007/01/19

黒のMacBooKを注文し、環境の再整備

今週は、かなり忙しかった。
先週の福岡出張に続き、今週は札幌出張。
その後、濃い毎日を過ごしながら
前に進みました。

MacBookの黒を注文して
会社での仕事の仕方、環境を変えようとしています。
winもmacも使えるintelmacにはとても可能性を感じます。
本当に、プロダクトの勝利だよなぁ。
欲しくなっちゃうもんなぁ。
あわせてAIR-EDGEもUSBのものに機種変更しました。

原稿の依頼や締め切りをクリアしながら、
会議や打ち合わせを乗り切る。
黒のmacbookもそうだけど、
完全にBRUTUSの茂木健一郎特集の影響だと思います。

2007/01/14

BRUTUS 脳科学者ならこう言うね!



昨夜、三茶のTSUTAYAで購入して、
一気に読みました。本日もなんども読み返しました。
なんだ、この感覚は。
すでに、自分は茂木健一郎マニア的にblogのチェックも
講演などのMP3を聞いたりしていたが
なぜ惹かれるのかがわかった気がした。

忙しさ、夢中になって向かっている姿。スタディウスな瞬間にいるんだ。この人。
高城剛に憧れるのと同じ理由というわけ。

結局、こんなに夢中なものを見つけられるのだったら
自分も時間がなくても人生に余裕がなくなってしまってもかまわない。
本当に。悪魔に魂を売るようなことができそうな気がする。

そして、脳科学者ではなく、すでに複数のことをやることで
どこにもない人になっているのだ。もう、肩書き不明だ。
そう、肩書き不明の人になりたいんだよ。俺は。

なんだか、この気持ち忘れちゃいけないね。

2007/01/06

所属する組織を複数持つことが、
個人ブランドを立てることにつながる

なんだか、逆説のよう表題ですが、
最近感じていて、2007年に目指したいのは
「個人を立てる」ということです。

所属している組織や肩書きで判断されるのではなく、
複数の所属組織、複数の肩書きを持つことで
結果的に「個人」というブランドが
立っていくのではないかと考えています。

自分ブランドを立てるためには、
そんな複数の顔を外に出す必要があると
感じたのは、現代社会の複雑さのせいです。

肩書きによって、人が括られてしまう、
マーケティングの進んだ社会。
でも、よくよく考えてみると
人には複数の顔があって、
むしろ消費者がマーケティングごっこに対応して
その文脈での顔を演じている。
演じることを楽しんであげている。

でも、本当に自分を立てていくためには
複数の顔で、社会に認知され
その複合体が他にないものとして
個人の名前でブランドになることが必要だと思いました。
うまく言えませんが。

となると、どうなるか?
自己紹介は、
「自分の名前をGoogleで調べてみてください。」と
なる気がします。
そして、そのことによって
人はよりその人のことを認識できるようになるでしょう。

また、だからこそ、
自分で公式の自分の見解をアウトプットしないと
誤解される可能性がある。
そして、個人が自分のサイトのSEOをちゃんとやってないと
間違ったイメージが植えつけられる時代。

つまり、このシナリオで考えると
個人情報はむしろ公開化されていくような気がするのです。
個人が進んで。
その過渡期にあるのが今なのだろうなぁ。

今日は、まだ考えがまとまっていない中で
書きながらあちこちと思考が行ってしまいましたが
とにかく、今年は複数の自分を意識して
行動していきたいと思います。

2007/01/03

2007年のテーマ 再構築を進めます。

年末には、2006年の振り返りを行い
年始には、2007年の目標を設定する。
そんなに、しっかりしたものじゃないけど
たまに、こういう節目に自分を見つめなおすのはいい機会だと思う。

2006年の後半は特に、ここのところやってきたものを
一度整理して、自分の周りを再構築していたタイミングだと思う。
自分の人生を振り返っても
大きなターニングポイントだったのではないかと思う。

2007年は、この連続にあると思う。
再構築をもう少し進めてみよう。
それによって新しい未来がある。
自分の「道」というものをちゃんとつかみたい。
おぼろげながらわかっているからこそ、
今の現状に流されているようなものを
ゼロベースで検討していきたい。

個人として、自分の「道」ができるかどうかがポイント。
その一歩を踏み出し始めるのがこの2007年です。
個人的には、周囲への目を気にせず没頭する、
自分の好き嫌いをちゃんと外に出していきます。

ということで、2007年も自分を甘やかさずに
進んでいきますので、今後ともよろしくお願いします。

2006/12/30

フランキーワイルドの素晴らしき世界

今日も内省的な一日。
なんだか、渋谷まで写真を撮りながらぶらつき
映画「フランキー・ワイルドの素晴らしき世界」を見た。

もともと海外で公開されて時間が経っている作品で
観客も半分ぐらい入っている感じでした。
JBLのスピーカーが追加され、爆音で楽しめる環境で
聴覚障害になったDJの話を見るのはなかなかよかった。

で、翻って。
能力って何だろう。
才能って幻想なんだろうか?
映画の中のフランキーは音楽という才能を
聴覚を失っても体や視覚で再現する方法を得た。
それって、才能があったから?
もともと才能なんて存在しないのかも。
ただ単に、熱中できるものがあって
それに集中できる環境があることが
才能と思われることなんじゃないかな。
いや、その環境を見つけることかもね。

俺も見つけよう。

2006/12/29

鉄コン筋クリートを見てから考えてること。













先日、映画「鉄コン筋クリート」を見てから、
なんだか自分を見つめなおすことが多くなった。

自分の中の闇について考える。
誰でもそんな部分を外に出さずに生きているのだろうけど。
外の世界でさらしている自分と内側にある人には見せない闇。
このギャップが一度気になってしまうと頭から離れなくなる。
そして何か自分がとても悪いことをしているような
罪悪感が体につきまとう。

無邪気に楽しんでいるときにも、
ふと第三者の目線で自分を見てしまう。

なんだか答えは出ていませんが、
ここには深い人間考察が必要そうです。

2006/12/25

サンタ&トナカイの格好をしたバイク集団

クリスマス気分ですね。世の中は。
今年は、サンタ&トナカイの格好をしてバイクで表参道や
渋谷、青山を走る集団が目立っていましたね。

歩いている人に、手を振ったり
なんだかとてもハッピーな雰囲気を醸し出していました。
これがクリスマスマジックでしょうか?
日本人にだって、こういう心を開いたコミュニケーションができるんだ。

いつもに比べて暖かいクリスマス。
世の中が、もっともっとハッピーになりますように。

2006/12/17

高城剛blogでの感動的なコメント

なんだか、とても心に響きました。
昔から思っていますが、僕は高城さんみたいになりたい。


今年、長年の友人が、DJを辞めた。
そういえば、この夏、サッカーをやめた友人もいる。
そして、そういうヤツほど、みんな元気だ。
現在の肩書きも行動も不明なヤツばかり。
居場所さえ、定かではない。

みんな次に行きたいんだと思う。
そのために、自分の人生の中で大きかったものを辞め、
身軽になって、次を目指す。
だから、あちこちと旅をする。

別にやめなくてもいいのに。
なんで、やめるの?
こっそりやろうよ。
と、自分のことは適当だとは夢にも思ってもいない適当な人々は言う。
人生の大部分を担ってきたこととの決別を、なぜキチンと認めないのか。
同じことをし続けることほど、現代社会において保守的なことはない。

まだ、十年前と同じことをしていないか、
僕も自分を振り返る。
いや、去年と同じことをしていないか、
自分を振り返る。

この先に出会うことや起こることはわからないけど、
いま、なにかをやめることは、誰にでもできるはず。

自分に出来ることをしよう!とは、
実は、なにかをやめることに他ならないのだ。

と、砂漠の街で考える。

もっと身軽になろう。
もっと素早くなろう。
明日は、師走の東京だ。

2006/12/11

糸井重里「幸福観が選ばれる時代」

ひさしぶりに、昔読んだ
「ほぼ日刊イトイ新聞の本」の文庫本を
読み直してみた。

ものすごくインスピレーションにあふれた本だった。
ぜひ、ペンをもって読むことをオススメします。
この本1万円ぐらいの価値あります。
ひさびさに読んだら多くの発見がありました。

その中の響いた言葉
あらゆる不幸は、全力を尽くせないという悲しみにある


幸福=夢中
夢中=それに向かって全力を尽くせていること
っていう流れですね。

2006/12/09

Bose QuietComfort 3を購入しました。



仕事のストレスもありますが、
集中して思考のできる環境がほしくて、
5万円近くも出費してしまいました。

Bose QuietComfortですが、
その前からほしかったのですが、
2はどうしても大きくて購入するのに
ためらっていました。

それが3が発売され、価格は上がりましたが
コンパクトになったので購入に踏み切りました。
キャリングケースがついてくることで
なおさら、ほしくなるのですよね。不思議だ。



以前から思っていることですが
利用シーンを変える商品。
ライフスタイルを変える商品には、
頭の中で使っている自分をイメージすれば
欲しくなって買ってしまう時代です。
それだけ、ありきたりのものでは
消費欲がでない時代なのでしょう。

qualia journal

qualia journal

2006/12/06

本日、大きな決断がありました。

こちらは、会社での話です。
本日、大きな戦略の決断がありました。

間違っていたら、それを認め、
また素早く決断することが大事。
でも、決めないで時間がすぎるよりも
とにかく決断することは重要だと思っています。

そんなとても当たり前のことを
冷静に考えてしまいました。

この決断って、個人的には
どちらを選んでも茨の道だということは理解しているのに。

ますます、会社の仕事もがんばりながら
個人として、自分の仕事を創っていかねばと覚悟してます。

2006/12/04

次に向かって覚悟を決める。

なんだか、そろそろ潮目が変わってきている。
次に向かって覚悟をもって進むべきでしょう。


「転機を迎えるにあたっては、何かを得るよりも
 何かを捨てるということのほうが重要」


これです。
岡本太郎さんも「人生はつみ減らすべき」おっしゃっていました。

さあ、自分の中で次へ向かって
着々とまずは一歩を踏み出していくことにします。

人生の第二の誕生日ってやつに興味もありますし。

2006/11/26

新日曜美術館 大竹伸朗×茂木健一郎

を見逃してしまいました。

てっきり、録画予約してると思っていたのに。
YOUTUBEで検索してもないし。。。

新日曜美術館は朝と夜の再放送と二回あるのですが、
両方とも見逃しました。

楽しみにしてたのに。
とにかくショック。

もしかして、ロンドンか?

金曜日の深夜。会議の途中で急に悪寒が走る。
間違いなく、熱があがってきている。風邪です。

おかげで、土曜日日曜日と寝込みました。
体を気をつけないと仕事どころじゃないですね。

寝込んでいるおかげで
いままで溜まっていた聞かなきゃいけない音声ファイルなどを
流しっぱなしにしていました。
途中、うとうとしてしまうのですが。

その中で、急に自分はロンドン出身だという
根拠のない自信がでてきました。
そして、だから英語もわかるのだという。
こういう感覚ってなんなのでしょう?

やはり、熱にやられると
こういうことが起こるのでしょうか?
小さい頃は、よく天井の模様が崩れ落ちるような
流れ始めるような気持ち悪い感じがしたのですが。

2006/11/24

勤労感謝の日に思う。一歩踏み出すこと。

寒い一日でした。夜にはすっかり雨に打たれました。

勤労感謝の日。
会社で働き、それから美容院に。
雨に濡れながら家に帰り、
プロフェッショナルの特別編「トーク」スペシャルを見る。

印象的な言葉がたくさん詰まっていました。
一番は、スガシカオの「一歩踏み出す」というメッセージ。
そうだね。たしかに焦る僕らは、つい、
「十歩進んだ」人たちを見てうらやんでキリキリする。
そうじゃなくて、まず一歩踏み出す。いい言葉だ。

茂木健一郎さんの「やわらか 脳」を
電車の中と、美容室とお風呂の中で読み終えた。
なんだか、ひっかかる。
そうか。もっともっと世の中にぶつかっていこう。
アイデアは世の中を明るくするはずだから。

2006/11/18

「賢い」ことは「悪」と考えたら?











最近、思っていることです。
「賢い」=バランスをとった
常識的な生き方というように感じています。

そこで、「賢い」ことっていいことなんでしょうか?
「賢い」=悪という教育がなされたら
みんな自分の心の動きのままに、
バランスを取る必要もなく、自分を表現できるのでは?

賢い社会ってなんだか嫌な感じがする。
少なくとも、僕は、賢くない社会に住みたい。

ちょっと、感情的を外にだして
気持ちの赴くままに自分を表現していく
コツコツとした人生を送ってみたい。

ということを大竹伸朗の全景展を見て
感じたのだった。思い出したので、書いておきます。

パン屋のおばあちゃんのこだわりに、人生の真意がある?

家の近くにある、おばあちゃんが自分で焼いている
パン屋さんがある。ここかなりうまい。

今日も、買う時に
「メロンパン」と「あんぱん」では
生地がどう異なることを説明してもらった。

自分が一生懸命工夫して作ったものを
自分で説明しながら、お客さんとコミュニケーションを
とって販売する。
また、その感想が聴ける。

このおばあちゃんにとって
仕事とは、まさに自分の楽しみなんだろうなぁ。

こういう仕事の仕方ができるようになるこが
人生の真意ではないかと思う今日この頃です。

2006/11/16

blogは、ホームポジション。

いろんなところで、
いろんな発言をしなきゃいけない立場としては
blogってとても安心する表現場所だと思います。

なんだろう。この感じ。
ホームポジションというか、自分の考えを
フラットにメモしておける場所ですね。

こういう場所を残しておかないと
人間、窮屈になってしまうのでしょうね。
ああ、なんだか何か砦みたいなものでしょうか?

こういう場所をちゃんと残しておきたいなぁ。

2006/11/13

「65点男」と言い切ってしまう強さ。

TV東京のカンブリア宮殿ゲストは、
サマンサダバサの社長寺田さんだった。
そのなかで、自分のことを「65点男」と言い切っていました。
もっとも印象的な表現でした。

否定的に言うわけではなく、「65点男」と言い切る。

さあ、明日から自分のことを「65点男」と表現したら
100点を目指さず、リラックスしながら、
肩に力が入っていない自然体の生き方ができるかもしれない。

今の時代。気負う感じが気持ち悪い。
だからこそ、65点ぐらいがちょうどいいのかもしれない。

2006/11/12

「アート」が集客力があるのはなぜか?

ここのところ、美術館巡りを立て続けにやってました。
青森県立美術館。奈良美智のAtoZ展。
オペラシティでやっている伊東豊雄の建築「新しいリアル」。
東京都現代美術館でやっている大竹伸朗の全景展。

どこにいっても、それなりに集客があります。
数年前には、こんなことがなかったように思えます。
そこで、訪れている人を分類分けしてみました。

■インテリとしてのアート
高所得層が文化意識、インテリな生活・知識へ
興味を向けているようです。
ペンなどのデザイン誌で取り上げている影響も強いです。
輸入車や時計などと同じで、語る記号としてのアートです。
また、美術館での時間やシーンがもたらす非日常感も大事です。

■美大生のロールモデル探し、勉強としてのアート
自分を投影したり、自分のレベルとの比較。
学校ではまったく手に入らない、
ロールモデル探しでもあるようです。
アーティストの若い時代の作品のほうに
強く興味をもっているのも特徴的。
アーティストの孤独感や叫びを一番共感できる層かもしれません。

■デートとしてのアート
自分を良く見せるための記号であり、
はずさないという安心感もあるのでしょう。
文化に対する関心をアピールでき、
会話のきっかけも作れ、同じ時間、同じ体験を共有できる。

とこの3タイプが主流のようです。
個人的には、アートを見に行くことで
結局、自分に向き合うことができるのがいいと思うのですが。
どうでしょう?

2006/11/05

孤独時間を埋めるためのメディア

TVの特殊性について、最近考えていました。
そんなに高尚なことじゃないんだけど。

リモコンでスイッチを入れれば、
あちらから番組を流してくれる。
テキトーに間を埋めてくれる。

ケータイは暇な細切れ時間を埋める力を持っているけど、
テレビはどうしようもなく、寂しい時間を結構ロングに
埋める力を持っている。無駄な時間を無駄と考えさせずに。

すごいことだよなぁ。
こんなメディア。ほかにないからね。
ここまで、受動的な人にぴったりなメディアって。

世の中のメディアや技術が
積極的な人向けにどんどん進歩している中、
取り残されている人を取り込めるかは、
ここにヒントがある気がしています。

そうそう。世の中の人気ランキングは
時間のある暇な人たちが作っているという話があります。
映画ランキング、CDランキングとかとか。
そして、そのランキングを見て忙しい人たちが
自分の消費選択の決定の参考にしている。
つまり、結局世の中のマスを動かしているのは、
この受動的で、時間の余っているマジョリティです。
って、考えるとぐるっとまわって、テレビってすごいな。
やっぱり。

2006/11/04

公衆電話のリデザインを頼まれたら?

ときどき、やるのですが。ちょっと変ですけど。

突然、政府か何かから、公共施設などの見直しアイデアを
聞かれたらどうする?って自分に問いかけることがあります。

たとえば、「公衆電話」。
すでにほとんど使われていないものですが
これを社会をハッピーにするために
考えてくれ、って頼まれたら。。。

・誰でも、10分間だけ一人になれる空間として提供する
・占いスペースなど、小スペース商業スペースとして提供する
・ボックスごとにテーマ制をもった小図書館として提供する
・フリーペーパーボックスとして、貸し出す
・音楽をダウンロードできるジュークボックス
・300円で利用できる酸素ボックス
・自転車通勤者にうれしいシャワールーム
・ノートブックやケータイの充電スペース
・もっとも省スペースのコンビニエンスストア
・「やさしい場所」という悪意からの避難地帯
・地域のアイデア、ボランティア提供掲示ボックス

と、次々とこんなことをいつも考えています。

2006/11/02

「ワークライフバランス」が支持される社会

最近、あちこちで「ワークライフバランス」って言葉を耳にしますね。

仕事と家庭のバランスとか
心の余裕を求める、今にはまって支持されるコンセプトだと思います。

でも、人によるのかもしれませんが
僕の場合は、タイトルにあるとおりで
「孤独に考える」と「チームで成し遂げる喜び」のバランスのようです。

一人で考える時間がある程度ないと爆発します。
一方で、何かをみんなで作りあげる文化祭的な楽しさも大好きです。
この二つがバランスとれてできているときが
自分の人生でもっとも楽しい瞬間のように感じてます。

なにを言いたいのかまだ、ちゃんとまとまってませんが
考え中のことを書いておく場所なので書ききってしまいます。

自分の本当に好きなことを、じっくり仕事にしている人は
ライフワークバランスなんて、必要がなくなるように思います。
ライフワークバランスって、声高に言って、
みんなが共感している社会ってものすごく貧しい社会かもしれませんね。
ローマ時代の奴隷とは、サラリーマンのことって言いますしね。
貧乏でも、社会的に身分が低くても、じっくりこつこつと
好きなことを仕事にしている人を僕は尊敬します。